平成24年9月25日〜27日 北アルプス・薬師岳2926m

【1日目】

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 テント泊とはいえ、アルプス登山だと出費が多い。天候不順に寄る再トライは出来ればしたくない。
今回も気象庁の富山・岐阜・長野県の天気予報で確認して、前日に決めるが、夕方にピンポイントで立山の天気予報を見ると、曇りマークに傘マークも。急遽中止にしたが、悩みに悩んだ末に決行。

 0時30分に枚方を出発。5時過ぎに北陸道・富山ICを降り、県道43号線を走り有峰へ。
ナビにセットしてあった折立への有峰林道は小口川線を指定する。遠回りに思ったがナビに従い走り、料金所に6時営業の20分前に着き、駐車場に待機していると、「薬師岳に登るのなら小見線の方が早いよ」と云われ引き返す。
亀谷温泉を過ぎると直ぐに有峰林道小見線料金所があり、ゲートが開くのを6台目に並んで待つ(6時から20時通行可能1800円)。
平日なので、工事用の車両が多かったが、30分で折立駐車場に着く。枚方から372km

周辺道路(中心は登山口)


7:12折立ヒュッテ(登山口)〓8:49〜54三角点〓11:30〜12:15太郎平小屋(昼食)・太郎兵衛平〓12:35薬師峠キャンプ場(泊)

 駐車場には40台ほどが止まっているが7割ほどの混みようだった(ピーク時には臨時駐車場もある)。
日帰り登山者は早々と出発したが、準備に40分もかかってしまう。登山口の折立ヒュッテで登山届けを書くが、最後の一枚だった。
ミズナラの大木から登山道に入る。樹林帯のため展望は無く段差の低い箇所を選びながら登る。
針葉樹林帯が自生するようになると、ベンチがある三角点に着き、やっと薬師岳が望まれたが、左奥に望まれる剣岳・立山には雲が湧き上がり隠れる寸前だった。

 三角点からは太郎山からの北西へ延びる分かりやすい稜線になる。
数箇所のベンチのある休憩所からは薬師岳が望まれるが、雲がかかる前に太郎平山荘に辿り着きたいので、休まずに登るが、気持ちは焦っても身体は思うように動いてくれない。
1934mを過ぎ、やっと草原に出ると木道と石畳の道になるが、薬師岳山頂にはガスがかかってしまう。また右手には白山が望まれるのだが、下から雲が上昇して隠れてしまっている。
五光岩ベンチを過ぎ、久しぶりの登山によるスタミナの無さに自信を失い、スローな足運びになる。


有峰林道小見線料金所

折立登山口の駐車場

折立ヒュッテ

ミズナラの大木

ブナ林

針葉樹林

ゴゼンタチバナ実

三角点の展望所からの薬師岳  左;剣岳・立山

三角点展望所より。 雲がかかり始めた剣岳と隠れてしまった立山

ミヤマママコナ

オオカメノキ実

ホソバノヤマハハコ

草紅葉がはじまっていた。 右;太郎山?

有峰湖

撮影中はリュックを背もたれにして休憩。

薬師岳は隠れてしまう。

オヤマリンドウ

キンコウカ実

アカモノ実


太郎平小屋もう直ぐ。

 太郎平小屋に着く。テーブルを借りて、広々した太郎兵衛平と、ガスのかかった薬師岳を見ながらビールで乾杯。「最高に美味い!」やっと元気を取り戻し、コンビニ弁当を食べる。
切れそうで切れない薬師岳のガスを見ながら、木道と石畳道の太郎兵衛平を歩き、鞍部にへ下る。

 幕営地の薬師峠に着き、風下の黒部五郎岳方向を入口にしてテントを張り、夕食まで横になり時間を潰す。
管理している太郎平小屋からテント設営料1人500円を徴収に来る。その人がバイオトイレの清掃も。感謝である。序にビールの販売もしてくれたら嬉しいのだが。

 16時におでんにお餅を入れた夕食をとる。17時前にはテント場も強い風とガスに包まれて、急に寒くなる。未だ明るいがシェラフに入り寝ることにする。
19時過ぎに、目覚めるとテント内でも月明かりを感じて、外に出ると風はなく、満天の夜空になっていた。これなら、ご来光を拝めそうだ。
8張のテントが張られていたが、既に皆さん眠っているようで、静かだった。億劫だが、トイレに行ってから眠りにつく。


太郎兵衛平  太郎平小屋前より 

黒部五郎岳が望まれた

 

薬師峠へ

シラタマノキ

太郎兵衛平を歩く。 中央;薬師平 雲がかかっている薬師岳山頂 

薬師峠のキャンプ場

黒部五郎岳を見ながら寛ぐ。 ここまでガスが迫って来た。

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