平成25年3月12日(火) 銀杏峰(げなんぽ)1441mから部子山(へこさん)1464mまでスノーハイク

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山行地図 周辺地図(中心は駐車場)

  銀杏峰18/3.522-6,16  部子山22,6,25(避難小屋に泊まる)  

 快晴の予報だ。先日の赤坂山ではスノーシューのベルトを締め過ぎたため、足の小指に豆ができてしまった。山は暫く休むつもりでいたが、遠出をしても裏切られる天候ではなさそうだ。少々の痛さは我慢して登ることにする。
前から登りたかった雪山の部子山だ。部子山は無積雪期には林道を使用すれば数十分で登れる。
冬季は道が無くなる。唯一の手段が銀杏峰からで、藪が雪に覆われた稜線を登る。この稜線を空中スノーハイクしたかった。

 前夜、目覚ましを2時50分にセットして20時過ぎに布団の中へ。いつの間にか寝てしまい0時45分に目が覚める。高速料金深夜割引で行く予定だったが、下道から行くことにして1時15分に出発する。 
行き〓京都南IC〜京都東IC 250円  帰り〓福井IC〜敦賀IC 750円+京都東IC〜京都南IC450円

帰宅時大野盆地より   中央;銀杏峰 右端;部子山 中央右が登った尾根

6:30宝慶寺いこいの森登山口〓8:23〜28 P1150〓9:28〜9:38銀杏峰〓10:20 P1294〓11:05〜11:27部子山〓12:50〜13:40銀杏峰〓15:35登山口   19:45枚方着

登山口から銀杏峰 3.9km   銀杏峰から部子山 3.5km  総歩行距離14.7km(GPS)


植林内へ
福井市から国道158号線を走り、大野市で
宝慶寺いこいの森の標識を見て県道34号線へ。
宝慶寺への橋を渡らずに左へ数百m走る。
除雪はいこいの森までされている。

 5:15分に宝慶寺いこいの森登山口に着く(トイレ有り)。
30分ほど仮眠してから登山準備をする。

今日は暖かくなるらしいが、放射冷却で氷点下4度。
アイゼンを着けて『名松コース』より登る。。


雪はガチガチ。アイゼンがよく効きます。この先で再び植林内へ。

植林の斜面を登ります。踏み跡は薄かったのですが、上へ登れば迷わない。
枯れた『羽衣の松』から自然林になる。
別道があるようで踏み跡が増えたように思える。

見返りの松・仁王の松辺りから大野盆地を囲む山々が見え出します。

見返りの松。

仁王の松。我が家の庭に・・。家を潰さないと。

右端に荒島岳 何度も振り返りながら登ります

樹越しからの越前甲

経ヶ岳・白山も見え出しました。快晴です。
無風。  雪はガチガチの急な坂ですが、もっとキツイ坂があるのを覚悟して登っています。 アイゼンは良く効いています。

標高1000m付近。見えてきました1150mのピークです。  前回は緩んだ雪でズルズル滑り疲労困憊したピークです。
ピークからは左の稜線を登ります。 下の画像。

銀杏峰山頂だと錯覚します。頂上は更に奥(北)で未だ見えません。


ピークへの登りです。 凸凹のガチガチ雪で少し歩き難いです。

滑らないので余裕のポーズです。 眼下に『いこいの森』が見えています。

踏み跡のない斜面に移動して撮影。しかし大変。やはり滑ります。

ここを登ろうと思ったが前爪のない六本アイゼンではガチガチの雪に爪が入りません(恐怖)。凸凹に戻ります。


P1150に着きました。 大ホームランの展望です。

荒島岳


風が吹き付けます。身体が冷える前に出発します。

深さ3mほどの根回り穴。未だ地表は見えていません。

積雪5m以上はありそうです。 流石、奥越です。

中央辺りが銀杏峰山頂か?

縦走する予定の部子山への稜線。 雪も締まっているし楽勝かな?

今日は日本海も見えています。  登って来た尾根。谷間には『いこいの森』(中央付近)


風が強く、身体が冷えてきました。

広い雪原  山頂は何処だ。

部子山への稜線だがなだらかに感じる。

「奥越の登山者はいいな〜」「渋滞はないし。天気を確認してからでも登れるのだから。しかし誰も登って来ない。もっといい山に登っているのかな」


やっと見えました銀杏峰山頂

富士写ヶ岳〜浄法寺山〜越前甲方面

銀杏峰頂上からの展望。午前と午後の画像を掲載。 山座同定、間違っていたらごめんなさい。


西方面  福井市と日本海

北〜北東方面


丸山の手前に薙刀山・野伏ヶ岳があるが同定できず。

荒島岳後方には穂高連峰・槍ヶ岳が。

荒島岳  大日ヶ岳 乗鞍岳


東方面   御嶽山の左前は位山・川上山か。

御嶽山の右(東南東)には中央アルプスが望まれた。

南東方面   恵那山の左;奥三界岳?  右端は平家岳?奥;高賀山?。

南南東方面  左;屏風山 手前;姥ヶ岳  右;能郷白山

南方面  左奥;伊吹山  蕎麦麦山   中央奥; 三国岳 ・烏帽子岳・三周ヶ岳の山塊 手前;冠山?  

伊吹山 ズームアップ

部子山へ空中スノーハイク



画像では少し下り平坦な尾根道を歩き、登れば部子山山頂に思いますよね。
地図では分かっていたがアップダウンが。


P1294からの部子山。 急な箇所もあるな。  

鞍部より部子山への登りです


部子山(標高差210m)への登りです。 雪は相変わらずカチカチです。六本アイゼンでも大丈夫だと思います。

やがて、緊張する地点に。

急勾配になる。ガチガチの雪に六本アイゼンが刺さりません。前爪のある12本だと直登できるのかな?
斜めにジグザグに登ります。硬い斜面の雪をアイゼンで削り、山側の爪3本をしっかりと刺しながら登っていきます。
滑ると止まらないでしょうね。

やっと急斜面を脱した私です。 日本海が広がります。  浄法寺山 越前甲などの加越国境の山々を望む。

中央左が越前甲(越前大日山)、加賀大日山
6本爪アイゼンを買った時は、こんな山に登るとは想像していなかった。

登りきったと思ったら部子山山頂はさらに奥でした。

部子山頂上


銀杏峰山頂と御嶽山  

荒島岳  乗鞍岳

槍ヶ岳・穂高連峰  荒島岳  大日ヶ岳

恵那山

南アルプス

中央アルプス

姥ヶ岳  能郷白山

烏帽子岳 三周ヶ岳かと思って撮ったが自信はないです。

比良山の蓬莱山・武奈ヶ岳を遠望。 両白山地の山々

比良山 越前市方向

前回は避難小屋まで車で来る。そして小屋で泊まった。
 アンパンを1ツ食べ、昼食は銀杏峰ですることにして、雪が緩む前に下山する。

新たに足場を作りながら下山。

P1294への登り

何処を歩けば近道かな。表面だけ融け始めた。

静かです。 雪を踏む音だけです。

吹き溜まり箇所は真っ白な雪ですが、黄砂か花粉のためか、黄色っぽい雪になっています。春を感じる雪です。

戻ってきました。 煮込みラーメンで食事です。

今朝の踏み跡と新たに長靴跡が残っていた。それでも方向を確認して下山する。
細君の方向確認は白山方向です。右の尾根に行かないかと見ていましたが行きませんでした。
登山者が少なく、気温が高いとトレースが無くなる可能性がある。注意しよう。

部子山も見納めです。初めての稜線で少し緊張しましたが楽しい空中散歩でした。

さすが奥越の山ですね。積雪が凄いです。



最後はスノーシューが欲しかったのですが
 使用しませんでした。

無事に下山。

平成18年3月に銀杏峰に登って以来
体力がある間に銀杏峰から部子山へ縦走したかった。
やっと念願を果たすことが出来、
最高に嬉しい日になりました。

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