テクテク取立山

平成17年4月17日 A取立山 1307

前回はミズバショウの時期に残雪の白山を望み大感激した。今回は白銀の白山が見たかった。西日本は降水確率0%で今年のラストチャンスのようだ。

京都南IC〜京都東ICETC利用で高速道を4時までに入っているので深夜料金三割引で福井北ICまで利用できるのだが早く到着してしまう)を走り、国道161号から敦賀IC〜福井北ICへ。以後前回と同じ。

 

3:40自宅〓7:00東山いこいの森〓38登山口駐車場頃〓8:50〜9:05取立山〓10:03登山口〓10:25東山いこいの森

東山いこいの森に駐車 登山口付近より大日山望む 銀杏峰と部子山



マンサク

 誰もいない。ひっそりとした東山いこいの森だった。一際目立つ大日山が見える駐車場に車を止め出発すると直ぐに林道は雪で埋まっていた。少しは花が見られるだろうと期待していたのだが見事に裏切られる。奥越の山の雪深さを痛感する。

所々にある踏み跡を利用して林道を横切り、直線に登ったりしたので登山口のある駐車場に気付かず、振り返ると下に見えていた。

登り初めて1時間経ち休憩する序にアイゼンを付ける。アイゼンを過信して直進に登ると急斜面で難儀することになる。『急がば回れ』であった。
段々と視界が広がり経ヶ岳から南には銀杏峰・部子山も見えだし直線に伸びる山頂への稜線を白銀の白山を想像しながら登る。

大日山望む 山頂への最後の登り


私達だけの取立山頂上に着く。前回の感激をもう一度と思っていたが前回ほどの感激を何故か味わうことが出来なかった。白山にも春が訪れていて白銀ではなかった。

大長山方向への縦走を考えていたが、取り止めて早いが食事をすることにする。準備が整いリュック内のコンロを捜すがない。入れ忘れたようだ。長居をしていると空腹になるだけなので下山することにする。そして、もう一座登ることにするが資料がないので下山後に決めることにする。
白山望む↑↓   出番がなかったカンジキ

中央に経ヶ岳  奄ノ銀杏峰と部子山遠望


越前大日山と加賀大日山

下山、展望を見納め。

「早い下山ですね」と多くのハイカーに声を掛けられて下る。駐車場には二十数台が駐車していた。

 勝山市内で前から欲しかった本『登ってみねの福井の山』を購入して花の杣山に行くことにする。

トップ



平成13年5月13日 こつぶり山・取立山とりたてやま1307m 晴れ

平成13年5月13日 コツブリ山から取立山

  昨年、TVで今回の山を知る。白山と水芭蕉を観に何時かは行きたいと思っていた。予報では五月晴れらしいので前日朝に決定する。R161→R8→敦賀IC〜福井北IC(1650円)で降り左折最初の信号を右折してR416を走る。
九頭竜川を渡り暫く走ると残雪で白い白山が見える。『スキージャム勝山』の標識がある交差点で左折、R157に出合うと左折(直進法恩寺山有料道路へ)してR157を白峰方向に走る。『東山いこいの森』の看板にしたがって右折して『いこいの森』をへて林道を更に進むと100台入る駐車場(500円)に着く。(駐車場手前にも数箇所置ける場所があるが帰り満車(無料?)になっていた。)

4:35枚方〓8:20〜30登山口(駐車場)〓45〜50大滝〓9:00沢〓45〜10:37こつぶり山〓20分ほどロス〓15分間 取立平(水芭蕉見学)〓11:30〜45取立山頂上〓12:40駐車場 →福井北IC→巨椋(4980円)→15:50枚方


大滝 大滝コース越前大日山演チ賀大日山 取立平にて
経ヶ岳塩@恩寺山 大日山と大滝コース 三角点より白山望む
コミヤマカタバミ コシジオウレン イワウチワ

 駐車場は、もう半分ほどが埋っている。駐車場からは残雪の大日山が望まれた。登山口は絵地図の横にあった。直ぐに取立山・大滝コース分岐、大滝コースにはロープが張られている。迷ったが大滝へ行くハイカーもいたので大滝まで行ってから判断することにする。
道端には初めて観るピンク色の高山植物コミヤマカタバミが咲いている。所々、雪が残っているが危険な箇所も無く迫力のある大滝が見えてくる。直進の道にはロープが張られているが廃道の為らしい。滝下に降りると下山者と会い登山道の様子を聞くと何の支障も無いとのことだ。

大滝コースから登ることにする。滝の右に補助ロープが設置してあるゴツゴツした岩を上がり滝の上に出る。沢沿いの緩やかな道を歩く、やがて右岸に渡ると稜線への登りとなるが展望が開けてくる。先ほどの沢を挟んで取立山が見え、駐車場から見えていた大日山が再び見え始める。稜線に出ると勝山市内、前方にはこつぶり山が見える。道脇にはイワウチワ、高山植物のコシジオウレン(別名ミツバノバイカオウレン)・ショジョウバカマが群生しているところがあった。

 木の階段を一気に登り、少し左に行くとこつぶり山頂上。そして前方に白山が見え思わず歓声があがる。早いが展望を見ながら食事にする。地元のハイカーが多い為かのんびりと食事をしているので広い頂上は満席になる。

 こつぶり山より下山。下ると直ぐに水芭蕉が群生する『取立平』の標示がある杉林の鞍部。でも水芭蕉が群生する湿地帯の入り口だと気づかずに通り過ぎる(一人の男性が雪の中に入っていったが、用を足しに行ったと思っていた。)。登り返すと非難小屋があり更に登ると経ヶ岳が見え、最後の取立山への登りにかかろうとした時に降りてきた女性に「水芭蕉は近いですか」と聞かれて気付く。混み合って思うように歩けないが取立平まで戻り、雪に囲まれた湿地帯を一周して、早過ぎる水芭蕉を観察する。

20分ほどロスして取立山頂上に着く。昼時になっているので大変な混みようだ(こつぶり山は、もっと混んでいるだろう)。取立山から見る白山の方が良いように思える。経ヶ岳の右遠方(南)には荒島岳が見え、西には大日山が望める360度の展望だ。頂上より100m程下ると三等三角点があった。続々とハイカーが登って来るが登山道が広いので助かる。新芽を出し始めた樹木、ピークを迎えたタムシバの花が咲く展望の良い稜線を下る。やがてエンジン音が聞こえるようになると朝の登山口は近い。朝から雲ひとつ無い青空が続く山行だった。

トップ

管理