平成23年10月19日(水) 飛騨・丸黒山( 1956m
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昨日の猪臥山登山口から移動して『乗鞍青年の家』の駐車場で一夜を過す。朝7時の朝食前だろうか、青年の家から国歌・君が代が聞こえてくる(昨日の夕食前も)。私たちは登山準備にかかる。
青年の家の左より裏手に周り、ゲレンデ脇の地道の車道をでると乗鞍岳の一部の峰が見えてくる。
車道の終わりが日影峠で、御嶽山が望まれた。峠から直進の細い道を下る巻き道がある(標示なし)が、下山時に利用することにして、左折して木階段を登る。
階段を登りきると樹林に囲まれて展望は良くない日影平山に着くが、槍ヶ岳・穂高連峰が何とか分かった。下ると巻き道と合流し、ブナの木平に着く。黒部五郎岳・笠ヶ岳・槍ヶ岳・穂高連峰が望まれる。
岩井谷乗越を過ぎ、枯松尾根を登ると新道と旧道分岐があり、新道の枯松尾根を登ると枯松平山に着くが展望はない。
黄葉したカラマツの林を下ると白樺広場と云われる林になり、雰囲気が一変して明るくなる。
旧道との合流点が枯松平休憩舎で、テラス付きで避難小屋も兼ねている建物だった。
枯松平から平金乗越を過ぎるとガンバル坂と呼ばれる急な階段を登る。白山見晴台に着き小休止して、雲海に浮かぶ白山を望む。
白山見晴台を過ぎると、今度は根性坂と呼ばれる急登が暫く続き尾根上に出ると、やっと緩やかな道になる。
針葉樹林帯の尾根を南へ行くと、眼下に五色ヶ原の池が見える池見台と云う高さ1mほどの不安定な岩がある。登ってみたが樹が生長しているため見ることが出来ず。
乗鞍青年の家 |
日影峠までは車道を歩きます。 |
日影峠からの御嶽山。 |
日影峠。細い直進の道は巻き道。左折して日影平山へ。 |
樹林に囲まれた日影平山 |
日影平山からの槍ヶ岳。 |
日影平山からの下り、鞍部で巻き道と合流。 |
カウントアップ。60で山頂 |
ブナの木平にて。槍ヶ岳 |
ブナの木平にて。黒部五郎岳 笠ヶ岳 |
岩井谷乗越 |
旧道分岐。新道へ |
樹林に囲まれて展望のない枯松平山 |
白樺広場にて。 |
枯松平休憩舎。 旧道と合流。 |
平金乗越付近のカラマツ林 |
急登のガンバル坂 |
白山見晴台で白山を見ながら休憩。次は根性坂へ。 |
白山見晴台にて。 雲海に浮かぶ白山 |
岩に揚がるが五色ヶ原の池は樹木が茂り見えず。乗鞍岳が↓ |
山頂直下(手前)。 |
【丸黒山頂上】
池見台から、わずかで丸黒山に着く。山頂は広く中央に祠と三角点があり、眼前に乗鞍岳が迫り、北アルプスの山々が見渡せる。展望に酔い、ビール、そしてお湯割りに酔う、私たちだけの山頂である。
食後は横になり北アルプス、乗鞍岳を眺めながらウトウトする最高の時間を過す。
しかしガイド本に記されていた白山は落葉した樹林越しであった。このままだと、数年後には展望の効かない山になってしまうかも知れない。
乗鞍岳 富士見岳 摩利支天岳 朝日岳 剣ヶ峰 大日岳 屏風岳 |
北アルプス 黒部五郎岳 笠ヶ岳方面 |
北アルプス 笠ヶ岳 槍ヶ岳 南岳 北穂高岳 涸沢岳 奥穂高岳 (前に焼岳) 前穂高岳 明神岳 |
穂高連峰と焼岳 |
御嶽山 |
白山 |
【下山】
下山、3箇所の巻き道(標示なし)と旧道を歩くと、短時間で日影峠に戻ることができた。
丸黒山が望める箇所はないかと、かぶと山方向に5分ほど登ると、あづま屋のある御嶽山見晴台があった。
ここから御嶽山を望み、樹林越しに乗鞍岳の手前に見える丸黒山を見てから日影峠に戻り、乗鞍青年の家へ下る。
カラマツ・白樺の黄葉、展望に満足した山行を終える。
枯松平休憩舎。まで戻り旧道へ。 |
旧道にて |
旧道にて |
旧道にて |
岩井谷乗越付近の巻き道にて。 黒部五郎岳 双六岳 笠ヶ岳方面 |
日影峠へ巻き道にて |
日影峠に戻ってくる。階段は往路、 細い道は復路。 |
日影峠からかぶと山方向へ5分ほど登ると 御嶽山見晴台があった。 |
御嶽山 |
乗鞍岳(左・剣ヶ峰)と丸黒山(手前) |
青年の家に無事戻る。 |
駐車場の紅葉。 |
帰路、荘川IC近くにある『道の駅・桜の里荘川』内にある『荘川温泉・桜香の湯』で入浴、夕食を済ませてから、家路につく。