平成23年4月17日(日) 奥美濃・A貝(月山 1234m
過去の記録にリンク | 長者の里より21-8.30*紅葉展望・揖斐高原スキー場より24年11月4日 |
3日前から晴天が予想される日曜日に照準を合わせていたが、何処の山に登るかは決めていなかった。 |
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7:05駐車場〓7:51〜56第2リフト終点の登山口〓8:05第1リフト分岐〓9:43〜53小貝月〓10:15〜12:00貝月山〓12:20小貝月山〓13:20第2リフト分岐〓13:40第1リフト登山口〓14:00駐車場 |
林道を上がれば良いのだがゲレンデを直登する。第1と第2リフトの乗場は隣り合わせで、奥にある第2リフトのゲレンデを登ったが上級者コースのようで急なのぼりだった。その上、倒れたカヤトを踏みながら登るので滑る。上がる毎に背後の展望が開け、登山口のある第2リフト終点に着くと綺麗な避難小屋があった。
登山口から小型のブルドーザーによって整備された緩やかな尾根道を歩くと、第1リフトからの登山道と合流する。
やがて残雪が現れる。今日は尾根道なので雪は少ないだろうと思い、アイゼンを持参していない。替わりに泥濘用の手製の滑り止めを付ける。雪のない道と交互に登ると、尾根から外れて斜面の道になる。斜面を滑り落ちた雪で埋もれてしまっているが難なく通過する。再び尾根に取り付くのにUターンして登る。
下山時には直進してしまいそうなので、目印となるものを記憶しておく。
高度1000m前後になるとイワウチワの群生する林床が数百m続くが、蕾を膨らませたばかり。そんな中、5m四方の場所にだけ咲いている箇所があり、幸運だった。
長者の森からの牧野尾谷は雪に埋もれたままで、分岐の標示も分からずに通り過ぎてしまう。この辺りから登山道は雪に埋もれていることが多くなり、積雪3mを越す箇所もある。
雪下には階段があった地点だろう。ここはアイゼンが欲しいがないものは仕方ない。
登山道が分からなければ尾根を忠実に登るが、気付けば巻き道が下にあったりする。御嶽山・北アルプス・白山と展望は良い。
広い台地上の雪上は360度の展望だ。展望台が埋もれてしまった山頂なのかと思ったが、東方向に展望台が見えた。下り口を捜していると、10mほど下に巻き道を見つけ『小貝月山』のプレートがある。ここが小貝月山であることを知る。樹林に囲まれた展望のない頂だったのに。頂からの急斜面を仕方なく尻セードで下りる。
南西に下り、鞍部から北西への広い尾根を登ると大垣市街地・養老山・池田山が望めるようになり、更に伊吹山も見え出す。雲ひとつない青空下の縦走道となるが、山座同定に口論をしながらである。
第2ゲレンデを登る。 |
第2ゲレンデ終点の避難小屋と登山口 |
登山口と貝月山頂 林道終点 |
広い登山道。 |
⇔意外と便利な滑り止めだが忘れることが多い。 |
白山が見える!この先でUターンして尾根に取り付く。 |
マンサク |
蕎麦粒山をバックに。 |
能郷白山と白山 |
滑り台 |
イワウチワ群生地の林床を歩く。 |
イワウチワ |
イワウチワ |
雪下は階段だと思う。滑れば滑落。 |
【小貝月山】
小貝月山とは知らずに展望を楽しむ。 |
真下の巻き道にあった小貝月山のプレート。 |
貝月山の展望台 |
小貝月山からの展望 |
小貝月山からの展望 |
【貝月山頂上からの360度の展望】
2等三角点と展望台のある貝月山頂上に着くと、なだらかな稜線をした金糞岳がやっと望まれた。
リュックを下ろし展望台へ登るが、今から思えば展望台がなくても充分だ。展望台にあった絵地図は参考になったが、しかし、冠山とあったのは蕎麦粒山では?
朝方は氷点下だった気温だが、風もなく暖かい山頂で展望を独占してテーブル付きのベンチで食事をする。
当初は、ふれあいの森へ下山する予定だったが、残雪が多いので往路を下山することにして準備していると、ふれあいの森から日越峠を経ての単独の男性が登ってきた。お陰で山談義になり、更に30分も山頂に留まってしまったが、収穫のある時間だった。
金糞岳 猿O国岳・三周ヶ岳方面 |
こんな時があるから登山を止められない。 |
伊吹山(左奥・養老山・池田山・藤原岳・御池岳を遠望)。 虎子山 |
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伊吹山地の山々 ブンゲン山 焔熾ウ岳 |
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金糞岳 |
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三国岳 ・三周ヶ岳 ・烏帽子山 ・ 蕎麦粒山方面 |
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左端;蕎麦粒山 部子山・銀杏峰 中央;能郷白山・白山 |
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ズームアップ 白山 別山・三ノ峰 |
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北アルプス 乗鞍岳 御嶽山方面だが。 |
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北アルプス 槍ヶ岳 穂高連邦 |
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乗鞍岳 |
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御嶽山 |
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小貝月山の左には中央アルプスが見えた。 |
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中央アルプス。 |
恵那山? |
おでんにお餅を入れて。 温まるまでチーズを肴に乾杯! |
【往路を下山】
下山する頃には霞みだし、恵那山・北アルプスは見えなくなり、雲も増えてくる。それでも白山・両白山地の山々を前方に見ながらの普通では経験できない下山となる。
第2ゲレンデ分岐で第1ゲレンデへと下ると植林から自然林が混在するようになり、登山口の林道に出る
ここより第1ゲレンデを下ると、第2ゲレンデより傾斜が緩やかな草原で距離も短いので、登りもきっと楽だろう。
今回は、冬山の下見を兼ねて登ったが、予想以上の残雪で雪山に登らなくても・・。
簡易の滑り止めが無ければ途中で断念していたかも知れない。
今回からノーマルタイヤに交換した愛車だが、山頂で出会った登山者によると、ふれあいの森までは入れなかったらしい。
木之本ICから高速道を走り、17時に枚方に着く。往復300km
ここを過ぎれば緊張する箇所はない。 |
分岐。第1リフトへ。 |
タムシバと能郷白山 |
林道出合 |
第1ゲレンデを下る。眼下に駐車場 |
食べごろのフキノトウ |