平成18年3月5日 銀杏峰(げなんぽ) 1441m


名松コース

県道34号線からの荒島岳
水田には1m近い積雪。

 銀杏峰から部子山まで雪上を歩いてピストンする計画を立て、早朝出発する。
湖西道路(国道161号線)を走り敦賀(4:50)から北陸自動車道に。福井ICで降り、国道158号で大野市に入り、県道34号線で宝慶寺へ向かい、宝慶寺への橋を渡らずに左折して凍結した車道を数百m走ると登山口がある『宝慶寺いこいの森』入口に着く。

3:10枚方〓6:48宝慶寺いこいの森〓7:28羽衣の松〓8:42ピーク(前山?)〓9:30〜36小高いピーク〓10:10〜50銀杏峰〓12:40宝慶寺いこいの森

【名松コース】


水場のある登山口。
駐車場には私の車だけ。

登山口から少し登ると荒島岳が望まれた。

羽衣の松

仁王の松。

中央に越前大日山と大野市街地望む。

ブナ林になると前山への急坂に。

 登山口前は除雪されており十数台の駐車スペースが確保されていた。初めての山なのでコースに不安があったが登山口まで見に行くと前日のカンジキ跡が残っている。トレースを頼りに登れそうなので安堵してアイゼンを付けて出発。
 登山口からスギ林内の稜線への急坂だが数分登ると柔らかい朝日を受けた荒島岳が見え出す。雑木林の稜線になり、羽衣の松を観、更に10分ほど登ると仁王の松があった。
斜面を登り左の稜線に辿り着くと大野市街地が広がり白山と奥越の山々が見え出す。


前山に登ると小高いピークへの稜線が。

銀杏峰から部子山への稜線冷たい強風だったがココで休憩する。


殆ど落ちていた樹氷

 前方に立ちはだかるピーク。「銀杏峰山頂かな?」と思う。段々とブナ林の急斜面になって来るとジグザグになっているトレースを登るが、下山用の直線のトレースを登ると滑り登れない。「急がば回れ」だった。
「山頂かな?」と思ったピークは前山のようだ。更に稜線の先には小高いピークが見える。「あれが山頂かな?」と再度思い休まずに登ると部子山への稜線が見えはじめる。
 冷たい風が吹き抜ける小高いピークに着くと更に前方に銀杏峰山頂と思われる山が・・。展望が良いので寒さを我慢して衣服を着込んでからお菓子を食べながら休憩する。ここで、今日の雪質では部子山までは無理だと感じて諦めることにする。
部子山を諦めると気分的には楽な山歩きになる。前方に見える台地状の山が「銀杏峰山頂でなくてもいい」と居直る。登り切るとやっぱり山頂ではなかったが、前方の小高い所に祠が見えた。

【銀杏峰頂上にて】


銀杏峰頂上。姥ヶ岳と能郷白山(奥)

銀杏峰頂上にて。 越前大日山方面

白山望む

荒島岳望む

冷たい風を避けて東側で食事する。 中央に姥ヶ岳・能郷白山(奥)

南方面

部子山への雪原

 予定していた時間より遅れて、祠と三角点がある銀杏峰頂上に着く。
展望は360度の大パノラマだ。北に大日山から白山、東に荒島岳から姥ヶ岳・能郷白山へと、南には冠岳・金草岳の両白山地の山々と伊吹山地と蕎麦粒山、西は部子山へと続く雪原の稜線が素晴らしい。
 今日は暖かくなるだろうと缶ビールを持ってきたが寒いので非常用のブランディーをお湯割にして飲む。そして定番の煮込みうどんを食べる。

【下山】


越前大日山

大野盆地と越前大日山(中央)

 誰にも会わないまま往路を下山。持参の簡易ソリで尻セードを試みるが雪が柔らく駄目だった。
前山手前で単独の男性と夫婦連れに出会っただけで静かな山歩きを楽しむことができた。

初めての山はコースが分からないため不安を感じ、時間に余裕を持たせようと休憩が少なくなってしまう。更に「山頂は未だか」と思いながら登るので精神的にも疲れてしまう。
次回登る時は、少しは楽に登れると思うので雪の締まった時期に部子山まで挑戦してみたい。


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