平成22年11月21日(日) B取立山1307m Aこつぶり山 1264m

年度別

 富士山の見える山に登りたいと思っていたが、関東は昼から曇りの予報。富士山にも影響があるかも知れないし、遠出して見られなかったら困る。
予報では太平洋側より日本海側の方が天気は良い。白山の望める山に変更して赤兎山にしたが、既に林道は閉鎖されており、取立山に変更する。
取立山は17年4月に『東山いこいの森』から雪山に登って以来で、5年半ぶりになる。

 決めたのは良いが、里では紅葉シーズンになり、帰りの渋滞が予想される。雪がなければ初心者コースなので、渋滞する前に帰宅すれば良いのだが、ゆっくりしたいので、渋滞のピークを過ぎた頃に帰宅することにして、取立山登山後に、西山寄り、夕日を受けて赤く染まる白山を鑑賞してから帰宅することにする。

 国道157号線を北へ、小原で大長山・赤兎山への林道分岐を過ぎると、『東山いこいの森』の道標を見て、右折する。
『東山いこいの森』を通り過ぎ、更に林道を上がると広い駐車場がある登山口に着く。既に駐車場には数台の車が止まっていたが、管理人はいなかったので駐車料金500円は要らなかった。

7:35登山口〓8:45〜50取立山〓9:05〜10:55避難小屋(赤兎山への縦走道を歩き、藪漕ぎ体験)〓ミズバショウ群生地散策〓11:20〜12:20こつぶり山〓13:15大滝〓13:38駐車場

 駐車場の登山口には登山届けボックスの横に『赤兎山への登山は大変危険です』の看板がある。何気なく見て、左の大滝への道は下山道にして取立山へ。山斜面の広い登山道をジグザグに1時間弱登ると尾根に取り付く。
登山道の真ん中に三角点が現れると、前方に白い峰の白山連峰が見え始めてくる。

 三角点から数十メートルで360度の展望が広がる最高点の取立山に着く。
登山中には背後に越前甲・加賀大日山、東には大長山・赤兎山などが存在感を示していたが、完全に白山連峰に座を奪われた感じである。
白山を眺めていると、手前の赤兎山への稜線が目障りに思う。『あの稜線に入れば、白山連峰がもっとよく見えるかも?』と。


登山口

越前甲  加賀大日山

取立山三角点に着くと白山が見え始める。

前方の植林の稜線が邪魔。「稜線ががなければ、もっと見えるかも?」と思ったのが間違い。

大長山・赤兎山

大滝谷源頭部へ

 取立山から直進して滝谷源頭部の窪地に降り、取立山避難小屋に着く。このまま進めば、こつぶり山には9時半に着いてしまい物足りなく感じた。
大長山への稜線に入ってみる。暫くは踏み跡を捜しながら登ると植林と潅木との境に踏み跡を見つけるが、ササと細木が左右から絡まり、藪漕ぎだけでは絡みが解けないほどで、まるでジッパーのようだ。細君は「ブツブツ」と言っている。
下りになったところで、大長山・赤兎が前方に。少しは近くになったかな?
高さ1m弱の岩がそこにあった。何とか顔だけを茂みの上に出して白山連峰を望むが、山頂からの展望と変わらない。帰りの下りは直ぐだった。藪漕ぎは1/3の時間で下れることが分かったのだけが収穫である。


取立山避難小屋

大長山への稜線に入ると猛烈な藪漕ぎ。600mを70分かかり、
岩に上がってやっと見えた白山だが更に稜線が邪魔する。


避難口に戻ってくると細君のストックがない。
持ち物を確認しながら下っていたので、近くに落ちていた。


ミズバショウ

こつぶり山に着く。取立山と大滝分岐。

 新芽が顔を出すミズバショウ群生地を覗いて、ひと登りすると10人ほどが寛ぐこつぶり山に着く。
取立山より白山連峰の眺めは良いように思える。西の展望が広がる。白山展望の良い大嵐山・鳴谷山、そして西山を探すが山座同定が難しい。


御舎利山と別山

山頂では存在感が薄い越前甲 加賀大日山

 下山すると展望の良い稜線で、山頂では忘れられていた越前甲・加賀大日山が再び存在を示す。眼下に見えるピークを越えて、左折すると滝谷へ降りて来る。
整備された谷間の岩場、ロープを頼りに下ると大滝に着く。大滝を過ぎれば、なだらかな道になり駐車場に戻ってくる。


下山

大滝谷へ

これが大滝だったかな?
違った小滝???

ロープ場の下り。

大滝

大滝

登山口から取立山

 夕日に染まる白山を観に白峰の西山へと向かう。

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