2016年(平成28年)11月12日(土) 三百名山 医王山 奥医王山 939

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 今年2月11日に見上峠よりスノーハイクで医王山を目指したが、途中で断念した。今回は林道に車が入れられるので、しらがくびに駐車して、大池平から鳶岩を周回後に山頂を目指すことにする。

 夕食を早く済ませてカーナビを金沢市営医王山スキー場にセットして枚方を出発。湖西道路から下道を走る。
晴れの予報だったが、福井の今庄辺りから時々小雨が降る天気が石川県に入っても続く。
金沢市営医王山スキー場を過ぎ、見上峠に到着し、左前方に上がって行く林道菱池広谷線に入る。『医王の里』を過ぎ、林道が右に急カーブする地点で、暗闇でカーブが見えずに、直進の林道に入ってしまう。間違っていることに気付くが方向転換に苦労するハプニング。
 十数台駐車できる西尾平休憩舎(トイレ有り)に0時過ぎに到着。仮眠後に『しがらくび』に移動する。(天候が良ければ夕霧峠まで上がり御来光を拝んでから登山開始の予定だった))  枚方から262km

7:00しがらくび登山口〓7:17覗休憩所〓7:37鳶岩・大池平分岐〓8:05鳶岩〓8:53三蛇ヶ滝〓9:10〜18大池平大沼〓9:45白兀山・鳶岩分岐〓9:54白兀山・覗分岐〓10:26〜10:31白兀山11:04〜11:13夕霧峠〓11:37〜13:07奥医王山〓13:40〜13:55夕霧峠〓14:20しがらくび登山口

朝方まで断続的に降っていた小雨が止んだ。上部の紅葉は終わっているが、まだ楽しめそうだ。

駐車場はこの上部にも2箇所ある。

右端;奥医王山

登山口前の絵地図でコース確認。 絵地図拡大

直ぐに分岐。尾根を乗越え大池平へ。

なだらかな広い道が覗休憩所まで続く。

覗休憩所

休憩所からは砺波方面が。

ブナの黄葉が未だ残っている樹も。

晩秋の雰囲気が漂う森。

覗乗越を過ぎるとブナが林立

大池平とトンビ岩(難路)分岐。
難路のトンビ岩を選んだのですが、大変でした。



ヤセ尾根の岩稜の始まりに祠。 安全祈願

最初の岩峰 眼下に広大な大池平に大沼と大池平休憩所が見える。

滑る!お尻も使って4点確保で下りる。クサリが無い岩稜にブツブツ。

これも鳶岩ではないな。

緊張して下ると、やっと鳶岩に出合う。

恐々、トンビ岩に取り付きました。 

鳶岩下(中央)にクサリが有ります。クサリがなかった今までが難路だと思っていました。
しっとりしている岩は滑り易く、慎重にクサリまで下ります。ここからは楽に下れると思ったのですが・・。

大池平に広がる落葉したブナの樹もいいですね。負け惜しみ

ツルツルの岩肌。滑らないことを祈って脚を置くことも。

同じ区間では一緒には下らない。
下っても下ってもクサリが続く。本当に怖かったです。 登りにするほうがよかった。

三蛇ヶ滝の滝音が大きくなったきた。もう少しです。


やっと終わった。
途切れることなくクサリ場が17分間続きました。
「まだか、まだか」と思って下っていたので、
もっと長時間に感じていました。
クサリ場は私達だけだったので慌てることなく行動できてよかった。
こんなに長い急斜面のクサリ場は初めての経験でした。

大沼へ向かう途中でビジターセンターからの登山者2組と初めて出会い
クサリ場を下ったと聞いて、
「高齢者が・・」と少し呆れ顔をしていましたね。

後で知ったのですが
登山口の絵地図では、傾斜角度45度 標高差100mとありました。
翌日は脚より肩周りの疲労が強かったです。

クサリ場での汗と緊張を解す、谷の心地よい冷気。細君は脚の震えが暫く止まらず。

 三蛇ヶ滝  今回の最低標高500m

大沼&鳶岩



大池平休憩所 WC

大池平から白兀山へ。

この樹、なんの樹、気になる樹♪

ブナにコケむす森

綺麗だった屏風岩の黄葉  あの稜線を歩いたんだ。

計画では地蔵峠から大池平に入り大沼〜三蛇ヶ滝〜鳶岩へ歩く予定だったので
屏風岩を見ることができなかったことになる。
しかし、鳶岩から見た大池平は広大で、散策したかったです。

鳶岩が見えました。

大池平 鳶岩 周回も殆ど終わる地点

朝方曇っていたブナ林に陽差しが。

分岐 白兀山へ

菱広峠? 別名が夕霧峠知らない地名があると頭がこんがらがります。。

落葉した潅木の登山道。

 登山口から覗、そして林道以外は泥濘が多くて靴はドロドロです。

見上峠からの登山道と合流。 白山を探すが望めず。

金沢市街地

白兀山頂上

展望台に上ってみるが近くの山しか望めず。今回は展望写真も撮らず。一服するだけ。

前回、撤退したピーク。  背後は白兀山

手前;医王山 右端;奥医王山

医王山と思われるピーク。道は左から巻いていた。 一等三角点の最高峰・奥医王山へ。

林道に出合うと夕霧峠は直ぐ。

白兀平ヒュッテ 展望台に上がる。  WC ・ P

北アルプスは望めず。 最近登った金剛堂山が薄っすらと見える程度。

白兀平ヒュッテからの夕霧峠

夕霧峠から浄土坂288段を登ります。 ここを登れば浄土(いいことがあるかも)

288段登ると石仏と見返りの松が。登山道は更に続きます。

アップダウンを数回

途中、左にあった 龍神池

奥医王山

山頂には十名ほど登山者いたが、最後までいたのは私達だけ。
展望台に登って望まれる山、登らない方が望まれる山、全く見えない山と、360度は見渡せません。

山頂に着くと諦めていた北アルプスの展望が薄っすらと見えていた。
画像を修正して見られるようにしたのが下の画像です

左;白馬岳  中央;剱岳 右;立山

朝日岳  白馬岳 方面  右端;剱岳

薬師岳から穂高連峰

槍ヶ岳  穂高岳 方面

白山   逆光に白く輝く白山が何とか見られたが画像では修正しないと。

中央左;白兀山  中央右:医王山

夕霧峠で再度展望台に上がり山座同定。

細君が懸命に撮っていた画像。 槍ヶ岳が写っているようです。

登ったことがある白木峰 金剛堂山も見えているようです。

林道を下ります。

奥医王山は中央右だったと思う。

紅葉は里へと下っていく。


私が停めた駐車場は満車でした。
鳶岩周辺の勉強不足でクサリ場を下りに利用したのは
間違いでした。

道はしっかりしている医王山ですが
コースが多くあり、私達のような県外者には
標識記載の知らない地名があるので
事前にネットから絵地図をコピーしておきました。

晩秋の静かな北陸の紅葉が観られ、
無事に下山でき、いい想い出ができました。

朝は天気が悪くてご来光は諦めていましたが
車で夕霧峠まで上がり、夕日に染まる北アルプスを
眺められたらいいでしょうね。
今日は無理だと思い山を下ります。

金沢市街に下りて
『大桑おんま温泉・楽ちんの湯』に入浴。
イオンで買い物と食事を済ませて北陸自動車道から帰路に就く。
21時前に帰宅。 走行距離550km

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