平成24年10月20日(土) 紅葉の雨飾山(あまかざりやま)1963m   山行ルート地図

年度別   トップ  2日目の高妻山

 先週に続き週末の天気が良さそうだ。前日の昼に紅葉シーズンに登りたいと思っていた雨飾山に決める。日帰りでは勿体ないので、車中泊後、2日目に登る山で迷ってしまう。一応、黒姫山を予定(変更する)する。

 北陸道か中央道から行くかでも迷った。どちらからでも走行距離は変わらない。北陸道からだと、有料道路を50km余分に走るので、早く到着できそうだ。
しかし、無収入の我が家である。時間はあるので中央道から行くことにする。


 前日21時40分に枚方を出発する。1時30分ごろに安曇野IC(旧:豊科)で降り、国道148号線を走り、小谷(おたり)温泉口で右折、小谷温泉街を過ぎ、雨飾高原キャンプ場に4時ごろに着く。(安曇野ICから約80km 枚方から434km)。
奥の50台収容の駐車場には既に8割以上が駐車されていた。駐車場には休憩所とトイレがある。
1時間ほど仮眠している間に駐車場は満車になり、出発準備をする登山者で賑わっていた。

周辺地図  


6:17雨飾高原キャンプ場(登山口)〓7:57〜8:08荒菅沢〓9:07笹平〓9:32〜10:26雨飾山〓11:52〜57荒菅沢〓13:20雨飾高原キャンプ場

 休憩所横が登山口で、木道のある広河原の湿地帯を歩く。登山道には400m毎にポイントがあり11まである。
ブナ林の紅葉を観ながらのんびりと歩いていたら2/11までの区間で40人ほどの登山者に追い抜かれてしまう。
2/11からは尾根に取り付き登りになる。
登りになり、ごく普通の登山者と同じペースになる。広場になったブナ平を過ぎ、5/11を過ぎると荒菅沢への下りになる。
途中に斜面の肩より鋭峰(布団菱)の岩礁群、下部岩壁の見事に紅葉した風景が望まれる絶景ポイントがあり、誰もが立ち止まりカメラを向ける。

 大勢の登山者がいる荒菅(すげ)沢に下りて来る。深田久弥は大海川から荒菅沢を登りフトンビシを辿って山頂を目指したようだ。登りたいが、凡人には登れる筈がないコースである。
荒菅沢を渡ると急坂が続く。ハシゴ場では順番待ち、健脚者には先に登ってもらい、下山者とも道の譲り合いと要らぬところで神経を使う。
やっと笹原の入口に辿り着く。ここは金山への縦走道分岐でもある。笹原に覆われた広い稜線の奥に山頂への最後の登りが見えている。

 山頂への登りになると『ふりかえれば荒スゲ沢』のプレートがある。荒菅沢コースを登ると、ここに辿り着くのだろう。
それにしても登山者が多い。思うように登れないのは仕方ない。
ツァーの責任者が「半数の20人が下山するので道を譲ってください」と。しかし40人のツアー団体が下りて来る。遅れまいとするから道を譲ってくれない。とうとう渋滞してしまう。譲った責任を感じているのに、無理に下山した者は知らぬ顔。頂上まで20mもないのだが。


雨飾高原キャンプ場

男子トイレにも列が。

紅葉・・期待できそうです。

2/11までは広河原の湿地帯を歩く。

こんな写真を撮っているから抜かれるのでしょうか。

40人ほど追い抜かれて2/11。 ここから尾根に取り付きます。


ブナ林にはよくある平坦な所は泥濘。

こんな風景を見せられると暫く動けません

荒菅沢に降りてきました。 布団菱(意味は分かりません)


荒菅沢出合

ゴマナ

沢を渡ると笹平まではキツイ登りです

登山者の列

ハシゴ場は込み合います。

笹平からの雨飾山

笹平

日本海が見えています。

ふりかえれば荒菅沢

 雨飾山頂上に立つ。山名プレート付近は常に人がいる。それでも証拠写真を撮る。
山頂からは素晴らしい展望が広がる。しかし初めての山域で山座同定が難しい。火打山・鹿島槍・白馬岳を教えてもらい帰宅後に、地図と睨めっこすることにして、リュックにある衣類を全部着込んで(気温4度・弱風)、お湯を沸かす。

 往路を下山する。飽きることなく紅葉を楽しみながら無事に下山する。


高妻山でも再会しました。

寒い。着膨れ。

北アルプス

北アルプス 大天井ヶ岳  穂高岳 槍ヶ岳  爺ヶ岳  鹿島槍ヶ岳 五竜岳 方面

日本海    左;糸井川市  駒ヶ岳  鬼ヶ面山 鋸岳の奥・烏帽子岳   右奥;鉾ヶ岳

中央;焼山 奥が火打山

明日登る高妻山(右奥)かな。

下山

荒菅沢に戻り、また撮影タイム

布団菱を撮る私を撮る。

陽が照るとまた違った風景に。

ブナ平で寛ぐ登山者。

天気次第では帰宅するつもりでいたが、明日も好天が臨まれそうだ。
黒姫山を予定していたが、100名山である雨飾山に満足。明日も100名山である高妻山に変更する。

 カーナビで高妻山を捜すが、初めての山域で位置関係がサッパリ分からずで、手間取ってしまう。
カーナビにセットすると白馬からの道則を案内する。地図では小谷村から信濃に抜ける山越え道があるのだが。

 カーナビを無視して山越え道を走る。カーナビは軌跡を残すが案内はしてくれず。対向車もあるので大丈夫のようだ。
紅葉したブナ林に覆われた舗装道を走っていたが、金山登山口を過ぎると地道になりスピードダウンするが、車高の低い車でも大丈夫だった。それにしても見渡す限りみごとに紅葉したブナ林である。
道幅が狭い箇所での紅葉狩り、キノコ採りの車とすれ違う時は譲り合うこともあったが、火打山・妙高山登山口まで来るとカーナビは案内を始める。妙高高原は紅葉狩りを楽しむ車で賑わっていた。

 途中にあった『道の駅・しなの』で夕食を済ませ、国道18号線に出て、コンビニで明日の食料を調達して県道36号線を走り戸隠キャンプ場へ。 雨飾山から62km


車高の低い車でも低速で走れました。対向車が来ると譲り合う箇所もあります。

全山紅葉の山々でした。

山に登らなくても充分、紅葉が楽しめます。

山越えをすると妙高山が見えてきました。

妙高山の山すそを走ります。

地道ですが走り易くなりました。

野尻湖

道の駅『しなの』で夕食を済ませます。
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