平成21年8月30日 貝月山 1234m
先々週、蓼科山で汲んだ名水も無くなりかけてきた。山と名水をセットにして決めたのが、以前ブンゲン山(H16・4.11)から望んで、魅力を感じた貝月山だ。 |
周辺地図 |
7:00長者の里の駐車場〓7:36少将渕〓8:08三段の滝〓9:03ゲレンデからの北尾根出合 〓10小貝月山〓9:33〜11:56貝月山(昼寝)〓14:00長者の里 |
長者の里入口の駐車場(無料)に着く。長者の里への舗装された道を歩き、奥部のバンガローを過ぎ、左手の沢を渡り植林内を歩き、トチノキの大木がある2つ目の沢を渡る。
ここから沢に沿っての本格的な登りになり、猿後家地蔵のある岩屋と、云い伝えの説明板を過ぎる。
丸太の橋があるのも三つ目まで、後は渡渉を繰り返し右岸・左岸の道を歩く。やがて植林から自然林に変わると少将渕分岐あった。登山道から少し外れ、アルミの梯子を使って下りると三段の小さな滝が現れ、冷気が漂う中でマイナスイオンたっぷりの少将渕があった。
渡渉する回数を数えていたが、10回を越したあたりで分からなくなってしまう。登りはじめて1時間過ぎ、落差のある「三段の滝」が現れるが、くねって落ちる滝は樹木が邪魔をして全容は見られない。
谷は細る一方だと思っていたら広くなる。ここにはトチの大木があり、青々した樹木に囲まれて雰囲気の良い癒される谷間になる。ここで休憩したいが、「嫌なヒルがいるかも?」と・・。
やがて谷は細ってくるが、滑り易い大岩や足場の悪い道にはロープがあるので安心だ。
ガレ石の急坂になって水が涸れると、右のロープが張られた小尾根を登る急坂になる。曇り空で気温はそれほど高くないが、湿度が高くて既にビショ濡れの衣服になっていたが、更に汗が噴出しタオルが絞れる程になっていた。
休憩を予定していた北尾根出合まで持ちそうに無い。音を上げて小尾根が緩やかになったところで、リュックを下ろして休憩する。
休憩後、最後の急坂を登ると林道を思わせる広い道のゲレンデからの北尾根に出合う。
ここからは緩やかになり、右手に赤い紐とテープを見つける。ここが小貝月山への小道で直ぐに小貝月山に着くが展望は効かない。
直進して広い道に戻ると、ガスの切れ間から山頂が見える。
「花の季節にも訪れるのもいいだろうな」と思うほど、ドウダンツツジが多く自生する道になる。
途中に『江見の池』があった。覗き込むとモリアオガエルのオタマジャクシだろうか、私から必死に逃げていく。
ガレ石の登りになる。ここを登れば山頂だと思っていたらブナ林のピークだったが山頂は直ぐだった。
⇔長者の里入口 |
トチの木 |
フシグロセンノウ |
右岸の道へ。 |
三つ目の丸太橋 |
少将渕 |
これが7回目の渡渉だったかな??? |
沢から大きく離れたが戻ってくる。 |
ヤマジノホトトギス |
ツリフネソウ |
ミズヒキ |
シロヨメナ |
三段の滝 |
雰囲気の良い広い谷。 |
トリカブト |
この風景を観るだけでリフレッシュ。 |
⇔苦労しながらツルニンジンを撮る |
アキチョウジ |
沢をから尾根への急坂 |
ゲレンデからの北尾根と出合 ⇔初めて視界が広がるが・・。 |
気付かずに山頂を踏まない登山者がいるのでは。 |
⇔江見の池とガレ石の道 |
ホツツジ |
ツルリンドウ |
私たちを追い抜いた長者の里からの2組の登山者は既に下山して、誰もいない貝月山頂上に着く。
立派な展望台があって、展望を独占したいところだがガスがかかり、望める山は小貝月山だけだった。絵地図にある白山・乗鞍岳・御嶽山・恵那山・伊吹山などの百名山は望めない。羽ありが凄くて早々下りてテーブル付きベンチへ移動、時間が許す限り滞在することにする。
風が弱くて、ガスがあってはビショ濡れの衣服が乾かない。着替えてからビールを飲み食事をする。
そして、顔を布で覆って昼寝をする。時々虻が私の周りを飛ぶ羽音がするが、寝てしまっていた。
登って来た夫婦の話し声がして起きると、伊吹山が望まれるようになっていたが、霞みが酷くて遠望が効かない。伊吹山が望まれたので良しとしよう。
昼寝したお陰で、新たに登山する気分になり、マイナスイオン一杯の沢に癒されながら下山する。
『果報は寝て待て』2時間20分も山頂にいた。 キンミズヒキ |
↑南方面 |
東方面 |
中央;小貝月山 |