平成24年7月31日(火)〜8月2日 猿倉から大雪渓〜白馬(しろうま)三山〜天狗山荘〜白馬鑓温泉小屋〜猿倉

 トップ  年度別   白馬三山 初日  白馬三山 3日目   山行ルート地図  周辺道路地図(中心は猿倉)

【2日目】白馬岳2932m〜杓子岳2812m〜鑓ヶ岳2903mから天狗山荘


4:42行動開始〓4:53〜5:02丸山で御来光〓朝食〓6:22〜7:00白馬岳頂上〓テント撤収〓8:13杓子岳へ出発〓9:36杓子岳巻き道分岐〓10:00〜:15杓子岳頂上〓11:45〜12:34鑓ヶ岳(食事)〓13:06白馬鑓温泉分岐〓13:44天狗山荘(テント泊

 前夜20時に就寝したが、24時に目が覚めてからは眠りが浅くなる。3時に近くのテントから携帯電話の目覚まし音が聞こえてくると、堰を切ったように賑やかになり、4時過ぎには50張ほどあったテントは半分ほどになっていた。

 今日は天狗山荘でのテント泊なので急ぐことはない。5時に朝食をゆっくり食べてから行動することにする。
テント内を整理して、「そろそろご来光時間かな?」。丸山に登ると既に昇っていたが、拝むことはできた。

 5時過ぎ、朝食を予約していた頂上宿舎へ。朝もバイキングである。食欲はあるように思えたが、何時もは寝ている時間帯のためか胃腸の働きは鈍く、皿に盛った料理を食べるのが苦痛になってしまう。細君も同じだった。食べ物を捨てるのが大嫌いな我が家、細君の分までお茶を何杯もお代わりして流し込む。(だから減量できないのだが)

 食後、腹ごなしを兼ねて、白馬岳に再度登る。朝の白馬岳頂上は快晴で、白山・富士山が望める大展望に満足する。下山はコマクサを捜しながら東側の道を下り、白馬山荘からテント場に戻り、テントを撤収する。


3時頃から騒がしかったが、テントが減ってしまった。
丸山(右上)へ御来光を拝みに。

丸山に着くと既に白馬岳の肩(妙高高原付近)より昇っていた。
何とか拝むことが出来る。

縦走する杓子岳 鑓ヶ岳  八ヶ岳は見えているが杓子岳が邪魔をして富士山は見えない。

今日もよく見える立山と剱岳

前日に教えてもらった名山。  穂高の左の山、昨日は望めず。 大天井岳かな?

白馬岳頂上宿舎玄関前からは八ヶ岳の右に富士山が望めました。 手前は美ヶ原

朝食もバイキング。 今日のエネルギー源だが完食に四苦八苦。

【快晴の白馬岳頂上】


腹こなしに、ゆっくりと白馬岳に。
立山 剱岳(中央)
 立山の左奥は薬師岳

剱岳と毛勝三山の鞍部からは別山・白山が望めました。

中央;旭岳  左奥;毛勝三山  眼下に富山市と富山湾

小蓮華山への縦走道。このコースも縦走したい。

昨日登った大雪渓  浅間山  八ヶ岳 富士山 南アルプス望む

展望に大満足 コマクサを捜しながらテント場に戻ります。 白馬山荘と白馬頂上宿舎が見えています。

白馬山荘の創始者の碑。

頂上のコマクサは最盛期を過ぎたようです。

 丸山で白馬三山を一望、道端に咲く高山植物を観ながら下る。鞍部から杓子岳の登りになると、花のないガレ場の道になる。
杓子岳巻き道分岐で山頂道を選ぶ。ガレ石の急な登りは余り踏まれておらず、踏むごとにズルズルと滑る。花も無く、照り付ける太陽の暑さを我慢しながらひたすら登り、杓子岳頂上に立つ。

 杓子岳から下山。鞍部(杓子沢コル)から鑓ヶ岳への登りになると高山植物が咲くようになる。
時間の感覚も薄れ、山頂だと思い辿り着いたのが、小鑓のピークで、前方にどっしりと鑓ヶ岳が聳えている。杓子岳からここまで1時間ほどかかっている。参考所要時間では1時間で鑓ヶ岳に立てるのだが。追い抜いていく健脚者が羨ましい。

 鑓ヶ岳頂上に着く。白馬岳・杓子岳、そして立山・剣岳も見納めかも知れない。湧き出した雲に邪魔されながらも展望を楽しむ。
鑓ヶ岳で昼食にする。初めてストーブをする。荷物を軽くするためインスタントラーメンとパックのご飯だけの食事。麺だけ食べ、スープの中にご飯を入れ食べたが、美味くない。嫌々胃袋に納める。

 鑓ヶ岳からは、今日のテント場の天狗山荘が見えている。キツイ登りはなさそうだ。所要時間は40分とあるが、1時間もあれば着くだろう(実際は70分)。
 明日の下山口である白馬鑓温泉分岐を左に見て直進、小高いピークを東から巻くと、雪渓の先に天狗山荘が見えた。


テントを撤収。次の幕営地の天狗山荘へ。

ミヤマダイコンソウ

ミネウスユキソウ

テガタチドリ

タカネシオガマ

コケモモ

リンネソウ


左下;白馬頂上宿舎 立山・剱岳・白山遠望

丸山直下からの白馬三山。


昨日、ハクサンフウロ撮ったかな? 以後、見つけることがなかった。

チシマギキョウ

コマクサ


火打山・妙高山・乙妻山・高妻山・戸隠高原方面

大雪渓・小雪渓を登る登山者がアリのように見えていました。

杓子岳への登りになると花が途絶える。

巻き道分岐にいるグループは巻き道を選んだ。 花もないし我々も・・。

やはり杓子岳に。暑くて辛い登りでした。

杓子岳頂上からの旭岳・白馬岳
小雪渓にトレース。、白馬頂上宿舎・白馬山荘が見える。

鑓ヶ岳へ。ここから見る鑓ヶ岳への稜線は緩やかに見えるが。
先に行くグループ、一度は追い越したが、花が現れると・・。

巻き道と合流。手前のピークは小鑓

小鑓(騙し頂上)に着くと更に・・。


チョウノスケソウ

ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク

ミヤマタンポポ 黄

イワベンケイ

ミヤマムラサキ

【鑓ヶ岳頂上】


中央;白馬岳と杓子岳

私たちも昼食  天狗山荘が見えています

天狗山荘

鑓ヶ岳から下山

コマクサ

タカネスミレ

白馬鑓温泉分岐

白馬鑓温泉分岐からの鑓ヶ岳

天狗山荘はもう直ぐ。

 今朝の食欲の無さに、夕食だけを予約する。テントを張ってから天狗平を散策したりして、夕食までの時間を潰す。
昨日のバイキングからみると量は少ない。同席の男性によると、これでもましな方だと云われる。ビールを飲みたかったが、止める。

 テントに戻り、気付薬のウィスキーを雪渓で冷やし、冷たくて美味しい水場の水で割り、寝酒にして、19時過ぎに寝る。


夕食だけ予約する。

冷たくて美味しい水です。

トイレと水場に近い場所を選ぶ。 鑓ヶ岳を望む。

【天狗平の花】


テント場のウルップソウ

雪融けが遅かったようで、可愛いウルップソウが咲いていた。

コマクサ

チシマギキョウ

タカネツメクサ

タカネスミレ

ウサギギク

ハクサンシャクナゲ

天狗池
 トップ  年度別   白馬三山 初日  白馬三山 3日目   山行ルート地図  周辺道路地図(中心は猿倉)