平成22年11月16日(火) 鈴鹿;銚子ヶ口 銚子1123・クラシ1145・イブネ1150
今回のコースは残雪があるときには登る自信がない。雪がなくなるとヒルが出没するので、鈴鹿から足が遠のいてしまう。紅葉シーズンになれば登りたい山が多々あって後回しになってしまう。結局は里が紅葉し始める頃、晩秋の鈴鹿に登ることが多くなる。 |
|
神崎川の紅葉 |
|
駐車場所 方向転換してから駐車 冬用タイヤに換えました。 冷え込んだ今朝、比良山に初冠雪があった。 |
|
作業用レールが登山口 |
|
唯一の紅葉 |
|
レール沿いの急坂。 |
|
レール終点 東峰と銚子ヶ口が見えている。 |
|
7:00登山口〓7:54〜8:00東峰〓8:00銚子ヶ口〓25西峰(杭番号383)〓33水舟の頭(杭番号386)〓8:40大峠〓9:00大峠ノ頭〓9:25舟窪〓10:17銚子〓35クラシ〓11:00〜12:00イブネ〓13:27舟窪〓13:53大峠〓14:30南峰〓14:45銚子ヶ口〓15:37登山口 |
作業用レールが登山口なので分かりやすい。3台ほどの駐車スペースはあるが、急坂のカーブにあるので、四駆車ならいいが駐車するのに技術がいる。私が駐車した地点と登山口の区間にも数箇所の駐車スペースがあるので、そこに駐車するほうが方向転換もしやすいと思う。
レール沿いの急坂を登る。金属のレールを手すり代わりにするので、冷たくて錆があるので軍手は必要だ。
やっと植林が潅木に変わると、釈迦ヶ岳が樹間から望まれるようになり、前方に東峰と本峰が見え出す。
レール終点に45分で着き、今回の一番ハードな坂が終わる。右から杠葉尾コースと出合い、頭上に見える東峰へと登る。
好展望の東峰に着く。南には御在所岳・鎌ヶ岳、そして目的地のクラシ・イブネの山頂台地が鎮座している。
眼下の左右に伊勢湾・琵琶湖を望み、冠雪した恵那山が望まれ、うっすらと御嶽山も。本峰からの展望は良くないので、休憩をしながら展望を楽しむ。
植林内を通り抜けると数分で銚子ヶ口に着く。展望は樹間から御在所岳が見える程度だ。
ここで異変に気付く。1年前にあった山名プレートがなくなっている。(東峰も朽ちかけのプレートだけだった。)文字が消えたプレートを代用にして書いたと思われるの山名プレートが三角点の隣に置いてあった。
証拠写真だけ撮って直ぐに本峰を下山すると、落ち葉で道が分かり難い窪地に降りてくる。左は南峰の尾根があり、右にも小尾根がある。帰路、迷わないように地形を把握しておく。
窪地から中峰に登る。朽ちて文字が読めない道標がある。ここが南峰の分岐で右折して大峠方向へ。
西峰に着くと、ここもプレートがなくなっている。仕方なくコンクリート杭の番号383を撮っておく。
水舟ノ頭もコンクリート杭の番号386を撮って、潅木の山斜面を下る。
アセビが自生する広い大峠に着く。西に下れば鈴鹿で一番大きい水舟ノ池があるのだが、今回はパスする。
大峠には、昨年立っていた手製の道標が地面にあった。
アセビの大木を巻いて、もう一段下ってから尾根を登るとブナ林になり、尾根は細り左にカーブする。
突き当るとシャクナゲが茂る水舟ノ頭。数十m引き返すとテープがある。ここより踏み跡が殆どない斜面を下ると、すぐに明白な尾根道が現れ、尾根へ軌道修正する。鞍部からはヤセ尾根になり、西側が崩落した場所にくる。ここからはイブネ方向の展望が良く、谷間の紅葉が美しい。
2箇所の崩落箇所を過ぎると歩きやすい尾根になるが、直ぐに窪地に降りる。
【東峰からの展望】
伊勢湾と御在所岳 |
目的地のクラシ・イブネ・銚子 右奥;雨乞岳 |
大垣市方面 御嶽山と恵那山 |
【銚子ヶ口】
本峰を下るとくぼ地の道になる。下山時のため地形を覚えておく。 |
ヒカゲノカズラ |
西峰 |
水舟ノ頭 |
水舟ノ頭からのタイジョウと綿向山 |
水舟ノ頭から降りてくると大峠。 |
地面にあっても貴重な道標です。 |
大峠から登り返すとブナ林になる。 |
行き止まりが大峠ノ頭(山名板はない) 少し戻り南斜面を急降下する。 |
崩落場所からのクラシと銚子 これから登る稜線は凸凹している。 |
|
崩落箇所があるヤセ尾根 |
カクレグラ(水沢岳) |
舟底のような形状の二重稜から名付けられた舟窪に着く。
舟窪から南の急斜面を下る。ここからは未経験の道。目印のテープは時々あるが、踏み跡はない。不安を感じる前に明確な尾根が見えて安堵する。
やがて、ヤセ尾根になり、アップダウン(キレット5箇所)を繰り返しながら登っていく。シャクナゲが現れても、アップダウンが続く。そしてレール道の次にキツイ登りとなり、高度を上げると視界が広がってくる。
気持ちよい尾根になると舟窪は近い。 |
倒木がある舟窪 |
舟窪から南斜面を下る。 |
尾根に乗り一安心。 |
キレットの大岩。巻き道も厳しかった。 |
キレットからの登り返し。 |
ここだけ残っていたブナの黄葉 |
登りきったかな? |
通過した崩落箇所見える。 奥;日本コバ |
草原の南端に登り着くと、緩やかな稜線が左右に分かれる。ここには文字の消えている朽ちた道標があるが、ネットで見た新しい道標がない。先ずは右の稜線を5分ほど歩くと小高い峰に立つ。
ここが銚子だと思う(イブネで出会った唯一のご夫婦に尋ねると合っていた)が、ネットにあった山名プレートは見つからない。
引き返し、左の稜線を歩く。時々あるテープと赤いプラスチック杭を頼って小高い地点へ。小高い地点に来ると展望が広がる。特に北方面の展望は素晴らしく、伊吹山・白山・恵那山が遠望できた。
踏み跡は東へ延びている。東端の潅木内に入ると、『クラシ』のプレートがあった。ウロウロしなくて済み、助かったが、新しいのではなく古いのが吊るされていた。
クラシから南にある小高い地点へ向かう。明瞭な道がないので、どうしても草や苔を踏んでしまう。
イブネの台地に乗ると、イブネ北端のプレートを見つける。ここで朝明渓谷からのご夫婦と出会い、お互いのルートを教え合う。
一番高そうな地点へ向かうと直ぐにイブネのプレートを見つけるが、どこにプレートを立ててもいい感じがする場所だ。ここもネットの画像では数個のプレートが立っていたが、古いプレートだけがあった。
アセビの風下で伊勢湾から御在所岳・雨乞岳を望みながら食事をする。
山頂台地着く。左はクラシのようだ。右はイブネ。 銚子は・・。ここより右の尾根へ。 |
山名プレートはないが銚子に着く。 |
クラシへ向かうと北方面の展望が広がる。 |
白山 |
恵那山 |
潅木内にあったクラシ |
イブネ北端よりクラシと釈迦ヶ岳 |
イブネより |
イブネより 雨乞岳 綿向山 |
東峰に戻ってくる。 釈迦ヶ岳 御在所岳 右;クラシ・イブネ |
下山、往路を戻る。登りがアップダウンの連続、当然ながら下山もアップダウンがある。中峰まで戻ってくる。気付けば直進して南峰の尾根に入っていた。往復10分ほどで好展望の南峰に寄ってから、往路を戻る。
登山口からだと標高差は約500mほどだが、アップダウンがあるので下山時には疲れを感じ、最後のレール道ではウンザリする。今回から新しいリュックに変えたが、腹立たしいことに、ここで滑り汚してしまう。