平成25年8月7日 白山・御前峰 2702m &お花松原
12-10.22*17-6.12*(平瀬道)19-10.7*20-7.6*(平瀬道)21-8.9(お花松原)*22-7,5*(展望歩道からの御来光)22-8,24*23-7.21(大汝峰)*24-10.9
北陸地方もやっと梅雨が明けた。早、立秋である。しかし予報では猛暑が続き、夏山シーズン到来である。 花の白山も登山者で賑わうことだろう。お花松原へも行きたいので、週末の交通規制を避けて時間の制約を受けない平日登山をする。 前日の19時にシャワーを浴び、近くのファミリーレストランで夕食をすませ出発。 0時30分に別当出合に着く。直ぐに登っても、私達の脚力では御来光に間に合うか微妙な時間だったので、仮眠してから出発する。 |
|
4:20別当出合〓5:03中飯場〓6:30〜37甚ノ助避難小屋〓7:00エコーライン分岐〓8:12黒ボコ岩〓8:28室堂〓9:22〜10:10御前峰〓11:05大汝峰分岐〓12:12〜30お花松原〓13:58大汝峰分岐〓14:5〜15:074室堂〓15:21エコーライン出合〓16:24砂防新道出合〓16:40〜55甚ノ助避難小屋〓17:55中飯場〓18:30別当出合 |
後半へ(御前峰〜お花松原〜エコーライン) |
空は満天の星だ。平地は熱帯夜だろうが ここは気温18℃。 レースの生地を防虫網にして窓を開けて寝ていると寒い。 涼しいうちに高度を上げておこうと 懐中電灯を持って4:10分に出発する。 |
|
登り専用の石段を登る頃には明かるくなってくる。 |
中飯場のトイレ。水が冷たくて気持ちがよい。 |
不動滝 |
赤兎山だろうか? |
タマガワホトトギス |
センジュガンピ |
オオハナウド |
キツリフネ |
オニシモツケ |
ルイヨウボタン |
ゴゼンタチバナ |
カニコウモリ |
オオバミゾホオズキ |
ミヤマキンポウゲ |
ミヤマシャジン |
|
甚之助避難小屋(トイレ・水場) |
|
別山(高く見える御舎利山の右)。 気温は11℃、いつの間にか汗をかかずに登っていた。 |
|
タカネナナカマド |
シナノオトギリ |
帰り道のエコーライン分岐。砂防新道を登ります。 |
|
順調に登ってきた足が止まります。一斉に咲いたハクサンフウロが凄く綺麗です(写真は駄目ですが・・。)。 |
|
イブキトラノオ |
|
カラマツソウ |
ヤグルマソウ |
モミジカラマツ |
マイヅルソウ |
コバイケイソウと別山 |
|
十二曲りが近づいてきました。登山道も随分と整備されました。右上;黒ボコ岩 |
|
ミヤマダイモンジソウ |
ネバリノギラン |
キヌガサソウ |
ヨツバシオガマ |
クルマユリ |
ハクサンフウロ |
シナノキンバイ |
オタカラコウ |
シシウド |
ミヤマコウゾリナ |
シモツケソウ |
アザミ |
ヤマガラシ |
マツムシソウ(足元から頭上まで細君には呆れます) |
ミソガワソウ |
ミヤマゼンコ |
ミヤマホツツジ |
クロクモソウ |
イワギキョウ(白) |
イワギキョウ |
ヒメクワガタ |
オンタデ |
ミヤマウイキヨウ |
カワラナデシコ |
花の多い「十二曲り」周辺です。 |
延命水。室堂にもあるが山頂でのカップラーメンの水を補給する。 |
チブリ尾根にかかっていたガスが無くなっている。 ご来光を拝めて感激した室堂泊まりの登山者とすれ違うようになる。 |
|
黒ボコ岩に着きました。花の観察も暫くは一段落です。 |
白山が見えた。弥陀ヶ原の木道を歩き、岩がゴロゴロするハイマツ帯の五葉坂へ。 |
|
弥陀ヶ原。今年は大当たりのコバイケイソウの群落。下山は少し遠回りだがエコーラインにしよう。 |
|
コケモモ |
室堂周囲のクロユリは終わっていた。 |
天候によっては、お花松原への直行もあったが・・。 |
ページの頭へ |
甚之助避難小屋でおにぎり1ツ食べる。山頂ではビールで乾杯後、カップラーメンを食べるのがやっと。 岩陰に置いていたリュックの温度計は28℃。予想以上に暑い。 展望を楽しんだ後に火口跡の紺屋ヶ池へ下る。 |
|
別山 荒島岳 赤兎山が望まれる。 遠くは蕎麦粒山・伊吹山も? |
|
大汝峰 紺屋ヶ池 剣ヶ峰 肉眼では笈ヶ岳も薄っすらと。 |
|
薄っすらと北アルプス、 猿ヶ馬場山(残雪期に登りたい山) 手前;奥三方岳・三方崩山 |
|
平瀬道(大倉尾根) 白水湖 肉眼では御嶽山が望まれた。 |
お花松原へ
御前峰から下山 北から見る御前峰は様相が全く違う。 岩に付けられた目印の赤ペンキを 頼りに慎重に下る。 |
|
油ヶ池 大汝峰 紺屋ヶ池 |
|
イワヒゲ |
ミヤマタネツケバナ |
イワツメグサ |
コイワカガミ |
タテヤマリンドウ |
ツガザクラ |
左端;剣ヶ峰 中央;御前峰 油ヶ池 |
|
大汝峰 翠ヶ池 |
|
チングルマ |
|
血ノ池を見てお池めぐりを中断。大汝峰の肩へ。 |
大汝峰登山口 左;七倉山 右;中宮道(お花松原へ) |
中宮道入口。昨年、取立山から護摩堂山を縦走したときに案内してくれた地元の女性とすれ違いました。 どうも、私は目立つようだ。 約340mを一気に下ります。 暑さもあり辛い下りでした。 前回よりも雪渓が大きく感じられます。 |
|
帰りのことを思うと足が降りません。 あの辺りかな? |
|
ズルズル滑る雪渓。しかし、涼しくありません。 |
|
融けた雪渓の後にハクサンコザクラが咲く。 |
|
やっとお花松原に到着。 私達が最終の訪問者です。 暑くて 二人とも限界に近い歩きでした。 帰りの登りに不安一杯です。 |
|
黒い絨毯になる予定のクロユリ群生地はあまり咲いていませんでした。 |
|
ミヤマキンバイ・アオノツガザクラ群生地。 |
|
アオノツガザクラ |
ミヤマキンバイ |
オオヒョウタンボク |
ベニバナイチゴ |
オオバタケシマラン | ヒメアカバナ |
アラシグサ |
クロトウヒレン |
お花松原は私達だけです。不安になってきます。 食欲はないが残っている押し寿司を無理やりに詰め込んで戻ります。 時々、ガスが陽を遮り、一瞬涼しくなりますが、焼け石に水です。 登りはもっと辛いだろうと思っていたが、下山時と変わりませんでした(中央の尾根に登山道)。 それでも疲労困憊の二人です。 |
大汝峰(中宮道入口)まで戻ってきました。 登山道が舗装道のように感じられます。 |
|
分岐のある千蛇ヶ池 室堂に戻るには近道があるが、ハイマツ帯で花が殆ど咲いてない。 遠回りだが、花を観察しながら広々した室堂平を歩くことにする。 |
千蛇ヶ池 |
チングルマ |
ミヤマアキノキリンソウ |
疲れた足腰、アングルはどうでもいい、綺麗だったので立ったままパチリ! |
|
ズームアップでパチリ! |
|
室堂の赤い屋根が見えましたが、長く感じられる道則でした。 |
|
ガスが流れ見えなくなった御前峰。 |
やっと室堂に戻ってきました。 「冷たいものが欲しいよ。カキ氷かソフトクリームを」 ビールしかありません。パス ロビーは今日の宿泊客の応対で忙しそうです。 ここまで戻れば暗くなっても下山できます。 しかし、明るいうちに下山したいですね。 五葉坂を下り、弥陀ヶ原で遠回りですが エコーラインを下ります。 |
エコーライン
エコーラインのコバイケイソウ。 |
|
見納めの白山とハクサンコザクラ |
|
ニッコウキスゲ |
|
南竜山荘とコバイケイソウ。 |
|
イワイチョウ |
アカモノ |
コシジオウレン |
カライトソウ |
南竜山荘分岐。 水平道を歩き砂防新道へ。 |
砂防新道出合。朝の道を下ります。 |
暗くなる前に戻ることができました。 |
4:10〜18:43の山旅を無事に終える。 |
今年は雪が多く、梅雨明けも遅かったので心配した花だったが、一斉に花々が咲いたようで 初々しい花が多く見られた。中でもハクサンフウロの濃いピンク色が印象に残る。 空木岳よりも更に酷い筋肉痛が3日間も続き、このレポが仕上がる頃に、やっと和らいできた。 |