平成21年6月28日 白山釈迦岳 2053m
諦めていた日曜日の天気だったが、土曜日になり好転する。自炊している息子からの帰宅電話もない。 |
周辺地図 |
4:30白山禅定道・白山釈迦岳入口〓4:50工事道出合〓間違って白山禅定道へ(45分ロス)〓5:35再度工事道出合〓6:10釈迦岳登山口〓7:05水場〓8:40釈迦岳前峰〓9:20〜25湯の谷乗越(水場)〓10:00〜11:00オオサクラソウ群生地(食事)〓12:10白山釈迦岳〓12:24釈迦岳前峰〓14:05釈迦岳登山口〓15:05白山禅定道・白山釈迦岳入口 歩行距離19.1km+ロス1.2km |
【釈迦岳前峰へ】
熊避け鈴を付けて白山禅定道・白山釈迦岳入口を出発する。20分ほどで工事道に出合う。ここで間違って白山禅定道の梯子坂と云われるブナ林の急坂を登り切って、六万山直下の稜線まで登った所で気付き引き返す。気温は15度、涼しい間に登ろうと思っていたのに、大失態をしてしまう。「まぁ、何時ものことだが。」
気を取り直して湯の谷沿いの工事道(2.3km)を歩く。トンネルを抜け、堰堤手前の橋を渡リUターンすると、次のカーブに石仏があり、湧水があったのでペットボトルに補充する。
石仏から2分ほどで釈迦新道入口の釈迦岳登山口があった。始めは下草が茂り不安を感じたが、取り越し苦労だった。
緑濃い美しいブナ林の道を登る。梯子坂ほどの急坂ではないが、登りが続き身体が重く「何で、登山をしたんや?」と、少々苛立ってくる。
長丁場のため、こまめに水分を取って登る。時期によっては涸れることがある水場でも補充する。そのため予備の水が入ったリュックは軽くならず。
ブナ林からシラビソ・ダケカンバの森になると大群の虫(ブヨ)だ。油断すると刺され、口・耳、目まで入ってきて、ゆっくりと花を撮ることもできない状態になる。
樹林から見晴らしの良いササ原に出てくるが、相変わらず虫が飛び回っており、休憩したいができない。
釈迦岳前峰への登りになる。我慢して登っていたが猛烈に空腹を感じて休憩する。アンパンを味わうことなく急いで食べる。
釈迦新道・白山禅定道入口 |
⇔未だ薄暗い林内に咲くササユリ |
ハナチダケサシ |
工事道出合。理解出来なかった道標。 |
間違って白山禅定道(梯子坂)を登る。 |
⇔湯の谷の堰堤と橋 |
石仏と湧水 |
⇔下草が茂る釈迦新道登山口 |
ヤグルマソウ |
ギンリョウソウ |
ズダヤクシュ |
タニギキョウ |
ブナ林 |
クルマムグラ |
マイヅルソウ |
アカモノ |
⇔ゴゼンタチバナ |
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オオバミゾホオズキ |
ダケカンバの森になる。 |
ツマトリソウ |
ムシカリ |
ミツバオウレン |
ササ原になる。 |
アギスミレ |
キバナノコマノツメ |
ヨツバシオガマ |
やっと白山釈迦岳が望まれた。 |
ミヤマキスミレ |
別山〜三ノ峰方面 |
釈迦岳前峰の岩壁 |
【釈迦岳前峰からオオサクラソウ群生地】
360度の展望がある釈迦岳前峰に辿り着く。しかし霞んで奥越の山々は殆ど見えないが、梅雨空で、これだけの展望を観られて満足である。
うっとうしい虫を無視できない釈迦岳前峰で、リュックを下ろすことなく早々と下山する。
白山釈迦岳に登る予定でいたが、雪渓を横切った地点が分岐(右へ)だったのだが、気付かずに左から巻くと長い池との境目を下る。
やがて、前方に白山、道端に多く咲くハクサンチドリ、他にもカラフルに咲く高山植物を観ながら、湯の谷乗越へ下って行く。
湯の谷乗越に着く。ミズバショウ・リュウキンカが咲き乱れていた。せせらぎで喉を潤し、虫を払いながら花園を楽しむ。
ここからは登りになって、今日の目的であるオオサクラソウを観るため高度を上げる。標高2050mまで登るとオオサクラソウ群生地があり、リュウキンカも咲いていた。
ここで、食事することにする。幸いにも湯の谷(東)側のガレ場斜面は強い風で虫が近づかないので助かった。
食後、リュックを置いてハクサンイチゲが咲いていないかと、登ってみるがこの高度(2200m付近)では咲いていなかった。
四塚山・七倉山方面 |
別山 |
;白山釈迦岳 |
白山から別山方面 |
池;気付かずに白山釈迦岳を巻いていた。 |
⇔ミヤマキンポウゲ |
タカネザクラ |
ムラサキヤシオ |
コイワカガミ |
カラマツソウ |
ハクサンハタザオ |
ハクサンチドリ |
湯の谷乗越へ |
ハクサンチドリ |
ムカゴトラノオ |
ショウジョウバカマ |
湯の谷乗越付近より |
⇔リュウキンカ |
湯の谷乗越(水場) |
ミズバショウ |
キヌガサソウ |
別山にガスが流れてきた。湯の谷乗越より |
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サンカヨウ |
ミヤマキンポウゲ |
ニッコウキスゲとミヤマゼンコ。 |
グンナイフウロ |
湯の谷 |
コバイケイソウ |
⇔シナノキンバイ |
ノウゴウイチゴ |
今回、目的の花 オオサクラソウ |
ベニバナイチゴ |
オオサクラソウとリュウキンカ |
オオサクラソウ |
ミヤマタンポポ |
なんだ?初めて観る花に興奮 |
⇔ |
白山にガスがかかるようになり、引き返すことにする。
途中、白山釈迦岳に登る。ササが覆い茂り、道を隠す登りだった。ガスがかかってしまって、ササが茂る白山釈迦岳頂上からは、眺望を確認することが出来なかった。
計算したわけではないが、思っていたより早く下山できた。朝のコース間違いのロス時間が無ければ、もっと標高の高い地点まで登り、更に多くの高山植物に出会ったかも?一寸、悔やまれる山行。
予期していなかった初めて観る花に大興奮したのを忘れ、欲深いことを思ってしまった。
白山にガスがかかった。下山しよう。 |
ガスがかかってしまった白山釈迦岳に登る。 |
白山釈迦岳頂上 |
釈迦前峰直下からの湯の谷。 |
出発地点に戻ってくる。 車で移動して美味しい湧水を汲みに行く。 |