平成23年7月2日(土) A白山釈迦岳 2053m
2年ぶりの白山釈迦岳、しかし殆どの登山者は展望のない山頂を極めない。目的は今の時期に咲くオオサクラソウを見ること。そして、私は偶然に発見したあの花と再会するためだが、咲いているだろうか。 |
|
|
ライトなしでも歩けるようになってから出発するが、熊避けのお呪いのつもりでライトを点ける。
鬱蒼とした樹林内を登ると20分ほどで仕事道に出る。ここで白山禅定道と別れ仕事道を歩き、トンネルを抜け、堰堤手前の橋を渡る。
右にカーブするところに石仏と湧水があり、ランチ用の水を補給しておく。石仏から100mも行かずに白山釈迦岳登山口だが、反対側にある掲示板に気を取られると通り過ぎてしまいそうだ。
下草が茂って登山道を隠しているが、始めだけでブナの原生林が続く。「○○が咲いている」。「未だ暗い。帰りに撮ろう」と先を急ぐ(帰路撮り忘れもあったが)。
途中にある水場(湧水・夏場には涸れることも)は下山時の補給場所になりそうだ。
ブナからダケカンバに変わると、別山が見え始め、背後には奥越の山々を覆う雲海が広がり、荒島岳は浮かんで見える。この雲海が動く前に展望の良い釈迦岳前峰に辿り着きたいのだが。
笹原になると前方に山頂かと思わせる峰が見えてくるが、登山道は東方向に曲がり、ジグザグの登りとなり、釈迦岳前峰へ。
近くの空地に駐車。 |
白山禅定道と別れ仕事道を歩く。 |
トンネル抜けると堰堤が見えてくる。 |
石仏・ランチ用の湧水を汲み登山口へ。 |
⇔白山新道登山口。 通前にある掲示板を見てり過ぎないように。 |
ブナ林 |
ダケカンバになり、別山・三ノ峰が望まれた。 |
ダケカンバ |
残雪が現れる。 |
雲海で奥越の山々は見えず。。 眼下に市ノ瀬、 遠くは荒島岳か。 |
釈迦岳前峰に着く。白山・別山の展望に間に合った。今までの経験からだとあと1時間もすればガスがかかるだろう。
下ると白山釈迦岳との鞍部である。ここには残雪が残る。山頂には登らずに左から巻くと、直ぐ左下が池なのだが、未だ雪に覆われていた。2年前より時期を遅らせて登ってきたが、今年は雪が多かったようだ。花が咲いているか心配になってくる。
白山釈迦岳を過ぎると、花を観賞しながらの散策になり、ハクサンチドリが道端に咲く。鞍部の湯ノ谷乗越まで下るとミズバショウ・リュウキンカが群生する。
白山方向にはガスが薄っすらとかかり始めた。再び登りになると別山はガスに隠れる寸前である。この辺りから前回はオオサクラソウが見え出したのだが、葉だけが目立つ。やはり今年は咲くのが遅いのか、少ないのか。目障りな虫が少ないのは助かるが。
やっと湿地がある場所まで登るとオオサクラソウが咲くようになる。
乳白の世界になってしまった。眼下の湯ノ谷も見えなくなり雪解け水の流れ落ちる音を聞きながら食事する。
あの花も観られて満足して下山する。
撮ってきた画像、未だ不慣れなカメラのため、思うような画像が少ないので残念だ。
釈迦岳前峰より 白山最高峰は? 四塚山と七倉山か? |
|
御舎利山・別山・三ノ峰 |
|
下り、湯ノ谷乗越へ。 |
|
ミヤマキンポウゲ |
別山にも雲が迫る。鉛虫R釈迦岳 |
湯ノ谷 |
覚悟していたガス。 |
ハクサンチドリも見納め。 |
【花】
オオサクラソウ |
|
あの花 |
ウズラバハクサンチドリ |
ハクサンチドリ |
ミズバショウとリュウキンカ(湯ノ谷乗越の水場) |
|
リュウキンカ |
|
サンカヨウ |
|
キヌガサソウ |
グンナイフウロ |
グンバイズル |
ニッコウキスゲ |
ミヤマタンポポ |
テガタチドリ |
ムカゴトラノオ |
コバイケイソウ |
ショウジョウバカマ |
ノウゴウイチゴ |
ムラサキヤシオ |
トウキ |
ミヤマダイコンソウ |
ツマトリソウ |
ゴゼンタチバナ |
ミツバオウレン |
マイズルソウ |
キバナノコマノツメ |
ミヤマスミレ |
オオバミゾホオズキ |
エンレイソウ |
ヨツバシオガマ |
アカモノ |
イワナシ |
ツクバネソウ |
カラマツソウ |
ハクサンハタザオ |
コケイラン |
初;サイハイラン |
ベニバナイチゴ |
ヤグルマソウ |
ササユリ |