平成20年1月20日 池田山(岐阜県)924m

年度別

池田山

 前夜の天気予報では、昼過ぎに西から雨が降りだし、雪に変わるらしい。ならば近畿から逃げ出して中部地方の岐阜県へ。そして候補に上がったのが養老山と池田山だった。
養老山は、冬に登ったことがある。池田山は何度も候補に上がるが頂上直下まで林道が走っているので、敬遠していたが、今の時期なら静かな山歩きが出来るだろうと思い登ることにする。
 ETC早朝深夜割引を利用するため6時前に京都南ICより名神を走る。夜明け前の曇空だが伊吹山が見えて、展望にも期待する。関ヶ原を過ぎると、広い濃尾平野の地平線からは太陽が昇る。が直ぐに雲に隠れてしまう。
カーラジオからの予報では滋賀県・昼前に雨。岐阜県は夕方から雨に変わっていた。県境にある池田山は・・。不安を感じながら霞間ヶ渓(かまがたに)公園へ。 枚方から130km


周辺地図

7:33霞間ヶ渓登山口〓8:33林道出合(ナツツバキの森)〓57焼石神社〓9:00池田の森公園〓25伊吹山が見える駐車場(閉まっている売店がある)〓9:37〜10:30池田山頂上〓12:05霞間ヶ渓登山口

【登山口〜焼石神社】


登山口と駐車場

駐車場より御嶽山望む。

くねくねした急坂の連続。

ナツツバキの森・ここまでがキツイ登りだった。

眼下に揖斐川。 御嶽山・中央アルプス遠望

御嶽山

中央アルプス

恵那山

中央;槍ヶ岳?  穂高連邦

焼石神社

 桜の名所の霞間ヶ渓には絵地図があって、直ぐに登山口が分かった。登山口前に駐車(20台ほど可)する。
ここからは濃尾平野が一望でき、御嶽山、恵那山が望まれ、山頂からの展望に間に合うように急いで準備する。
 桜の木立の木階段を登り霞間ヶ渓を過ぎると、くねくねした雑木林の急な山道を1時間ほど登ると、あずま屋のある林道に出合う。ここがナツツバキの森で眼下に濃尾平野、そして小高い丘からは北アルプス、御嶽山が望まれた。
ナツツバキの森から再び林道に出て暫く歩くと分岐があり、左の林道に入った所で、山道に入る。
林道との出合いを2回繰り返すと焼石神社に着く。

【焼石神社〜池田山】


池田の森入口と避難小屋

神社本殿右横の細道を上がると林道に出て、数分歩くと池田の森公園入口に。ここで左の林道に『伊吹の展望』の標示があったので、山道を選ばずに林道を歩くことにする(これが間違った選択だと分かったのは下山時だった)。しかし養老山と霊仙山は見えるが伊吹山を見る地点はなく、山道が横断している所より山道へ戻る。
 あずま屋とふるさと沙羅林道の石碑がある地点で林道に出合うが、右下に林道、右上に池田山頂上を見ながら歩くと、売店のある広場(駐車場)に出て来る。待望のどっしりした伊吹山、そして霊仙山・養老山へと連なるパノラマが観られる絶景ポイントだ。展望を楽しんでいると単独の男性が山頂へ登って行くのが見えた。
私たちも明治の森(関ヶ原)への林道を横切り山頂へ。
縁結びの丘を過ぎ、緩やかな稜線の道を10分ほど登ると山頂に着く。


池田の森より北アルプスを遠望

標示に誘われて林道を歩いてしまう。
ここから山道を選ぶべきだった。

山頂直下の駐車場より霊仙山と伊吹山

山頂直下の駐車場より養老山と霊仙山

霊仙山

伊吹山
縁結びの丘より伊吹山
縁結びの丘より

緩やかな山頂への道。

【池田山頂上〜登山口】


展望台とあずま屋

伊吹山

伊吹山北部の伊吹山地。  山座同定は全くできず。

れが三周ヶ岳・三国岳?;ズームアップ

穂高連邦と乗鞍岳

山頂より恵那山遠望。眼下に揖斐川と電波塔

白山と能郷白山が見えるかな?



 あずま屋と展望台の建つ池田山頂上。何とか展望に間に合ったが、御嶽山頂上部にはガスがかかっていた。先客の羽島市からの男性に教えてもらい山座同定。しかし南北は樹木が成長して見づらいが、それでも充分に楽しませてくれる眺望だ。
男性は先に下山。私たちはあずま屋で食事する。食事後、再び展望台へ上がると西からガスがかかり始めて伊吹山地の山々、そして三周ヶ岳方面の山が見えなくなる。身体も冷えてきたので(0℃前後)下山することに。

 


樹間から白山望む。

能郷白山


 下山。池田の森公園まで稜線の道を下ると、電波塔の建つ周辺では北方面の展望がよく能郷白山が良く見える。しかし山頂で苦労して撮った白山の頂きはガスに隠れてしまっている。登りの時に、ここを利用しなかったことを悔やむ。
40人ほどの団体さん。そして多くのハイカーとすれ違い池田の森まで戻り往路を下る。
 20台近く駐車する霞間ヶ渓登山口の戻って来ると、御嶽山は見えなくなり、恵那山も薄っすらと見える程度だった。

電波塔。能郷白山は見えていたが白山にはガスが。


 山頂近くまで延びる林道と展望台のある山頂は、賑やかそうで敬遠していた山だった。しかし冬季だと林道を走る車を1台見ただけで、意外と静かな山だった。
登山道の道幅が広く、危険を感じる箇所もなかったので、積雪時期に再度、雪と遊びながら登ってみたい。

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