平成22年5月8日【土】 南(沢山(1564m・横川山1620m・富士見台1739m
前日、夕食前に二人で散歩に行く。「土・日曜日、天気が良いらしいから、富士見台へ行こうか」。「南木曽岳は?」と細君。「じぁ!二山、登ろう」。(富士見台から富士山が見えないのは知っていたが、展望の良いことには間違いがないので登りたかった。) |
周辺地図 |
5:50尾根ルート登山口(駐車場)〓6:54沢ルート出合(鞍部)〓7:30南沢山〓8:05横川山〓8:56横川の名水〓9:37〜11:06富士見台〓12:37横川山〓13:04南沢山〓13:37沢ルート出合〓14:40駐車場 |
現在は駐車場からが登山口になっているようだ。道はしっかりしているが仕事道か、旧道なのか分からない道が出入りする。関西の山だったらテープが多く巻かれているが、間違わずにジグザグに登って行くと、同じ幅の道が尾根を挟み左右に分かれる。右の少し先には木階段が見えたが、左の道に赤いテープがあったので左を選ぶ。どちらでもよさそうに思えたが・・。遊歩道にしては道標が少なく感じる。
登りはじめて1時間で南沢山との中間点を過ぎると下りになる。ここまで調子よく登っていたのに。
鞍部に下ると沢ルート出合でお粗末な絵地図が立っていた。
中間点を過ぎると緩やかな道になり、ダケカンバ・カラマツの樹林帯に入る。樹林越に雲海と南アルプスの山並みが見えている。
南沢山に着くと、蘭方面からの登山道と合流している。御嶽山が望まれるが、目線の高さまで伸びたササで見辛い。休まずに南の横川山へ向かう。
南沢高原はササが刈られており、歩きやすい縦走道だ。東側には芽吹きだしたカラマツ林が自生する。
登るほどに展望が広がる。ここが横川山とは気付かずに(ササに隠れた三角点と朽ちた手製の山名板は裏返しになって地面に落ちていた)、白い頂の御嶽山・乗鞍岳・中央アルプス、前方には富士見平への稜線と恵那山を望む。更に、霞んではいるが北アルプス、南アルプスが見え、画像の整理が困るほどシャッターを押しまくる。
2ツのコブをトラバースしてヒメイチゲが咲く登山道を下って行く。
「横川の名水かな?」と思ったら涸れ谷だった。ここで、東に方向を変えると、殆ど水平な道になり水音がしてくる。
岩下から湧き出る横川の名水を試飲する。「美味い!」この水を飲むために登って来ても良いほどの味だ。下山時にも汲むことにする。
水場からも緩やかな山腹道を南方向へ行くとバイカオウレンが咲き乱れ、登山道が北に向きを変えると大きな山容の富士見台への登りになる。緩やかになり、池のある湿地帯を過ぎ、道標に従い左折するとガレ場の登りで山頂は近い。
登山者用有料駐車場。 |
南沢山の中間点までがキツイ登り。 |
沢ルート分岐の絵地図。 |
カラマツ |
ダケカンバ |
南沢山頂上 身長のある人はいいが・・。踏み台がほしい!。 |
南沢山からの御嶽山 継母岳 ・ 中央;剣ヶ峰 ・ 煙p子岳 |
横川山へ。芽吹き出したカラマツ |
カラマツの新芽 |
横川山頂上より 中央アルプス望む。 |
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御嶽山と乗鞍岳 |
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南アルプス |
恵那山。 |
横川の名水。 |
近づいた富士見台 |
ショウジョウバカマ |
富士見台頂上に着く。条件が良ければ北アルプス・中央アルプス・南アルプスの大パノラマだが、今の季節にしては、まずまずの展望だ。広い山頂を歩き回り、殆ど無駄になる画像をカメラに納める。
神坂から登って来た登山者は、風があり肌寒いため食事をしないで、記念撮影だけして直に下山したが、私たちは1時間半も山頂にいた。
下山する。山頂からは登って来た稜線が沢ルート出合辺りまで見渡せる。のんびりと大パノラマを楽しみながら歩くことにする。
2人の男性とすれ違い、横川山でも2人の男性に出会っただけで、沢ルート出合に着く。
参考になりそうもない絵地図(ここが分岐であることが分かるが)を見て左折し、カラマツの林を下ると道はしっかりしていたが、ササが道にまで垂れていた。早朝だと朝露で濡れていただろう。登りにしなくて良かったと思う。
やがて杉林になり、小さな流れの滑りそうな岩床を下り、直下の荒れた谷に出て3回ほど渡渉、そして朽ちた木橋やハシゴを使用して沢沿いに、足元と顔の周りを飛ぶブヨに神経を集中して下る。
堰堤までくると、アスファルトが見えたので安堵するが、アスファルトは一角だけで、林道があった面影がなくなっている箇所もあり、朽ちた丸太橋を渡る。
さらに下ると谷は広くなり、ふるさと村園内に入ると駐車場までは近かった。
ガレ場を登れば山頂だ。 |
富士見台頂上 |
採取した○○を入れて。マヨネーズの方がいいな。 |
木曽駒ヶ岳 三沢岳 宝剣岳 中央アルプス 焔木岳 南駒ヶ岳 仙涯峰 |
神坂山 |
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恵那山 恵那市 |
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乗鞍岳 |
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中央高速道路;足元に恵那山トンネル |
沢ルートを下山。 |
カラマツの林を下る。ササが鬱陶しい。 |
滑りそう |
虫は寄ってくるし、足元は悪いし。 |
イワウチワ |
ヒメイチゲ |
バイカオウレン |
ミカワチャルメルソウ |
初;シロバナエンレイソウ |
バイカオウレンとショウジョウバカマ |
受付所で駐車料金を支払い、国道256号線を走り南木曽町へ。ネットで調べておいたあららぎ温泉湯元館(550円)で汗を流す。
風呂場は私だけ、のんびりと入浴したつもりだったが、細君が出て来るまで、更に30分程待たされる。
入浴後、今晩と明日の食材を買うためにコンビニを捜すが、妻籠では見つからず中津川市(15km)まで走りやっと調達。先週のゴールデン期間中だったら、渋滞で大変だっただろう。
あららぎ温泉(南木曽温泉)まで戻り、集落外れにある標示『欄キャンプ場・南木曽岳登山口』で左折、キャンプ場を通り過ぎ、2ヶ所ある南木曽山登山用駐車場へ。トイレと避難小屋がある奥の駐車場に入る(国道256号線から3km)。
明るい内にテントを張り、ビールを飲み食事をする。
(この時、車は三台駐車。1台は山頂の避難小屋泊か。もう一台は単独の男性で大日ヶ岳から。)