平成23年9月7日〜9日 (前半) 蝶ヶ岳2677m〜常念岳2857m
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昨年はガスの蝶ヶ岳、そして今年6月はガレ場の残雪が怖くて常念岳手前で撤退している。 |
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初めてフル装備のリョックを担ごうとしたが肩が後に回らず、腰を捻って担ごうとすると筋が張って痛みを感じる。結局は細君に手伝ってもらって担ぐことになる。
担ぐと20キロ近い重さでも、息を切らさないペースだと登れそうで一安心する。
林道を800m程歩き、登山口に着く。50m先の常念岳分岐で直進して蝶ヶ岳を目指す。直進して本沢の小さな流れを渡渉(増水時には常念岳登山道からの迂回道有り)、本沢の吊橋を渡る。
力水の水場で喉を潤し、上部の梯子のある斜面を登ると、緩やかな針葉樹林の道になる。
やがて、針葉樹林の尾根道に取付き高度を上げる。
まめうち平でリュックを下ろし休憩する。ここからは尾根道から外れ、緩やかな登山道になるが、泥濘が多い。
ガレ場の斜面をトラバースするようになると、樹間から本沢越しに常念岳が望まれ、今日は急いで登らなくても素晴らしい展望が見られると確信する。
蝶沢の源頭部に着く。明日の常念小屋までの水3、5リットルを補給(季節によっては渇水)すると、肩にリュックの重さを感じる。蝶ヶ岳ヒュッテで水を買うべきだったと後悔する(1リットル150円)。
蝶沢の源頭部からは落葉広葉樹に変わり、潅木帯から出ると大滝山分岐。更に登ると、6月頃になると雪渓が蝶の形に見えるお花畑に着くが、トリカブト以外は、殆ど終わっていた。
お花畑の先からはハイマツ帯になり、通り抜けると宿泊地の蝶ヶ岳直下のテント場に着く。
ここまで追い抜いた登山者は0人、追い抜かれた登山者は30名ほど。もうこれ以上は動けないほどの疲れで、明日の縦走に不安を感じる。
三股駐車場からは蝶槍が見える。、 |
三股登山口。 |
⇔常念岳分岐 |
本沢に架かる吊橋 |
支流 |
力水 |
尾根道になるとキツイ登りになる。 |
中央;常念岳 苑O常念岳からの下山尾根 |
まめうち平 |
まめうち平から暫くは緩やかな登山道。 |
蝶沢源頭部。 上部まで汲みに登る必要はなかったが、 リュックは更に重くなる。 |
ダケカンバ・ナナカマド等の明るい登山道になる。ガレ石に注意。 |
ダケカンバ |
明日、縦走する常念岳への尾根。今は疲れ果て完走できるか心配になる。 |
背後に八ヶ岳・富士山・南アルプスが望まれる。 |
テント場に着く。蝶ヶ岳頂上は2分ほどで最高のテント場。 |
リュックを下ろし、蝶ヶ岳ヒュッテでテント場使用料(1人500円)を支払い、テント場を通り抜けて山頂へ。
蝶ヶ岳頂上からは大パノラマが広がる。今年一番の目的である山に登れ、深い感動を味わいながらビールで乾杯し、コンビニ弁当で昼食にする。
食事をすると元気になり、テントの設営にかかる。ヒュッテで強い西風が吹くと聞いたので、入口を東にしてテントを設営する。穂高連峰に陽が沈む前に夕食をすませる。夕日の撮影時間を待つが雲がないためだろうか、思うような風景にはならなかった。
暗くなるとすることもなく、疲れのためか6時半に就寝する。
強い西風の音に深夜0時頃に目を覚ます。序にトイレへ行くと、眼下に安曇野・松本市街地の夜景、そして夜空には満天の星である。御来光は拝めると思う。
明るくなってきたので厚着をして外に出ると、陽が昇りそうな浅間山付近は特に雲が多い。
それでも山頂へ登り待つが駄目だった。明日に期待することにしてテント場へ戻り朝食にする。
単独登山者のテントが8張あったが1張りを残すだけになり、各自の目的地へと出発していった。
私たちも常念岳へ出発する。
蝶ヶ岳の標柱、角度が悪いな。 |
穂高連峰 |
テント設営完了 |
ホシガラス。テン場横のハイマツの種を食べていた。 |
夕暮れ |
左から御嶽山・乗鞍岳・焼岳・穂高連峰〜槍ヶ岳〜大天井岳・常念岳 |
安曇野市・松本市の夜景 |
【蝶ヶ岳の夜明け】
残念!浅間山付近からの御来光だったが・・。明日に期待しよう。 |
中央左;浅間山 右;八ヶ岳 |
富士山と南アルプス。昨日は一日中望めた富士山。今日も望めそうだ。 |
朝焼けを期待していたが・・。 槍ヶ岳山荘からも御来光は駄目だったろう。 |
9張りあったテント。5張りは常念岳へ。 |
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