2015年5月10日(日) 大杉渓谷 大台ケ原(日出ヶ岳1695m)〓七ツ釜滝580m   5月1日 登山口〓七ツ釜滝の記録

周辺地図(中心は駐車場) 登山マップ  トップ   年度別
 5月1日に登山口から日出ヶ岳までの14.1kmの中間にある七ツ釜滝までの6.9kmを往復した。やはり体力が残っている間に大杉渓谷を完歩したい気持ちが大きくなった。
登るのなら黄葉シーズンにと思ったが、大台ケ原駐車場からだと往復18.2kmも歩くことになる。しかも標高差1100mは日照時間の短い秋では無理だと思い、シャクナゲシーズンの今頃が暑くも寒くもなく(残念ながら、シャクナゲは裏年のようで酷い開花状態だった。)前日に決める。

 深夜0時前に枚方を出発。大台ヶ原ドライブウェイはガスで視界10m程の場所もあり、スロー運転。大台ヶ原駐車場に3時20分に到着。 113km

4:30大台ヶ原駐車場〓5:37日出ヶ岳〓6:15シャクナゲ平〓6:52シャクナゲ坂〓7:14〜7:26堂倉避難小屋〓8:08堂倉滝〓8:35与八郎滝〓8:45隠滝〓8:56光滝〓9:02庄野ヶ浜〓9:43〜 七ツ釜滝  5時間13分  撮影タイム167画像

〜10:36七ツ釜滝〓11:24光滝〓12:09堂倉滝〓13:05〜13:24堂倉避難小屋〓13:12〜13:25日出ヶ岳〓16:00大台ヶ原駐車場 5時間24分  撮影タイム100画像

 大台ケ原駐車場の気温は5℃、強風で寒い。
ゴールデンウィークの夏日が信じられない冷え込みだ。
4時前から出発するグループや写真家がいたが、ご来光は無理だろうと決め込み20分ほど仮眠する(少しでも寝ると楽になる)。
4時に朝食を済ませてから、予定通りに出発する。

ビジターセンターに登山届けを提出。お世話にはなりませんように・・。

ライトが無くても歩けます。
長丁場、そしていつもとは逆に復路が登りになる今回の山行に不安を持ちつつゆっくり歩きだす。

5時8分雲の上からのご来光。

山頂は寒かっただろうな。


なかなか身体が温まりません。

熊野灘・尾鷲湾が見えている。

日出ヶ岳展望台には登らず。

大杉谷へ。

原生林・針葉樹林

シャクナゲの群生林と違うの?花芽は全くなし。

ブナの原生林。

一本だけ咲いていたが、一株でこれだけとは寂しいよね。

シャクナゲ平。咲いていません。酷い裏年です。

10℃以下、北風が強い。フィリピン付近の大型台風の影響かな?

シャクナゲ三輪 三輪ほどの静けさ。

堂倉避難小屋で休憩

高度が下がって弱まった風、やっと従来の服装に。エネルギー補給する。
小屋で休憩していると大台ヶ原を1時間遅く出発した同年代の単独者が来る。同じ七ツ釜滝までとか・・。
下りは苦手な私だが、帰路の膝負担を考慮してゆっくり歩き過ぎたかな。
私達が先に出発するが、途中で抜かれる。

避難小屋下の大台林道を少し歩き再び尾根道へ。


林道分れから約30分後にやっと尾根から外れて大杉谷へ。

堂倉滝。大台ヶ原駐車場から3時間32分、やっと大杉谷に。

堂倉滝  堂倉滝吊橋上より。 標高830前後

堂倉吊橋

堂倉吊橋より。

岩壁のクサリ場


登り優先の待機。
大杉渓谷に入ると単独者も同じペースで歩くようになる。 
渓谷見学でペースを落したのかな?

桃の木山の家泊まりの登山者と出会うようになる。
出会った登山者は百人前後だろうか。時間を気にしながらの下山の我輩。
登り優先か?仕方ない待機する。
30人前後のグループや、必要以上の間隔で歩く10人以下のグループにもイライラする。
「ありがとう」というハイカーもいるが知らん顔も。必死なので余裕がないのかな?動作を見ていると分かるが。 
最後尾にも無視されると大阪人としては一言いいたくなるね。
しかし、振り返り背中を睨み付けるのが精々。 小心者です。
下りが3名では多勢に無勢。
多数の中での溯上でなくて良かったが。

恐る恐る下を覗き込む。 カメラには一部しか納まらないのが残念です。

出発しようとしたら登ってきました。

与八郎滝上部

樹林が邪魔な与八郎滝

吊橋に隠れている隠滝


光滝  静けさが戻り光滝に到着。

 光滝

庄野ヶ浜  前方に2004年 台風21号の集中豪雨による崩落箇所が見えてくる。

整備された崩落地

ガクウツギ


ドリルで割られた平らな岩が敷き詰められ安心して歩けた。

崩落地を通過するのに10分ほどかかる。



今回最後の七ツ釜滝吊橋が見えてくる。

七ツ釜滝吊橋からの上流

七ツ釜滝への下りはキツイです。

未だ危険箇所が・・。

帰り満腹での登りはキツイだろうな・・。

七ツ釜滝展望小屋が小さく見えました。

七ツ釜滝上部

日本の滝百選







休憩小屋で昼食だ。

見納め  もう訪れることはないだろう七ツ釜滝。 
 大台ケ原へ戻ります。  気温は15℃前後   

七ツ釜滝吊橋までは、食後の腹ごなしには、きつかった。



崩落地まで戻ってきました。

崩落地の上部。

庄野ヶ浜通過

光滝

隠滝通過


堂倉滝。  大杉渓谷はここまで、日出ヶ岳まで標高差870m。頑張るぞ!

堂倉避難小屋でリュックを下ろし休憩。標高1200m 日出ヶ岳まで3,2km

本日一番の花付きが良かったシャクナゲ。

フモトスミレ

15℃〜18℃ 避難小屋からは北風が吹き薄っすらと汗をかく程度

日出ヶ岳まで1,9km。

ヒメシャラ


コミヤマカタバミ


桧 誕生

ブナ・カエデの原生林


奇型のトウヒ

日出ヶ岳直下のシャクナゲ群生地 階段が続きます。
 復路は日出ヶ岳直下で
粟谷小屋宿泊の2組(7人)の登山者に会っただけでした。

日出ヶ岳では鹿がお出迎え。 山頂には誰もいないのかな?
日出ヶ岳頂上だ。 

V やったぜ! 

展望台から

展望台より。 北へ連なる台高山脈 中央;薊岳 右に国見山 明神岳

台高山脈 池小屋山 迷岳方面

大峰山脈  中央;釈迦ヶ岳  右;八経ヶ岳 弥山

八経ヶ岳 弥山 中央;行者還岳 右;大普賢岳  山上ヶ岳

熊野灘 尾鷲湾

正木嶺 カップル;邪魔をしたのかな?

ワチガイソウ

タチツボスミレ

遊歩道を歩き駐車場へ。

駐車場にはハイカーではなく観光客が。

16時に無事に戻ることができました。
覚悟はしていたロングコース、山の神が快適な気温と風とで、暑さに弱い私を助けてくれました。
また、下山が苦手な私には、下りから始まる山行が良かったですね。

ゴールデンウィーク明けの最初の日曜日とあって渋滞もなく19時30分に帰宅することができました。

5月1日 登山口〓七ツ釜滝の記録

ページの頭へ