平成19年2月11日 C三峰山 1235m E高見山 1248m
過去の三峰山

【三峰山】


周辺地図

 アメダスでは近畿北部を中心に雪か雨が降り、中・南部でも所々で雨雲がある。展望は望めそうにないが、三峰山の樹氷に期待して登ることにする。
 西名阪・福崎ICから大和高原広域農道を走り国道369号に。国道は新しいトンネルが数個完成して、走り易くなっていた。神末で右折して神末川沿いの道を南下、何時もの様に青少年旅行村入口に駐車する。今年は観測史上一番の暖冬のためか、ここまで雪を見なかった。

6:50駐車場〓6:57不動滝コース分岐〓登り尾コース〓7:22〜32林道出合(小屋)〓8:12避難小屋〓24新道峠分岐〓26八丁平分岐〓8:37三峰山〓42八丁平〓9:00〜45避難小屋(食事)〓不動滝コース下山〓10:13不動滝〓10:30駐車場


何時もの駐車場所

登り尾コースへ。

星型の雪です

林道出合の小屋

小雪が舞う

お地蔵

新道峠分岐

山頂への稜線

八丁平・山頂分岐付近

 橋を渡り林道を歩くと、不動滝・登り尾コース分岐登り尾コース選ぶと杉林内の登り。途中で休憩の序に薄着になるが、小雪が舞い出し、道は薄っすらと白くなり始めて今度は寒くなって来る。丁度良いタイミングで林道に出る。ここには簡易保険基金で建てられた立派な山小屋がある。立入禁止かと思っていたら開放されていて、泊の家族グループが薪ストーブで暖まって朝食中だった。
 ウィンドブレーカーを着てから出発、林道を横切り尾根に取り付く。
道端の石仏が迎えてくれると、緩やかな道になり不動滝コースと出合う。近くには避難小屋がある。山頂の天候が悪ければ、ここで食事する予定。
 潅木の道になり、薄っすらと樹氷が。これでは山頂・八丁平の樹氷は期待できそうない。
新道峠分岐を過ぎて2分ほどで『大日如来』と刻まれた石碑の先で左折(八丁平分岐)、八丁平を後回しにして稜線を登り三峰山へ。前回はラッセルして歩いた稜線だが、積雪は数センチ。北西の風が強く寒いのだが霧氷は期待したほど成長してない。


三峰山頂上

八丁平にて。 空は真っ白だが樹氷は・・。

 三峰山頂上に着く。北方面の展望が良いはずなのだが、ここまでガスっていれば諦めもつく。
天候が良ければ稜線を歩いて平倉峰まで縦走しようかと思っていたが、これも諦めて、早く下山して高見山の樹氷を観に行くことにする。
南へ下り八丁平へ。ここで、初めて単独の登山者と会う。足跡がなかったので、三重県側から登って来られたようだ。寒いので軽く会釈してすれ違う。
 吹き荒れる八丁平には誰もいなかった。もちろん展望もだめ。避難小屋まで戻り食事することにして、山斜面の道を歩き不動滝コース分岐まで戻る。


避難小屋で食事

不動滝
 薄暗い避難小屋には誰もいない。強風と雪は避けられるが寒い。細君は足が寒さで痛いらしい。私は手が痛い。痺れた手で鍋焼きうどんをポロポロと落としながら、細君は足踏みしながら食べる。
全く、人気を感じない。こんな時に登ってくるのは私達だけかと思うと少し惨めな感じだ。

 不動谷コースを下る。杉林内に付けられたジグザグの急坂。時々、ハイカーとすれ違うようになる。そして、下れば下るほどハイカーが多くなり、「早い下山ですね」「アイゼン必要ですか」「雪ありましたか」「樹氷観られましたか」の質問ばっかり。
滝音が聞こえだし、不動滝が見えてくる。
ここでは、夫婦連れのハイカーだけだったので、ゆっくりと滝音を聞きながらボ〜とする。
滝から右岸を下ると林道に出て、登り尾コースと出合い、朝の駐車場に戻ってくる。
高見山への移動準備をしていると、ツアーのハイカーだろうか、団体で山へ入っていく。山頂付近は賑やかになるのだろう。

【高見山】

過去の高見山

 国道369号を戻り、開路トンネル手前より旧道に入り、県道28号へ。平野を通り過ぎ、国道166号線(伊勢街道)に出て左折。バス停『高見山登山口』付近には数十台のマイカー登山の車が駐車。更に車を走らせて、高見山トンネル手前より旧道に入り高見山峠(大峠)へ。ここでも道には雪がなくスムーズに走る。車から見る高見山頂はガスっているが、八合目辺りから白い、山頂の樹氷を期待しても良さそうだ。


関西のマッターホルン
11:42大峠〓12:25〜45高見山〓13:15大峠

大峠からの高見山

手前;高見山地・対面;台高山脈

ブナ林

高見山地; 中央に三峰山

大台ヶ原へと連なる台高山脈

 大峠は凄い人出、その上、駐車場は満車なので、少し下った所に駐車する。
私はリュックとアイゼンなしの軽装で登る。下山者も多くて譲り合いで、スムーズに登れないが樹氷をゆっくり見られる。そして展望の開けた所からは東に三峰山、南には台高の山々をガスの切れ間から望む。
 ガスがかかる高見山頂上だった。非難小屋は昼時で超満員の様子、小屋上の展望台へ。一瞬のガスの切れ間から差し込む陽は、樹氷を宝石のように輝かせるがシャッターチャンスを逃してしまう。
小峠へ下山予定だったが、踏み固められた雪の尾根道は、アイゼンなしでは危険だった。諦めて往路を戻ることにした。


人・人・人・・・・・。

三郎ヶ岳 曽爾方面

 今朝は、大した冷え込みでなかったので、樹氷を半分以上も諦めての出発。三峰山は諦めていた通りの樹氷だったが、諦めずに高見山にいってよかった。
 何時も、霧氷か樹氷で迷う。ネットなどで定義を教えてもらったが、身体の割に脳みそが小さいので、直ぐに忘れてしまう。私にとっては、美しい物に変わりがないので、その時の気分で使わせてもらっている。 
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