平成22年3月14日 鞍掛山 478m

年度別


国道8号線からの鞍掛山

 鞍掛山は加南三山の1つ。加賀大日山・富士写ヶ岳は踏破済み、小さな挑戦だが登っておきたい。
私は大阪生まれだが、両親は加賀市生まれだったので血が騒いで、そうさせたのかも知れない。

 今朝の動山登山を終えて鞍掛山(車で21km移動)へ。粟津温泉を過ぎると、『鞍掛山』の道標が交差点毎にあり、迷うことなく鞍掛大橋を渡ると、『とんぼの楽園』と第二駐車場(水谷林道入口付近)があった。計画では三童子山を経て鞍掛大橋から戻ってくる予定なので、ここに駐車して登山口まで0,6kmを歩くことにするが、広い駐車場には2台だけだった。
周辺地図
    中心点の西

9:40第二駐車場〓45鞍掛山登山口(第一駐車場)〓西ノ谷登山道〓10:05舟見平〓10:35〜47鞍掛山頂上〓10:54〜11:36後山・獅子岩で食事〓12:00展望岩〓12:18水谷下山道出合〓12:50三童子山登山断念(約2時間ロス)〓14:14水谷下山道出合〓14:32水谷林道出合〓15:05駐車場

 カンジキは必要ないようだが、アイゼンはリュックに入れる(細君は忘れしまう)。第二駐車場から車道を歩いていると、車が数台追い越して行く。
登山口に着くと約30台入りそうな第一駐車場は満車状態だった。
登山口から直ぐに中ノ谷登山道と分かれ、西ノ谷登山道を歩くが、谷から離れ整備された尾根道になる。

 20分ほどで舟見平に着くと、小松方面の展望が開け、前方には山頂が見え、先を急ぐ。
岩稜ですれ違った地元の男性に「白山見えましたか」と聞くと「関西からですか」と聞かれる。その男性が以前、枚方の同じ校区に住んでいたとは驚きだった。この男性、リュックを頂上に置いて今度は行者岩コースから登り返すと言っていた。

 1時間もかからず、そして雪を踏まずに十数人が寛いでいる鞍掛山頂上に着いてしまい、少し物足りない。
しかし、360度の展望は素晴らしい。標高478mだが、白山・加賀大日岳・富士写ヶ岳と肩を並べているような迫力を感じる。設置されている山名プレートで地元の登山者に山座同定してもらい、楽しい時間を持つことができた。

 展望の良い獅子岩で食事することにして後山に向かう。途中、避難小屋と行者岩コースを過ぎ、獅子岩・後山分岐で右折して残雪を踏む登りになる。

 後山頂上から少し下ると獅子岩の岩場に出る。白山から富士写ヶ岳にかけての山並みが連なる大パノラマを見ながら食事をする。


第二駐車場からスタートする。

登山口の第一駐車場

中ノ谷分岐。右の西ノ谷登山道を選ぶ。

整備された登山道。

舟見平から小松市方面。

舟見平より山頂と後山

岩稜を登る。

鞍掛山頂上の案内図

他のグループに入り記念撮影。        火燈山と富士写ヶ岳。

中央;動山、 更に遠方が口三方岳・奈良岳方面の富山県境の山々。
手前の稜線、三童子山スカイライン。右端の鞍部付近で撤退。

小松方面

避難小屋

分岐;獅子岩・後山へ。

後山は素通り

獅子岩

大パノラマだ。

柴山潟と日本海

中央;展望台と三童子山スカイライン

左;白山  中央;取立山・赤兎山・経ヶ岳等の奥越の山々   右;加賀大日山

      左;加賀大日山                       右;富士写ヶ岳         

白山

加賀大日山

中央;富士写ヶ岳。左奥;火燈山

分岐まで戻り右折、三童子山スカイラインと云われる稜線を歩くと、展望台と云われる岩峰があり『馬の鞍』の形をした鞍掛山を見る。
三童子山スカイラインと云われる稜線だが、落葉した樹木越でも期待したほどの展望ではなかった。時々、残雪があるが道をアップダウンして歩く。
水谷下山道出合で小休止していると水谷へ下山する登山者がいたが、私たちは右の三童子山への稜線を歩く。
しかし雪に難儀して2時間後、ここに戻って来ることになる。


展望台へ

展望台からの鞍掛山

積雪が多くなってくる。

雪に埋もれていた時に踏まれたのだろう。
三童子山スカイラインを縦走する予定だったが。

 東へ向かうほど積雪が多くなり、雪には踏み跡がない。場所によっては1mを越すようになり、緩んだ雪で思うように進まず。
やっと、北に方向を変える地点まで来る。しかし道が不明瞭で、鞍部への道が分からず、つぼ足の連続。道標は雪に埋もれているのかも。関西の山だったら、目印のテープがあるのだが・・。
目視ではルートが分かり、今回の最高点540m峰が見えている。しかしこの先の雪の状態が分からない。GPSでは、登り返しも100m以上の高度差があり、所要時間が倍以上になるかも知れない。ここで縦走を諦める。

 鞍部から主谷を下る案を細君に提案するが不安がる。戻り、途中にあった主谷下山道から下ることにする。
しかし、主谷下山道も雪のために道が埋もれていた。このまま谷を下ることを提案したが、これも却下され、水谷下山道まで戻る。


白山が見える樹間を探すのに一苦労。

主谷下山道分岐。 ここの道標も傷んでいた。

積雪が増え、踏み跡はなし、不安になってくる。

北に見える目的の三童子山。しかし稜線は東へ。

この先は藪、左から鞍部へだろうが・・撤退。

戻り、主谷下山道に入る。この先で撤退。

 水谷下山道を下ると殆ど雪の無い下山道だった。20分もかからず谷間の林道に出て安堵する。林道を30分ほど歩くと、第二駐車場に出て来た。


水谷下山道。やっと安心して下れる。

谷に下りる。少し下ると林道に出合う。

水谷林道入口。

第二駐車場に戻ってくる。愛車だけ。

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