疲れたテクテク大普賢岳

笙ノ窟で無言の行 石の鼻より 大普賢岳頂上にて
山上ヶ岳 バリゴヤの頭から稲村岳 八経ヶ岳から釈迦岳へ奥駈道
サツマコロビより大普賢岳 七曜岳

平成7年8月20日 大普賢岳1780m〜無双洞 晴れ

作成 平成13年8月 正確なコースタイムは平成11年10月24日

先週の稲村岳で自信を付けて今回の山行にしたが。
:30自宅〓バイク110km〓5:50和佐又ヒュッテ登〓7:00笙ノ窟〓20石の鼻〓8:30大普賢岳頂上〓薩摩コロゲ30分以上休憩〓10:20稚児泊〓55七曜岳〓11:00〜30無双洞分岐(食事)〓13:00〜20無双洞〓15:30和佐又ヒュッテ〓16:00家路へ〓19:30枚方 

【バイク】
早朝というより夜中に自宅を出る。R169に入ると寒いくらいだ。新伯母峯トンネルを抜けると直ぐに右折して和佐又ヒュッテへの林道を走る。途中、沢で水を補給しようとUターンしようとしたが曲がり切れず失速して転倒する。その時バイクが倒れないように足で踏ん張って筋を痛める。細君は倒れると同時に足を地面につけ無事。

【和佐又ヒュッテ】
静かなゲレンデにはカラフルなテントが点在している。山小屋も静かで登山者はいないようだ。地図を出し登山口を捜す。和佐又山の麓のゲレンデを登るとコルに着き、右折。

【窟】
ブナが茂る稜線を登る。痛めた足は大丈夫のようだが寝不足と、いつもよりリュックが重いためか(飲料水)先週より体が重く感じる。鉄の階段を上がると笙ノ窟尾根の山腹に出る。ここに窟が4ツ並んでいる。一番大きいのは笙ノ窟で頭上にある大岩はどうしてもカメラに納まらない。ここで行者さんが『無言の行』をしていた。

【石の鼻】
窟を過ぎると笙ノ窟尾根への岩場を急登。登りきったところが鞍部、左折して小普賢岳の登りになる。やがて石の鼻に着く。誰もいない大岩の上に立つと展望の素晴らしさに感激する。だが奥駈道ではもっと素晴らしい展望がみられた。

【大普賢岳】
小普賢岳の肩を巻いて登る。右には地獄谷への急斜面。前方に大普賢岳の険しい岩壁が見えてくる。何処を登るのだろうか不安になる。一度、下ってから登るのだが下りたくない気持ちになる。ハシゴと橋を利用して高度を上げる。やがて奥駈道に合流して左折すると大普賢岳頂上に着く。誰もいない頂上で樹木越しに展望を楽しむ。今までだったら頂上に着くと充実感味わえるのだが、今日は「まだまだこれから」と云う感じ。
先週登った稲村岳が谷を挟み望まれ奥駈道の稜線が釈迦岳へと続いている。

【水太覗】
頂上より急坂を下ると緩やかな奥駈道になり右にはブナ林越しに稲村岳が見えている。このまま七曜岳まで続けば楽なのだが・・。左が開けたところがある。ここが水太覗だ。雄大な風景に暫く眺める。暑いためか先週より辛い山行になってくる。

【今何処にいるのだろう?】
水太覗を過ぎると展望の効かない原生林の中に、シャクナゲが群生している。細君この辺りから遅れ気味になる。弥勒岳を通過していない(頂上を通らずに通過していた)。誰にも会わない山奥、だんだん不安になる。展望の開けた岩上に出てくる。八経ヶ岳から見えていた日本岳・小普賢岳、大普賢岳の凸凹稜線を間近に見る。でも登山道が見当たらないので一瞬パニック状態になるが直ぐに奥駈道が見つかる(岩壁に沿ってあった)。軽く甘いものをお腹に入れると細君暑い岩の上で「暫く休ませて」と言って寝てしまう(貧血気味だったらしい)。地図を出して現在位置を調べるが今何処に?(帰宅後サツマコロビだと分る)コースの中間辺りだと思える。

引き返すことも考えたが進むことにする。展望の効かない樹林帯を歩くが国見岳はまだか?七曜岳は?と思いながら歩く。細君の歩きが一段と遅くなる。

突然開けた所に出てくる。又道が見当たらない。ウロウロして見つけたのが『稚児泊』と書かれた小さな札。地図を見て位置を調べる。「まだこんな所か」とショックを受ける。 国見岳・七ツ池も分らずに通り過ぎる。

【七曜岳】
「七曜岳でありますように」と願い、岩場のクサリ場を登る。「ヤッタ〜!七曜岳だ。後は下るだけ」と喜ぶ。狭い岩場の頂上だが僕らだけ、充分に展望を楽しんだ後、無双洞分岐まで下り木陰で食事する。

【無双洞】
キツク感じた下り、水音が聞こえてもからも長く感じる(2回・3回目の山行では、それ程ではなかった)。疲れ切って無双洞に着く。涼しくて最高!洞窟から湧き出す清水を「もう急坂はないだろう」とがぶ飲みする。

【暗くなるまでに帰れるかな?】
石灰岩がゴロゴロする涸谷の水太谷を斜めに横切り登ると予定外の急登が。下りに慣れた体と水の取り過ぎで辛い登りになり、細君泣き出す寸前。何処まで続くのか石灰岩の急登、立ち止まる事が多くなる。薄暗い底なし井戸で道を失い又井戸に戻って来る。3分ほどのロスだが疲れていると堪える。でも井戸を過ぎ左にカーブするところで石灰岩の岩場は終わり緩やかな登りになる。ブナ等の大木が林立する登山道だが、キツイ坂がないように祈りながら長く感じる登山道を歩く。朝の道に合流(コル)したときは大変な山行をしてしまったと後悔する。和佐又ヒュッテまで一気に下る。

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