平成23年2月16日 越前・B日野山 795m
全国的に晴天の予報だ。登りたい山はたくさんあるのだが、平日なので高速料金の割引がない。そんな時に登ろうと思っていたのが、日野山と鬼ヶ岳のダブル登山。 |
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集会所前の駐車場 |
駐車場からの日野山 |
7:00駐車場〓8:05石ノ唐戸〓8:30室堂〓9:25〜11:15日野山〓12:45駐車場 |
駐車場は私の車だけだ。約10分で日野神社に着き参拝。神社左の民家との境にある道を行くと登山口がある。
今日一番の入山者のようだが、大雪でない限り、登山道は雪で埋もれてもトレースはしっかりとある。
谷間の林道を歩き、左岸に渡ると堰堤の100mほど手前に古道の標示がある。ここを登ると林道に出たが、古道は雪で埋もれトレースがない。ガイドに記載されている定番コースを登ることにする。
林道を歩くと、堰堤手前からの道と合流し、やがて林道は終わる。
稜線を暫く登った後に南へトラバースすると雪を被った焼餅岩、そして小さな涸れ谷に下りて来ると石ノ岩戸に来る。再びトラバースすると弁慶の三枚切り岩を見るが、この付近の山斜面は傾斜があるので、雪が緩む頃には雪崩に注意がいる。
露岩地点を過ぎると越前市街地が広がり、後に登る鬼ヶ岳も望める。林道だと思われる道を過ぎて、落葉樹の森を緩やかに登ると、杉林内に入り休憩所のある室堂に着く。
室堂から少し林道を歩いて山道に入ると、後半のきつい登りになる。林道はジグザグに山頂へと続いているが、ここはアイゼンの爪を活かして真っ直ぐに登る。
比丘尼(ひくに)ころがしと云われる地点を気付かずに通り過ぎ、傾斜が少し緩やかになると、落葉樹の森になり山頂は近い。
日野神社 |
登山口。暫く谷間を歩く。 |
堰堤上部の林道を歩く。 |
雪に埋もれた焼餅岩 |
石ノ唐戸 |
石ノ唐戸 |
眼下に武生市街地。 |
室堂の休憩所。 |
室堂を過ぎると傾斜が増す。 |
【山頂】
日野山頂上に着くと、室堂を過ぎた所で抜かれた男性は直ぐに下山し、山頂を独占する。鳥居は埋まっている。3mはあると思われる日野神社奥宮の石垣の台座も埋もれている。
参拝もそこそこに奥宮裏手へ。
期待通り、大パノラマが広がる。山名通りの白い山が輝いており歓声を上げる。石川県・岐阜県の県境の山々もくっきりと望め、山座同定は楽しいが合っているかは分からない。ここでの鬼ヶ岳は存在感がなく気の毒である。
興奮が治まってからリュックを下ろし、カンジキに履き替えてトレースのない北ノ宮跡に参拝、そして南にある三角点(当然雪の中)に行き滋賀県境の山々を観る。ここからは三周ヶ岳方面から敦賀半島・ホノケ山が望まれた。
奥宮に戻ってくると続々と登山者が登ってくる。灰色の雪雲に覆われ続けた地元の登山者には久しぶりの快晴だ。見慣れている展望だとは思うが、仲間が登って来るとハイテンションで挨拶していた。
その中でよそ者は私たちだけだが、遠路から来ているので感謝される(呆れているのかも)。
会話していると、鳴谷山と三周ヶ岳で出会った方がいて再会となる。
山頂に1時間50分もいた。鬼ヶ岳にも登るので皆さんと別れ往路を下山する。
下山すると私の車だけだった集会所の駐車場は満車になっていたのには驚いた。
カーナビを大虫神社付近にセットして向かう。
埋もれていた鳥居。 |
日本海、敦賀半島もよく見える。最高の天気だ。 |
奥の院に参拝後裏手へ。 |
⇔望めました白山。 |
左端;富士写ヶ岳・火燈山・浄法寺山・大日山に連なる加越国境の山並み。 |
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大日山・取立山方面 |
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白山の下に報恩寺山(スキー場) 別山・三ノ峰の下に赤兎山・経ヶ岳だが、ここからは存在感は薄い。 願教寺山・野伏ヶ岳へ |
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部子山の左に荒島岳の山頂部が覗く。 |
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岐阜県境の山。 右;冠岳・金草岳 |
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冠岳の左奥に能郷白山が見えているのだろうか。
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北ノ宮跡 |
久しぶりの晴天、皆さん大喜び。 |
山頂をカンジキで荒らした後に食事をする。 ずっくさんから戴いた画像です。 |
下山前にもう一度展望を。 シャモジを見たら声を掛けてください。ずっくさんから戴いた画像です。 |
【下山】
海って青いんだ。 眼下に見える鬼ヶ岳(中央右の白い山)へ出発。 |
登ってくる登山者がいる。道を譲るためカンジキを付けたまま下山。 |
駐車場は満車になっていた。 |