平成22年5月16日 奥越・A銀杏峰(1441m
登山口から見上げると、山頂付近にはガスがかかっているので、ゆっくり登ることにする。登山口の鳥居を潜り尾根道を登ると林道にでる。林道を左へ20mほど歩き、法面にある道を登ると、再び尾根に取り付き鉱山跡に着く。
迷う心配のない急坂が続くが、新緑とタムシバの花が癒してくれる。
ブナの大木がある『標高1100mポイント』を過ぎる。そして、『此れより急登要注意。海抜1200m』ポイントに着く。「今までもきつかったのに、更に急登?」と思ったが、身体も慣れてしまったのか、それともペースが遅いためか辛く感じなかった。
『1300mポイント』を過ぎて、2分ほど登ると『此れより極楽平・1380mポイント』とある。2分で80mも登るのだから健脚な私たちだ?
山頂のガスはなくなっていた。残雪の部子山の山容が美しい。夜露で濡れたカタクリは、未だ閉じているが、戻る頃にはお花畑になっているだろう。
残雪がある湿地にはザゼンソウが咲いている。サンカヨウは10日もすれば咲きそうだ。
前方に小高い山頂が見える。山野草保護のためロープが張られた山頂への登りになると、道端にはオオバキスミレ・ハルリンドウが咲く。
登山口。山頂付近にはガスがかかっていた。 スミレサイシン |
林道を横切る。 |
先ずはイワウチワがお出迎え。 |
タムシバも |
標高1100mのブナの木とタムシバ お目当てのシャクヤクを見つけるが蕾だった。 |
ショウジョウバカマ |
昨日ような白山は観られそうもないな。 今日は花を楽しもう。 しかし、花は未だ眠っている。 |
エッ! 此処までは急登じゃなかったの? |
部子山にかかっていたガスが切れた。 |
オオカメノキ |
残雪期は虫に悩まされるのが常だが、早朝登山なので助かった。 |
部子山よ。積雪期に登るぞ! おそらく? もしかしたら。・・・。 |
エンレイソウ |
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ザゼンソウ |
山頂が見えた。 白山 岐阜県側は雲が多いな。 |
誰もいない銀杏峰頂上に着く。360度の展望だが荒島岳・能郷白山にはガスがかかる。
あまり食欲はないが、リュックを軽くするため食事にする。
虫に悩ませられずに山頂まできたが、虫が飛ぶようになる。
そろそろ、カタクリやキクザキイチゲは開いているだろう。
往路を下山する。明るくなった下山道は、登りとは違った雰囲気になり、多くの登山者と出会う。
残雪期のブヨには平行するが、長く続いたカタクリとキクザキイチゲのお花畑に癒される。
ハルリンドウは閉じていた。 オオバキスミレ エチゴキジムシロ |
銀杏峰頂上 |
荒島岳と白山 |
姥ヶ岳は見えるようになったが、能郷白山のガスは切れない。 |
姥ヶ岳 |
下山。植物保護のため山頂直下にはロープが張られていた。 |
ハルリンドウ |
ミチノクエンゴサク |
開いていたカタクリ |
姥ヶ岳の奥にやっと能郷白山が望まれた。 |
○○スミレ |
キクザキイチゲ |
色が濃いほど朝寝坊。 |
キクザキイチゲ |
ウスギヨウラク |
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ムラサキヤシオツツジ |
ニリンソウ |
無事に下山する。 |
ヤマエンゴサク |