平成22年5月28日(金) 高島トレイル;(さんじょうが)(だけ)974m 近江坂;大日岳751m

年度別

 滋賀県北部、午前中は曇り、昼頃より晴れの予報だったので出発する。
予定では三重嶽〓大御影山〓滝谷山〓落合と距離のある周回コース。しかし、高島市に入ると小雨が降っていた。
ピラデスト今津からではなく、今回は箱館山スキー場から林道に入る。
5時半に登山口前の駐車場所に着くが、小雨と気温7度前後の強風が吹き、寒くて暫く待機するが、中止するほどの悪天候ではないので、勇気を出して準備する。

登山口付近     山行ルート

 コースを変更してブナ林の素晴らしい大日岳まで往復にしようか迷っていた。結論は先延ばしにして三重嶽の少し先にある展望の良い地点で決めることする。此処での展望が良ければ大御影山。展望がなければ、帰路に期待して大日岳まで下ってからのピストンにする。

6:30登山口〓8:25三重嶽〓8:54 P943〓9:34 P889〓9:52大日尾根(近江坂出合)〓10:30〜11:00大日岳〓11:40大日尾根〓13:07三重嶽〓14:25登山口

 登山口からはスギ林内の急登だった。1回折り返すと5分ほどで、尾根に取り付くが急登に変わりはなく、途中で雨具の下の服を脱ぐが、20分ほどで急登は終わった。
左急斜面の緩やかな道になると、狭くて濡れた道は滑りやすく緊張する。今度は寒くなり、タオルをマフラー替わりにする。

 尾根と合流するが、乗越え窪地を歩いてから自然林の尾根に乗ると快適な道になる。
やがて、ブナの木が現われるようになると、ガスの中に入ってしまう。雨は止んでいたが、濡れた下草や強風にあおられた樹からは滴が落ちてくる。濡れて体温が奪われないように注意する。

 リョウブ・ブナの木が這いつくばるようになると、大谷橋分岐があり左折すると直に展望のない三重嶽頂上に着く。
歩いている時が、丁度良い温度調節になっている。三重嶽より西へ0,2kmで武奈ヶ嶽分岐に着き、北へ。
高島トレイルの主稜線だけあって、高島トレイルの黄色いテープが巻いてある。リョウブ、ブナの木が地面を這う道を行くと、草原に出て来る。よく見ると炭素化したような黒い枝などが落ちている。以前、山火事でもあったのだろうか。ガスで展望は駄目だった。大日まで下り帰路の展望に期待することに決める。
緩やかに下るコースでP887を過ぎると、自然スギの大木がある。この下で突風があると豪雨である。P889もピークの感じがしないまま下る(復路は解る)。

 大日尾根(近江坂出合)に着く。『電波塔跡』と記された北への尾根道を下るとブナの巨木が多いブナ・ブナだった。先週、駒ヶ岳で出会ったご夫婦に教えてもらった大日嶽へのブナ林は、やはり素晴らしかった。欲をいえばガスが切れて、陽が差し込む天気になってくれたらいいのだが。
能登郷分岐を過ぎ、2つ目の鉄塔下を過ぎ樹林に入る。

 下って来ると大日岳に着いた感じだ。リュックに付けてある温度計を見ると7℃になっている。今日からビールを2本持参したが、寒くて飲む気にならないが、リュックを軽くするため1本だけ2人で飲む。
さらに、ストーブを使った食事ではなく、コンビニ弁当にしてしまった。リュック内は夏グッズの虫除け対策に入れ替わっている。ガスと風がないので凌げるのだが。何時もより短い食事時間で帰路につく。

 午後からの天気の回復を期待したが、展望を見られずに三重嶽まで戻り、足早に下山する。

【三重嶽頂上】


武奈ヶ嶽/大御影山分岐

展望は・・。

遠くからだと登山者に見えた。

近江坂出合
【大日岳】

気温7℃。

誰にも出会わなかった。車も一台だけ。

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