テクテク鎌ヶ岳・御在所岳

平成17年4月24日 D鎌ヶ岳 1161m D御在所岳 1212m

H8・10.6 ・5.6  H16・11.21 
鎌ヶ岳・御在所 水沢峠から鎌ヶ岳 御在所岳・国見岳
花の季節で皆さんから情報を戴き、カタクリ・イワザクラなど観たい花はたくさんある。そして展望もみたい。よく深い我輩は山行予定が決まらない。
インターネットで検索していると鈴鹿でアカヤシオが咲いているらしい。
決定、まだ歩いたことが無い長石谷から登り鎌ヶ岳へ、そして御在所岳から中道を下山することに。

4:20自宅〓6:10一ノ谷山の家前〓6:19長石谷出合(登山口)〓8:35岳峠〓8:50〜9:13鎌ヶ岳〓10:02武平峠〓10:54〜11:55御在所岳(一等三角点)〓12:26中道出合〓14:15一ノ谷山の家前  16:40自宅着


長石谷出合

広い河原に下りてくる

長石谷を遡上

小さな滝・淵がある長石谷


伏流になる。 樹林が美しい

アカヤシオ
今回も鈴鹿スカイライン一ノ谷山の家前に駐車する。ここからの登山者は私達が一番手だった。
車道を三重県側に50mほど下り、中道コースを湯ノ山温泉方向へ下ると車道に出る。車道の左右に建物のある手前が長石谷出合で堰堤が見える。右からの谷にかかる橋を渡り、堰堤を右から巻いて杉林へ。数個の堰堤を過ぎ、長石谷に下りると広い川原にでてくる。川原に出るまでが険しい道だった。
川原を遡上する。そして、もう一度右の林に入り再び谷に下りると渓谷を観ながらの沢歩きとなる。両サイドの岩肌にはイワウチワ・ショウジョウバカマが咲き、小さな滝、淵ありである。
  イワウチワの群生に惹かれて小さな谷に入ると花が咲いている。「もしかする」と思い、近寄るとイワザクラだった。鈴鹿では希少種になっている植物で、山登りを始めてから一度は観たいと思っていた。昨年、舟伏山(美濃)に登って初めて観察して喜んだのだが、鈴鹿で観られて大感激だ。だから山登りが止められない。
 長石谷は伏流となる。明るくなった頭上の山斜面には新芽を出し始めた樹木に混じりアカヤシオが咲いている。

鎌ヶ岳南斜面のガレ石

岳峠より四日市方面

 ササが茂り、見上げると鎌ヶ岳南斜面の荒々しい岩肌が見えだし急登するとやっと岳峠に着く(標示なし)。振り返ると長石谷越に伊勢湾が望まれ知多半島が霞んで見えている。
 鎌ヶ岳山頂は、あとひと頑張り。ガレ石を積み上げたような道を喘ぎながら登ると素晴らしい展望が迎えてくれた。


鎌ヶ岳の岩壁と水沢峠への稜線

アセビ

アカヤシオと新緑

 鎌ヶ岳山頂にて
 

 鎌ヶ岳山頂に着く。恵那山・御嶽山・乗鞍岳・白山、南には遠く台高・大峰山脈が遠望できた。だから山登りは止められない。おにぎりを2個食べながら展望を楽しむ。

  鎌ヶ岳より  左に北アルプス・乗鞍岳  右に御嶽山   御在所岳と白山

武平へ


クサリとロープを利用して下山

鎌ヶ岳望む

御在所岳とアカヤシオ

御在所岳へ。9時過ぎだったので直下のクサリ・ロープ付きの急斜面も渋滞なくスムーズに下山。
三ツ口谷分岐を過ぎると傾斜も緩やかになり樹林内へ。途中の岩峰からは険しい山斜面の鎌ヶ岳を望み50分ほどで武平峠に着く。


御在所岳へ

武平峠より登り返す。陽が当たる南斜面だが無風の岩上でも休憩できる暖かさだった。下山してくるハイカーに「白山見えましたか?」と尋ねると「白山見えるの?」と逆に尋ねられる。私たちみたいに展望・花・健康維持・ストレス発散と欲深い人間には勿体無い山歩きだな〜。
きつい登りも40分ほどで、道端にハルリンドウが咲く舗装道を歩き山頂へ。

岩場で鎌ヶ岳を観ながら休憩する。

御在所岳山頂

階段を登り、御在所岳一等三角点での撮影は後にして、西の展望の良い岩場に行く。白山・御嶽山も見えている。展望を楽しみながらビ−ルと煮込みうどんを食べる。
 三角点で写真を撮って下山。鎌ヶ岳でおにぎりを食べ、休憩でゼリー、そして早い食事で満腹状態になり、身体が重く感じる。中道出合に着く頃には軽くなるだろうと観光客とハイカーでごった返す広い山頂を歩く。残念ながら山頂のアカヤシオは蕾が固い。狂い咲きの1輪もない。

御在所岳一等三角点より西へ70mほどの地点にある展望の良い岩場

霊仙山の奥に伊吹山  中央に荒島岳?  右,藤原岳の遠方に白山

中道を下山


展望台のある中道出合

アカヤシオが咲く時期の撮影ポイントなのだが

鎌ヶ岳

鎌ヶ岳望む。  左の谷が遡上した長石谷


御在所岳

初めて中道を下山道に利用すると登りとは違った雰囲気である。岩峰帯辺りからアカヤシオが咲きアルペンムードを楽しみながら下山する。
鈴鹿スカイラインに出ると朝の出発点に戻ってくる。


イワザクラ

イワウチワ

ボタンネコノメソウ

キランソウ

ルリソウ

バイカオウレン

ショウジョウバカマ

フモトスミレ

ハルリンドウ

アカヤシオ

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