平成22年9月26日(日) 高島トレイル 武奈ヶ嶽865m ・A三重(さんじょうが)(だけ)974m

年度別

 以前から登りたいと思っていた武奈ヶ嶽だが、山深く私たちには無理だと諦めていた。しかし、数年前から登山者が多くなり、ルートもしっかりしてきた。やっと私たちの出番が回ってきたようだ。

 国道161号線(湖西道路)を走り、寄り道をして安曇川町中野で湧き水『秋葉の水』を汲んでから朽木へ。朽木より国道367号線に出て、303号線に入る。
1kmほど走ると水谷トンネルがあり、手前の石田川ダムの道標に従い左に下り、国道下を潜り石田川ダムへの角川林道へ。 枚方から100km


周辺地図

6:35石田川ダム駐車場〓6:40武奈ヶ嶽登山口〓7:44赤岩山〓7:52高島トレイル出合〓8:32武奈ヶ嶽〓9:05ワサ谷分岐〓10:03水谷分岐〓11:05大御影山分岐〓11:08〜46三重嶽〓13:17三重嶽登山口(落合)〓林道歩き3,8km〓14:15石田川ダム駐車場

 石田川ダム駐車場から林道を歩く。林道にはゲートがあると思っていたら取り払われていた。分かっておれば自転車を積んできたのだが。
目印のテープを気にしながら林道を5分ほど歩くと、テープだけでなく『武奈ヶ嶽登山口』の道標が立っていた。
杉林内のジグザグの急登。5分ほどで支尾根に取り付くが急登には変わりない。脹脛(ふくらはぎ)の筋肉が痛くて、その上、鼻炎で鼻詰まりの私には堪らないきつさだ。
やがて、尾根から外れると緩やかになり、沢水の流れる地点にくるが、ここから再び尾根に取り付き、赤岩山への急登が続く。

 光明寺(角川)からの登山道と合流する赤岩山に着き、やっと急な登りから開放される。
赤岩山から少し下り、すぐの登り返しで、高島トレイル(分水嶺)に出合う。
ここからは豪雪と強風のため変形したリョウブやブナの造形を見ながの歩きになり、カメラの出番が増える。
武奈ヶ嶽の登りになる。気合を入れて登るつもりだったが、高度を上げると樹間から見えていた伊吹山・鈴鹿山地がよく見えるようになり、再度カメラの出番。
背後には比良の武奈ヶ岳が、更に高度を上げると、先週登った三国岳や百里ヶ岳が見え出し、なかなか登りに専念できず。


石田川ダム駐車場

武奈ヶ嶽登山口

急坂の尾根道

展望の無い赤岩山

高島トレイルに出合うと雰囲気が一変する。

武奈ヶ嶽へ。
高度を上げると展望が広がる。

伊吹山と鈴鹿山脈

 やっと、武奈ヶ嶽頂上に着く。潅木に囲まれて展望は効かないので、直ぐに下山すると、今度は北半分の展望が広がる。西には若狭の海が見え、青葉山が望めたので小浜湾だと分かる。
北には、なだらかな稜線の三十三間山と三重嶽が、東には伊吹山地の山々が望まれる。
大きなブナ林の木が多くなり、ワサ谷分岐に着く。武奈ヶ嶽だけなら、ここを下って林道に出ることができる。
ブナ林を縫うように緩やかに下って行く。登り返しがあるので、下って欲しくは無いのだが・・。
下りなのでピークの感じがしないP674手製プレート箇所の広場に着くと、見納めとなる三十三間山と三重嶽が望まれる。
更に下げ鞍部に。やっと鞍部かと思ったら3回もコブを越すことになる。最初が最低鞍部のように思われる。

 予想通り、鞍部からのきつい登り返しで、潅木帯のやせ尾根を登ると水谷分岐である。
比較的、緩やかな登りが続き、名前のないで初めて3人組の登山者とすれ違う。
山頂は近いが、きつめの坂の途中で、小腹が空いたのでリュックを下ろしアンパンを食べる。やたらとトリカブトの花が咲く登山道を歩くが、他には何にも咲いていないのが寂しい。
幾度か「山頂台地に着いたかな?」と間違った後に大御影山分岐に着く。右の道を殆ど平行に0,2kmほど歩く。


展望のない武奈ヶ嶽頂上

小浜湾

三十三間山と三重嶽

青葉山と小浜湾

正面の三重嶽へ。

直立のブナもありました。

近づいてきた三重嶽 だが、登山道はまだ下っている。  

P674より。三十三間山と三重嶽

やっと鞍部に。鞍部には3ツのコブ。最低鞍部は?

三重嶽への登り返しの急坂。

緩やかになると水谷分岐。まだ2kmも。

名前のなかった池

トリカブト

トリカブト

 三重嶽頂上に着く。切り開かれた箇所から鈴鹿山脈・比良山地が望まれるが、踏み台がほしい山頂だ。
食事をする。チーズを肴にビールを飲み、助六寿司にポットの湯でカップヌードルの豪華ランチ。
食事が終わる頃、単独の男性が登ってくる。展望も見ずに1分もしない間にストーブで湯を沸かし始める。
雑談をする雰囲気ではないので、何時もより早く、山頂を後にする。

 東へ。直ぐに本谷橋分岐があり、落合へ右折するとブナ林の歩きやすい尾根道になる。樹間からは大御影山の反射板、反対側の右には武奈ヶ嶽が、ときどき見える。
高度を下げると植林内に入り、2つの小尾根の間を下るようになる。そして右の小尾根を乗り越え、急斜面に付けられた道を慎重に下ると、乗り越えた尾根と合流して急な尾根道を下る。
更に、尾根から離れ右の山斜面をジグザグに下ると眼下に林道が見えてくる。

 石田川沿いの林道を下る。細君は車の支障(パンク)になる林道上の落石をご丁寧にも端に移動させながらである。暇な林道歩きだからできるが。パンクの経験はないが、落石でガソリンタンクに穴を開けた経験はある。
水谷からの登山口を過ぎると10分ほどでダム駐車場に戻り、1時間近くかかった林道(GPSでは3,8km)歩きを終える。


三重嶽頂上

伊吹山と琵琶湖に浮かぶ竹生島

鈴鹿山脈

中央;武奈ヶ  右端の低い山が武奈ヶ

下山;落合へ

下山するとブナ林の尾根道に。

樹間から見えた大御影山の反射板。

ブナの木を何枚撮っただろう。
歩きやすい尾根道だ。

尾根を巻いて下る。石田川の流れの音が聞こえるようになる。

再び尾根道になり一気に下る。

無事下山。林道を歩き出発点へ。
関連コース
  平成22年5月落合から三重嶽・大日山

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