平成23年2月3日 美濃・池田山 929m

年度別

 今年一番の好天気になる。久しぶりに北部の山に登りたくなったが、日本海側は豪雪のため登れない。その上、雪崩の心配もある。
以前、登った美濃の池田山なら適度に雪がありそうに思える。今の時期だと車では雪のため上がれないのが良い。前回は、所要時間2時間で登れたので軽い気持ちで雪遊びを楽しもうと決める。

 関ヶ原ICから県道53号線に入る。片山トンネルを抜けてT字交差点を左折して桜の名所である()間ヶ渓(まがたに)へ。登山口である霞間ヶ渓には駐車スペースとWCがある。


中央の尾根を登る。

8:13霞間ヶ渓登山口〓9:48車道出合〓10:27焼石神社〓11:32養老山・伊吹山展望広場〓12:05〜13:10池田山〓11:33展望広場〓14:25焼石神社〓15:50登山口

 霞間ヶ渓登山口からは濃尾平野が広がる。前回、望めた御嶽山は見えずだったが、雪を被った高賀三山と思われる山域が望まれた。
焼石神社参道でもあるため、道はしっかりしている。歩き難いが、直ぐに必要になるだろうとアイゼンを付けて、雑木林の尾根をジグザグに登る。息を切らすほどの急坂ではないが、息を整える坂もない。
道路がある左前方の尾根を見上げながら登り、同じ高さになるのを励みに登る。やっとあずま屋のある車道と出合い小休止。

 雪に埋まった車道を何度も横切って登る。雪の状態によってショートカットの道、迂回した道とあるが、大きく外れることなく踏み跡を歩く。
焼石神社の社務所に出てくる。本殿への踏み跡がないので参拝せず、右に本殿を見ながら尾根を歩く。

 池田の森に入ると避難小屋がある。未だ雪は閉まっているが、深く落ち込んだ足跡(穴)があるので、避難小屋でアイゼンからカンジキに履き替えると、歩き辛くなってしまう。深い溝のトレイルはカンジキでは歩き辛く、新雪を登ることになる。しかし傾斜を増すとカンジキに履き替えていて良かったと。

 予定では山頂に到達する時間になった。空腹を感じたので、スニッカーズピーナツを食べながら歩く。このお菓子は高カロリーなので、山だけの携行食にしている。

 電波塔がある緩やかな尾根道を西へ。左には広大な濃尾平野と養老山が望まれ、右には樹間から能郷白山など両白山地の山々が連なる。そして前方に池田山が姿を現す。
電波塔を過ぎると車道へ下る。車道に出るとあずま屋と絵地図がある。登山道は車道の左上にあるが、並行する車道の方が歩きやすい。
峠のような鞍部に登り着く。鞍部の西が、展望広場で養老山・霊仙山、そして伊吹山の大パノラマが広がる。
鞍部から北の尾根を登る。植林混じりのピークを越し少し登り返すとトレースがなくなる。前人の登山者はここで撤退したのだろうか。

 やっと、あずま屋と展望台のある池田山頂上に着く。展望台に上がると新雪が1mほど積もっている。お陰で少し高い位置からの展望となり、何とか伊吹山・奥伊吹の山々が望まれ、樹林の隙間から能郷白山も望まれた。
ポカポカ陽気の展望台で食事を済ませ、気温上昇で緩んだ雪を踏み往路を戻る。雪遊びというよりも、冬山を楽しんだ池田山は、私たちだけの超静かな山だった。


霞間ヶ渓登山口より。今日は御嶽山見えないな〜。

登山口。アイゼンを付けてスタート

車道出合。
足元は車道

焼石神社には寄らず。

何とか御岳山が見えた。

池田の森入口。
電話ボックスと避難小屋。
ここでカンジキを装着。

電波塔

電波塔付近より。  中央;能郷白山  手前;小津権現山・花房山?

電波塔付近より  養老山地方面。

【展望広場(駐車場)】


展望広場(駐車場)からの伊吹山 

正面に霊仙山  私のキャップを貸して上げました優しい亭主です。

養老山地  鈴鹿山地 霊仙山  眼下;関ヶ原

霊仙山と伊吹山

広場から尾根に取り付く。

【山頂】


やっと山頂に着く。

電波塔が見えている。 デッカイゾ!濃尾平野。

御嶽山

今の時期だから何とか見えている伊吹山

「あれはブンゲン山? 貝月山? 遠方は三周ヶ岳かも?」といい加減な山座同定をして楽しむ。

能郷白山

肉眼では雲に見えたが、もしかしたら白山?



今回は煮込みうどん。

【下山】


広場付近まで降りてくる。

無事下山。

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