平成17年10月2日 大峰C釈迦ヶ岳1800m(日本200名山)・孔雀岳1779m

(平成19年10月21日)の釈迦ヶ岳・孔雀岳

 今日は寒冷前線が南下、天気予報と睨めっこして決めたのが大峰・釈迦ヶ岳と孔雀岳、そして時間に余裕があれば仏生ヶ岳にも登ることする。
 奈良市からR24を走り、五條市でR168を南下する。奈良盆地から見える山々は雲もなく、くっきりと見えている。前回に続き秋晴れの素晴らしい展望が見られそうだ。
旭橋から林道に入り、旭ダムを左に見て、全て舗装されて走りやすくなった林道を走る。前回の不動小屋谷登山口から1.6km走ると峠の登山口に着く。国道・旭橋〜峠の登山口まで20km・枚方から137km



仏生ヶ岳     孔雀岳            釈迦ヶ岳 七面山より

4:30枚方〓7:28峠の登山口〓8:00不動小屋谷道出合〓8:57千丈平(水場)〓9:15釈迦ヶ岳〓10:12〜18橡(えん)ノ鼻〓10:56孔雀岳〓11:08〜30食事〓約20分間写真撮影〓13:04〜14釈迦ヶ岳〓14:45峠の登山口


【峠の登山口〜古田ノ森】


峠の登山口 トイレ有

登山口から七面山望む

緩やかな稜線を登る

薄っすらと紅葉していたハウチワカエデとブナノ木

南奥駈道の大峰山脈

大日岳望む(中央)

 峠の登山口からは青空のもと七面山が見え期待が膨らみルンルン気分。昼から曇り空になるらしいので早々出発する。
初めは背丈以上のササだが刈られていて助かる。ブナ・ヒメシャラに覆われた稜線道を登ると展望のよい明るい稜線になり大日岳から南大峰山脈の山々が望まれるようになる。
やがて、不動小屋谷道と出合う。ここまで所要時間は30分ほどなので、不動小屋谷登山口より10分以上早く到達できたようだ。
紅葉しかけたハウチワカエデ・ブナがある古田ノ森辺りからガスがかかり始めるが青空が戻るだろうと思っていた。そのうち「ガスの大峰もいいものだ」と展望は諦めムードになる。
 
【釈迦ヶ岳へ】


千丈平へ  釈迦ヶ岳はガスで見えない

ガスがかかってしまった千丈平

無残なトウヒ。鹿害!

 前方に望めるはずだった釈迦ヶ岳を見ることなく千丈平の水場に着く。喉の渇きはないが含んでみると冷たくて美味しい。大阪南港から来た男性はペットボトルのお茶を捨て、持参した容器にも湧き水を入れて、山頂を諦めて下山するのには唖然とする。私達も釈迦ヶ岳山頂で引き返し、川湯温泉に行き川床から出る温泉に入浴しようかと思う。
10分ほどで奥駈道に出合い左折して8分ほどで釈迦ヶ岳頂上に着く。

 ガスの釈迦ヶ岳頂上からは何も見えない(展望は平成9年5月下記参照)。釈迦の銅像だけが迎えてくれる。
雫で濡れた衣服は強い風で身体が冷えそうで早々孔雀岳へ向かうことにする。


水場
山頂まで登らずに下山したハイカー

釈迦ヶ岳頂上


【孔雀岳へ】


馬の背

巨岩

巨岩を巻いて下る。

トウヒと巨岩

トウヒの森

橡ノ鼻にて。強風で中腰になる細君
下山時撮影。雲が切れるのを待つ。 橡ノ鼻より釈迦ヶ岳(右奥)と巨岩。雲が切れた瞬間。私は肉眼では、見ていない。

下山時に撮影。 七面山方向
奇岩 大日岳

台高山脈遠望(左;大台ケ原)  五百羅漢?

待ちがっていた孔雀岳頂上 (平成19年10月21日を参照)

倒木に座り食事

 濡れた岩に注意しながら段差がある急な坂を下る。巨岩を東から巻くとトウヒの森になり、登り返して橡ノ鼻の岩峰に立つ。ここからは釈迦ヶ岳が目前に見えるポイントだが西からの強風でガスが流れていくのが見えるだけだ。
関西では珍しいダケカンバが自生し、奇岩を見ながら険しいクサリ場がある奥駈道を歩く。穏やかな奥駈道になるとトウヒの倒木が多くなり、岩塊を登ると孔雀岳に着く。
 狭い頂上の孔雀岳(山頂を間違っていました。平成19年10月21日を参照)からは樹木越しだが展望は良さそうだった。雫が落ちてくるので明るい倒木地点まで戻り食事する。
 引き返すと、東の孔雀谷・西の不動小屋谷が時々見える。そして橡ノ鼻付近ではガスの切れ目を待ちながら20分ほど撮影する。

 誰もいない釈迦ヶ岳頂上に戻りビールを飲み休憩、そして湧き水をお土産に下山する。古田ノ森まで下ると青空が覗くが大峰の主峰である山々はガスがかかっていた。 
 展望には恵まれなかったが大峰の奥深さを感じる山歩きができて満足する。再度登り今度は仏生ヶ岳まで歩きたいと思っている。


リンドウ

アキノキリンソウ

アザミ

ダイモンジソウ

強風でピンボケ。終わりかけのキンレイカ

終わりかけトリカブト

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平成9年5月18日 B釈迦ヶ岳1800m・大日岳 晴れ 

地図【大峰山脈】

歩きやすい稜線道 大日岳 南奥駈道、笠捨山遠望
古田の森より千丈平と山頂 釈迦ヶ岳頂上 アカヤシオと釈迦ヶ岳 大日岳
        七面山             頂仙岳   八経ヶ岳・弥山  仏生ヶ岳
  大日岳より五百羅漢  釈迦ヶ岳           孔雀岳

大和葛城山のツツジが満開らしいので登ることにする。R24からは金剛・葛城山がよく見えている。あまりの天気の良さに葛城山に登るのが勿体ない気持ちになり(葛城山には失礼だが)、今までに2回登って(前鬼から1回)まだ展望を観ていない釈迦ヶ岳に変更してR168を南下。
旭橋手前を左折して旭ダム・貯水池を左に見て東へ。林道は地道になり深く抉られた不動小屋谷を左に見て走ると舗装された2車線のつづら坂の道になり展望が良くなる。道路が右にカーブする地点に登山口の標示があり、左に広い駐車スペースがある(168号から約19km40分)

5:13自宅〓バイク〓8:08〜20不動小屋谷登山口〓10:25千丈平〓43〜11:20釈迦ヶ岳〓12:12深仙の宿〓22前鬼・大日岳分岐〓50大日岳〓13:25深仙の宿〓15:22不動小屋谷登山口  19:00枚方

不動小屋谷登山口から40分ほどで稜線に取り付くと展望の良い尾根道になる。ブナ・バイケイソウの新芽が輝く登山道を歩く。古田の森付近からは益々展望が良くなり、前方に大日岳から釈迦ヶ岳、右手に南奥駈道の山々が連なり、北へは八経ヶ岳・弥山へと連なり、遠方には金剛山が望まれる。緩やかな尾根道で景色も良いので疲れを感じさせない。
 千丈平に着く。ここはキャンプ地のような所で山頂への踏み跡が怪しくなる。前回は間違って深仙の宿方向に行ってしまったが、今回は注意をして道標を探して行くと水場があり踏み跡もしっかりしてくる。
水場を過ぎるとキツイ登りになり奥駈道と合流して左折すると釈迦ヶ岳頂上に辿り着く。3回目にして待望の雄大なパノラマだ。地図を広げて山座を確かめながら食事にする。
 時間に余裕があるので、大日岳に登ることにする。引き返し奥駈道を南へ、深仙の宿まで下る。地図では所要時間25分だが50分かかる(前回で地図の所要時間がおかしいと気付いていたが忘れていた)。ここまで来て諦めるのも勿体ないので登ることしたが、帰りの時間が気にかかる。その前に香精水で喉を潤そうとしたが残念ながら涸れていた。
 リュックを置いて大日岳へ。大日岳分岐辺りで1本だけだがアカヤシオが見事に咲いていた。これほど綺麗に咲いているアカヤシオは見たことが無い。
 大日岳の登りは予想以上にキツイ。岩場の斜面には途中まで登れたが細君は諦める。クサリの岩場は勾配を増し僕も断念しかけたが右に迂回道らしき踏み跡あったので登ってみると仏像が鎮座する大日岳山頂に着く。釈迦ヶ岳・孔雀岳の東斜面の岩肌に五百羅漢が見える。細君も登れそうなので呼びに下り、再び狭い頂上から展望を楽しんだ後、樹の間を擦り抜けるようにして下山する。
  深仙の宿から千丈平分岐まで登り返すと時間がかかりそうなので、千丈平へ直接歩くことにする。踏み跡は途中でなくなるが千丈平・古田の森の稜線が見えているので山の斜面を水平に歩くと千丈平に着く。ここからは往路を戻る

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