2018年(平成30年)3月12日(月) 野伏ヶ岳 1674
                                   24-4.1528-3.17(薙刀山

車中泊の予定で前夜21時30分に枚方を出発。
凍結箇所もなく1時30分に到着する。
荷物を運転席、助手席に移動させ、
残りは収納箱に入れ車外へ。
フラットにした後部座席で仮眠。


氷点下の冷え込みをを想定していたが
3度前後で、登山中の雪質が気になる。、
風が強く山頂での強風も気になった。


駐車地点(石徹白川にかかる橋手前)
トップ
山行地図

6:25駐車場所〓8:00和田山牧場入口〓8:50ダイレクト尾根へ斜面登る〓9:40ダイレクト尾根に載る〓10:55〜11:015野伏ヶ岳〓11:35〜12;25昼食〓14:13和田山牧場入口〓15:40駐車場場所


駐車地点からは野伏ヶ岳山頂部だけ望まれた。

朝になって、風が少し穏やかに。

5分ほど歩くと除雪された林道は終わり。
前日の深いつぼ足跡の連続が凄い。私たちだと泣きながら下山かも。
雪道はカチカチではないので、アイゼンなしで歩けます。

和田山牧場に着くと、野伏ヶ岳の方からの強風。
風景よりも細君、ダウンを急いで着込む。
この風景も3回目となると、、最初のような感激を味わうことはできないが、やはり別世界です。
今回は積雪が多いためか山肌、草原とも真っ白です。

野伏ヶ岳

一昨年に登った薙刀山。「余裕があれば、今回も」と思っていたが。
この強風では縦走は無理ですね。

願教寺山  銚子ヶ峰方面

大日ヶ岳&毘沙門岳

野伏ヶ岳  ダイレクト尾根の雪質はどんなんだろう。登りやすい雪だといいのだが・・。


雪根開きが始まっています。

地図では池の記載。

池近くの老木


小高い小山を右から巻いてダイレクト尾根へ。


反省がいかせずに、又やってしまった。

6年前に初めてダイレクト尾根に挑戦したとき、距離の短縮を狙いダイレクト尾根の三分の一辺りを目指して斜面を登った。
ダイレクト尾根(D尾根にする)に乗ることはできたが、疲労困憊して、結局は時間のロスをしたように思われた。

その時の記憶は今でもあり、次回は出来るだけD尾根の付け根から登ろうと決めていたのだが・・。

D尾根への斜面です。 昨日の踏み跡が沢山あります。
D尾根付け根への踏み跡はなかった。(多分、風で消えたのでしょう)。

今日、林道で抜かれた単独男性、ここから登ったようで、12本アイゼンの爪痕が残っています。
雪質も前回よりも絞まっている。アイゼン無しで、爪痕を辿りながら登ることにしました。



直登でD尾根へ。きついです。

斜面の8割がた登った地点に到達すると、柔らかい雪質に変わり、爪痕がなくなる。
アイゼンを付けたいが足場の悪い急斜面だったので、D尾根に乗るまで我慢することにした。
以後は、キックステップで慎重に登る。

尻セード跡が2本
決して、楽しんだのではありませんよ。後方にいた細君も巻き込みました。
細君は止めようとしたのですが・・。(体重差で無理ですね)
滑ったときは下まで行ってしまうかと思いましたよ。
細君のリュックを握って、必死で私のリュックでブレーキをかけましたよ。
なぜ?腹ばいではなく、尻で滑ったのか疑問ですが。

20〜30m滑って止まりました。本当に苦しくて辛い登りだったのに、泣きたくなりましたよ。

アイゼンは効果なさそうなので、ピッケルで再トライすることにしました。
2年前に購入した安価なピッケルです。今まで出番が無かったので、自宅や山でも邪魔物扱いされ、細君には嫌味を言われていました。

「巻き込みは御免!」なのか、先に登る4本足の細君。
私も追います。手袋は濡れて冷たいのですが、痛くて麻痺するほどではありません。

ピック(のこぎり形)部分を差し込んで登りますが、スムーズに抜けないので時間がかかります。
一歩づつ着実に登るだけです。

斜面では無風だったが、D尾根に辿り着くと、前方からの強風をうける。 山ノ神に「登るな!」と拒否されているのか。

D尾根からはアイゼンを付け、ピッケルはストックの代用。
12本アイゼンが今の主流のようですが、私たちは未だに6本爪です。

背後に大日ヶ岳・毘沙門岳  右端に恵那山が薄っすらと。

細君は再びWストックで登る。 
御嶽山、アルプスが見え出しているのですが、登るのに必死で山頂に辿り着くまで、二人とも気付かず。

平家岳  屏風山方面  中央;小白山   

「前回の薙刀山から野伏ヶ岳に登った方が楽だったよ」と思うほど「D尾根はキツイ!」
林道で追い抜かれた男性とすれ違いました。 山頂には誰もいないようです。
雪の割れ目

割れ目を回避して尾根より左に移動。滑れば谷まで滑落か。 緊張します。
再びピッケルを使用しました。

無事に通過。下山時も怖そうだ。

山頂はもう少し、さらに強風が。
天気予報。晴れマークと気温はチェックしたが、風力まで確認していなかったわ。

北アルプスが見えているのに、細君は未だ気付いていません。 私も知らないで登っていました。
振り向いて気付きました。

山頂の私を撮っています。私は乗鞍岳を撮っています。この後、北アルプスの展望に気付いた細君は発狂。

野伏ヶ岳山頂


長時間いると身体が冷えます。山頂での食事は無理・無理
早々、展望写真を撮りまくるが、ゆっくりとアングルなど考えている余裕はないです。
(望遠で撮った画像は、シャッタースピードが遅くなり、強風で身体が揺れ、ブレブレ画像の多さにがっかり。)


大迫力の白山?  違う、ここからは別山の方が少し高いぞ。 
6年前は別山の方が、より高く感じたのに・・。
野伏ヶ岳山頂部の積雪の違いによるのかな。
 「白山をバックのスナップ写真を撮るの忘れちゃった。」

(山座同定は↓・平成24年撮影) 

平成24年撮影
大パノラマ、ぐるっと360度画像。

東方面   北アルプス 乗鞍岳

大日ヶ岳&御嶽山

南方面 薄っすらと恵那山 毘沙門岳

美濃方面 高賀山三山   平家岳 屏風山などの両白山地の山

手前;小白山 中央奥;能郷白山 姥ヶ岳  右端;荒島岳

能郷白山

姥ヶ岳  伊吹山 荒島岳 銀杏峰 部子山

大野盆地  経ヶ岳

経ヶ岳  奥;越前甲・加賀大日山 赤兎山 大長山

赤兎山から三ノ峰への尾根(杉峠)  鳴谷山方面
  以上360度の展望。

北アルプス

乗鞍岳

山頂からの展望を独占できました。

下山


御嶽山(左端)&中央アルプス 南アルプスも望まれたが撮れず。

ピッケルがあってよかった。

煮込みうどん&稲荷寿司の昼食

・・・・


D尾根から下りると無風。
アイゼン&ピッケルストック&スノーシューへ。 
今日は持参した道具を全部使用。適材適所で使えたと思う。

今朝の強風は? 穏やかな和田山牧場

スノーシューになると緩やかな登り坂でも遅れ気味に。

朝は逆行だった大日ヶ岳

和田山牧場の出口に着いてしまいました。 今年で古希になっちゃうけど又来れるのかな?

林道をシュートカットしたけど尻餅をついたので、そのまま尻セード。


林道は全てが雪道でした。

平日だったので、静かな山旅を楽しむことができました、

無事に下山できました。


帰路にある桧峠近くの『満天の湯』に入り汗を流す。

施設内の飲食コーナーで気になるメニューがあったので、夕食を済ませてから帰宅することにして
飛騨牛ステーキ丼を注文する。 
美味しかったよ。日頃は粗食で腹を脹らませている私には、至福のひと時だった。
細君も喜んでいた。 21時前に帰宅して、冷凍のたこ焼きを「チン」してビールを飲む。

翌日も晴天で洗濯物が良く乾き、早く片付きご機嫌だった。

筋肉痛は、脚ではなくて、肩が痛い程度で支障はない。

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