平成22年7月18日(日) 須走口登山口からA富士山(剣ヶ峰)3776m

年度別

 待ちに待った梅雨明け、そして3連休だが、上空にある寒気の影響で場所によっては雷雨があるらしい。予定していたアルプスを中止にするが、高速料金割引なので遠出はしたい。
予定を立てられずに連休初日になってしまう。
ネットで天気予報を見ると富士山の天気が安定しているように思える。朝の散歩から帰った細君に富士山に登ることを告げ、準備をする。

 普通だったら渋滞を避けて深夜ドライブだが、今回は高山病の経験(20年前)のある細君なので、気圧に慣れるために早く出発し、登山口でゆっくりすることにして、午前11時に枚方を出発する。

 4箇所で渋滞があった高速道。御殿場ICで降り、国道138号線を山中湖方向へ。ここでも渋滞があり、信号毎に停まるようなノロノロ運転だった。
交差点・須走で左折、全長12kmのふじあざみラインへ(注意;有料の東富士五湖道路に入らないように)。登山口のある終点手前の3km辺りから路上駐車が現れる。
そしてカーブにはバスの運行に支障がないように駐車禁止にして、ガードマンが見張っている。
不安を感じながら登山口の駐車場(150台)に着くと満車だった。誘導員は道路に駐車を指示する。Uターンして道路に駐車しようとしたが、空いていたスペースがなくなっており、1,5kmほど下った所に駐車する(1時間早く到着していたら、駐車場に駐車できたようだ)。19:30着。枚方から392km 


逆ダイヤモンド富士。

 小富士に登って身体を慣らしておこうと思っていたが、暗くなってしまったので諦め、車内で御殿場のコンビニで買った弁当で食事をする。

 夜通し、次から次へと車が上がり、Uターンして下ってくる(帰宅時には最後尾の車は登山口から約5kmも続いていた)。その上、車道を歩く登山者の話声が耳について、落ち着いて仮眠できないので、1時半に出発する。


周辺地図

2:00須走口登山口〓3:15六合目〓3:50〜4:45本六合目(朝食と御来光)〓5:46七合目〓6:30本七合目〓7:00八合目(河口湖口分岐)〓7:33本八合目〓8:10九合目の鳥居〓大渋滞〓8:58富士山頂上・久須志神社〓お鉢巡り〓9:45〜10:45富士山最高峰・剣ヶ峰〓11:33須走口下山道〓13:27砂払い五合目〓13:58登山口〓14:14駐車場所

 人気のある河口湖口(2304m)、富士宮口(2380m)の五合目からみると須走口は1960mでかなり低い。登山者は少ないだろうと須走口にしたが、ここもかなりの数の登山者で、登山者の明かりが山頂へと続いている。
売店の前を通り、樹林内の参道の須走口登山口に入る。古御嶽神社を過ぎると山道になるが、明かりがあれば十分に登れるコースだった。
時々、開けた場所に出ると、空には満天の星、そして小田原市方面の夜景と相模湾を遠望する。

 本六合目にある瀬戸館まで登ってくる。何処からでも御来光を拝むことができるが、ここで椅子を借りて御来光を拝むことにする。その前に朝食を済ませ、気圧の変化に身体を順応させる。
気温は9℃だが無風。辺りを見渡すと20代の若者が多く、可愛い子ちゃんもいたので、待機時間も苦にならずに4時43分に御来光を仰ぐ。

 空気の薄さを感じながら、ゆっくりとしたペースで登る。細君も順長に登り、休憩している間に追い着くと再び、登っていくを繰り返す。私は同じペースで休まずに登る。

 鳥居のある本七合目まで登ると高山病になって横たわる登山者を多く見かけるようになる。しかし、酸素ボンベをつかっても、気休め程度の効果だろう。
河口湖口(吉田口)と合流する八合目に着くと、河口湖口へ下山するツアーの登山者は、半端ではない大群集。有料のトイレには長蛇の列。休憩して道が空くのを待つが我慢できずに掻き分けて登る。

 胸突江戸屋のある本八合目に着く。前回、細君が高山病で断念した地点。そして私には九合目まで、一番辛く感じた所だったが、順長に登り、鳥居のある九合目に着く。
九合目を過ぎると道幅の狭い箇所と中度の高山病者とで渋滞する。さらに、移動する気力の失せた登山者が道に横たわり通行の妨げをしている。


登山口

古御嶽神社

火山岩の登り専用道。

相模湾

本六合目にて。山中湖方面からの御来光

東京方面からの日の出。4:42

「寒い!おぃ、登るぞ。」

初;フジハタザオ

ウラジロタデ

シロバナノヘビイチゴ

ツマトリソウ

御来光、2回も観られた。

初;ミヤマヤナギ

オトコヨモギ

コケモモ

イワツメグサ

初;フジハタザオ

麦藁帽子が私

箱根;芦ノ湖

八合目。河口湖口へのツアー登山者。

東京湾

河口湖口分岐の八合目

九合目の鳥居

富士山頂上

【お鉢巡り】

 鳥居を潜り、富士山頂上久須志神社に着く。宮前のベンチに登山者がたくさん横たわっており、まるで野戦病院のベットのように見える休憩所だった。
直径600m、深さ200mの噴火口(大内院)を回るお鉢巡りをする。本来は時計回りらしいが大日岳(朝日岳)への登りを見て、逆回りになってしまう。
お鉢巡りをする登山者は少なく静けさが戻り、巨大な噴火口に目を見張る風景。
西の外輪まで来ると、雲海に浮かぶ南アルプス・北アルプスが望まれる展望に感激する。残雪のある剣ヶ峰直下を横切り南の肩に出て、右折すれば直ぐだが・・。

 『日本最高峰富士山剣ヶ峰』と刻まれた石柱がある。これをカメラに撮るだけなら並ばなくても良いが、人物と一緒に撮るとなると並ぶ必要がある。日本最高峰なので30分ほど並ぶ。
剣ヶ峰の溶岩で食事後、元観測所の右より、電波塔下にある展望台へ上がると眼下に大崩れ、そして西半分の展望が広がる。

 滑り易い馬ノ背を下ると、日本一高所の公衆便所(1人200円)がある。富士宮口の浅間大社奥宮を通り過ぎると、眼下に箱根の山を見て、須走口下山道に戻りお鉢巡りが終わる。


最高峰の剣ヶ峰へ

南アルプス  中央の白い頂は御嶽山か?

北アルプス遠望       中央;八ヶ岳                    

北アルプス;穂高連邦と槍ヶ岳(右端)
八ヶ岳と北アルプス
日本最高峰富士山剣ヶ峰。30分間も並べるようになりました。昔だったら無理。
今回は日焼け対策バッチリ。

食事場所

電波塔下の展望台からの大崩れと朝霧高原

本栖湖と左の山魂・毛無山雨ヶ岳・竜ヶ岳

馬の背を下る。

馬の背と剣ヶ峰

富士宮口出合の浅間大社奥宮

剣ヶ峰と火口

大木の化石?

お鉢巡りを終了。

【下山】

 八合目までは河口湖口と同じ下山道を利用する。8合目で右折すると、当然ながら登山者は減っているのだが、実感としては変わらない。
若者が多いので、私たちとは速度が違う。追い抜かされる毎に砂埃が舞う。スパッツ(使用せず)は持参したがマスクは持参しなかったので、バンダナをマスク代わりにして、サングラスを掛ける。
七合目の太陽館を過ぎるとブルドーザー道にロープが張られている手前より、一直線に急降下する砂走り入り口。入り口が狭く滑り易いために渋滞している。若いカップルは、手が握れるチャンスだと思ってか、更に遅く感じる(妬みか?)。
砂走りの道幅が広くなると靴底で滑るように砂礫に靴を沈ませてスピードを上げる。
砂払い五合目(2230m)の吉野屋を過ぎると、一旦樹林内に入るが再び砂礫の道になる。樹林内を下るようになると、登り道と出合うが、下り道は左にあり平行して下ると古御嶽神社に着く。後は参道を歩き売店が並ぶ登山口に出てくる。


須走口下山道

八合目まではジグザグに下る。

砂埃で前者と間隔を開けると後者に抜かれるし。

いよいよ砂走りへ。

こんな場所で手をつないで降りるなよ。渋滞しています。

湿り気のある砂礫は砂埃がたたないが・・。

砂払い五合目の吉野屋。

フジイタドリ

ハクサンシャクナゲ

初;ムラサキモメンヅル

登山口はもう直ぐだ。

初;アキカラマツ

延々と続く。今の時間帯は登山口近くに空間がある。

12時間も山中にいた長い一日だった。高山病にもかからずに、予定通りのコースを歩けて良かった。
時間に関しては大幅に狂ったが、明かりさえ持参すれば、夜でも行動できるので、急いで登って高山病になるよりはいいだろう。
翌日、三ツ峠山に登る予定だったが、断念して岐路に着く。 21時30分枚方着

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