平成22年2月28日 錫杖ヶ岳(しゃくじょうがだけ) 676m

年度別

 午前の仏ヶ平登山を終え、車内でアンパンを食べながらナビをセットする。
西名阪自動車道・向井IC(約1km)まで戻ると『錫杖ヶ岳登山口』の道標があり、道標に従って舗装された林道に入ると、向井ICから、約2kmで広い駐車場がある向井の登山口に着く。


周辺地図

11:47登山口〓12:07柚之木峠〓12:43〜14:05錫杖ヶ岳〓14:57登山口

 前回は錫杖湖側からの登山だったが、6年ぶりの錫杖ヶ岳になる。
登山口には『山頂まで2000m』の標示。1kmを30分で歩けたら1時間で登れることになる。気分的には楽な登山ができそうだ。

 谷間のせせらぎを聞きながら植林内を歩く。10等分されて200m毎にある標識を通過する。
水の流れがなくなると、直ぐに北畑からの道と出合い柚之木峠に着く。

 柚之木峠で左折、尾根道を登ると中間地点のDの標識を過ぎると急な登りになってくる。F辺りで一旦緩くなり、植林内にベンチがある。
Hを過ぎると連続するクサリ・ロープを補助にして登る。6年前の記憶は飛んでしまっていたので、緊張とスリルがあって、未登の山に登っている感じだ。しかし、山頂の岩峰は鮮明に記憶がある。


登山口


柚之木峠

山頂の岩壁が見えてくる。

クサリとロープの連続 

あれ!モデル消えた。 下山時に撮ろう。

 錫杖ヶ岳頂上に着く。しかし私の記憶とは全く違っていた。岩が寄せ集まったような狭い山頂だと記憶していたのだが。とうとう私も・・・かな?
しかし、360度の展望は以前と変わらない。最近は鈴鹿南部の山に多く登っているので、山座同定も楽しい。

 山頂では4人グループと単独の男女と出会い。楽しい談話のひと時を過ごす。中でも最後に登って来た地元の女性とは話が弾んでしまう。
途中ブランクがあったようだが、若い時から登山をされていた。北海道、単独登山でのヒグマ談などを聞かせてもらう。「百名山、登ったか」と聞くと、ブームになる前から登っていたので、数えてみると終わっていたと。全く凄い女性だ。
序に山頂の変わりようを訊ねると、2007年4月15日12時19分に起きた震度5強の三重県中部地震による崩落だと言っていた。女性は今、座っている石から岩が斜面を崩れ落ちる現場を見ており、足元は地割れしていて怖かったと。数人いた登山者も命拾いしたらしい。

 山頂に長居して冷えてしまう。下山のクサリ・ロープ場も地震で変わってしまったのかな?
そうだったら、私の頭も正常なのだが・・。



6年前の頂上
天辺には立てなかった。

三重中部地震をここで体験した女性。

慎重に下山。


登って良かった錫杖ヶ岳だった。

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