平成22年5月16日 奥越・A銀杏峰(げなんぽ)1441m


年度別


中央の尾根を登る。(前日撮影)


白山を見ながら前夜祭。
満天の星と大野市の夜景が良かった野営地。

今夜は気圧の谷が通る。
予想は車方向からの風だと思ったが・・。

19:30に鳴った軽帯電話に気付かず寝ていたが
風の音に起こされる。
21時。石を集めて風対策。
教訓  見晴らしのよい所は風が強い。

 前日、火燈山・小倉谷山登山を終え大野市に移動する。大野市に入ると、越前甲か経ヶ岳に登りたくなるが、春に登ったことがある。
銀杏峰は『宝慶寺いこいの森』から雪山の時に登っただけ。今回は夏コースから登るので経験しておきたい。

 スーパーで夕食の食材を調達後、国道158号線から県道34号線を走り宝慶寺へ。宝慶寺手前の橋に来るとT字路なっている。『宝慶寺いこいの森』の標識に従い左折すると『いこいの森』に入り、更に林道を3、5kmほど走ると、登山口の標識と鳥居があった。
登山口には駐車スペースがあったが、白山と大野市街地が見える少し戻った所で野営する。



6:08登山口〓28鉱山跡〓8:00極楽平1380m〓8:20〜9:20銀杏峰〓11:30登山口


 登山口から見上げると、山頂付近にはガスがかかっているので、ゆっくり登ることにする。登山口の鳥居を潜り尾根道を登ると林道にでる。林道を左へ20mほど歩き、法面にある道を登ると、再び尾根に取り付き鉱山跡に着く。

 迷う心配のない急坂が続くが、新緑とタムシバの花が癒してくれる。
ブナの大木がある『標高1100mポイント』を過ぎる。そして、『此れより急登要注意。海抜1200m』ポイントに着く。「今までもきつかったのに、更に急登?」と思ったが、身体も慣れてしまったのか、それともペースが遅いためか辛く感じなかった。
1300mポイント』を過ぎて、2分ほど登ると『此れより極楽平・1380mポイント』とある。2分で80mも登るのだから健脚な私たちだ?

 山頂のガスはなくなっていた。残雪の部子山の山容が美しい。夜露で濡れたカタクリは、未だ閉じているが、戻る頃にはお花畑になっているだろう。
残雪がある湿地にはザゼンソウが咲いている。サンカヨウは10日もすれば咲きそうだ。
前方に小高い山頂が見える。山野草保護のためロープが張られた山頂への登りになると、道端にはオオバキスミレ・ハルリンドウが咲く。


登山口。山頂付近にはガスがかかっていた。

スミレサイシン

林道を横切る。

先ずはイワウチワがお出迎え。

タムシバ

標高1100mのブナの木とタムシバ
お目当てのシャクヤクを見つけるが蕾だった。

ショウジョウバカマ

昨日ような白山は観られそうもないな。
今日は花を楽しもう。
しかし、花は未だ眠っている。

エッ! 此処までは急登じゃなかったの?

部子山にかかっていたガスが切れた。

オオカメノキ


残雪期は虫に悩まされるのが常だが、早朝登山なので助かった。

部子山よ。積雪期に登るぞ! おそらく? もしかしたら。・・・。

エンレイソウ

ザゼンソウ

山頂が見えた。  白山 岐阜県側は雲が多いな。

 誰もいない銀杏峰頂上に着く。360度の展望だが荒島岳・能郷白山にはガスがかかる。
あまり食欲はないが、リュックを軽くするため食事にする。
虫に悩ませられずに山頂まできたが、虫が飛ぶようになる。
そろそろ、カタクリやキクザキイチゲは開いているだろう。


 往路を下山する。明るくなった下山道は、登りとは違った雰囲気になり、多くの登山者と出会う。
残雪期のブヨには平行するが、長く続いたカタクリとキクザキイチゲのお花畑に癒される。


ハルリンドウは閉じていた。


オオバキスミレ

エチゴキジムシロ
銀杏峰頂上



荒島岳と白山

姥ヶ岳は見えるようになったが、能郷白山のガスは切れない。

姥ヶ岳

下山。植物保護のため山頂直下にはロープが張られていた。

ハルリンドウ

ミチノクエンゴサク

開いていたカタクリ

姥ヶ岳の奥にやっと能郷白山が望まれた。

○○スミレ

キクザキイチゲ

色が濃いほど朝寝坊。

キクザキイチゲ

ウスギヨウラク

ムラサキヤシオツツジ

ニリンソウ

無事に下山する。

ヤマエンゴサク

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