平成21年2月8日  台高山脈・明神岳 1432m C桧塚奥峰 1420m C桧塚 1402m

年度別


 昨年1月3日、途中で断念した山だ。今年は雪が少ないと思われるが一度は冬山の桧塚に登ってみたいので、再トライすることにする。
 5時過ぎに、時々小雨が降る枚方を出発。予報では朝方まで曇りなので、明神平に着く頃には晴天になるだろうと期待をする。
 桜井市から国道166号線を走り『やはた温泉』『名水百選・七滝八壺』の道標に従い県道16号から大又林道に入ると雪も凍結もなくスムーズに走り、既に20台ほど駐車している駐車場に着く。

周辺地図

7:40駐車場〓8:48明神滝〓9:32〜40明神平〓10:07明神岳〓10:55〜11:00桧塚奥峰〓11:12〜12:05桧塚〓13:08明神岳〓13:32明神平〓14:37駐車場 歩行距離15、1km

 駐車場から大又川の渓谷を見ながら8分ほどで旧林道終点だが、林道は更に延びていて、右岸へ変わってから林道と別れて山道に入る。
左岸に渡り、直ぐに渡り返して旧あしび山荘(荒廃)を過ぎ、キワダサコ(谷)出合で左岸に渡る。
再び、右岸に戻った所で、アイゼンを付ける。
とうとうガスの中に入ってしまうと、滝音が聞こえ明神滝に着く。滝を右岸から大きく巻いて、滝上部のベンチがある休憩場を過ぎ、更に上部から慎重に沢を渡ると、ヒメシャラ・ブナが混在する山斜面の道をジグザグに登る。
ジグザグ道も終わり、2ツの沢を渡る。右に大きく曲がると水場に着き、昼食時の水を汲む。水場から10分ほどで明神平だが、例年だとこの辺りから霧氷が観られるのだが・・。「山の選択を誤ったかな?」、と思いながらも黙々と足を動かす。
 風が吹き抜ける地点では霧氷が観られるようになるが、期待に反してガスの明神平に着く。私の想像では明神谷から吹き上げる風で、この近辺だけガスが発生しているように思うのだが。
「絶対に青空になる」と信じて、あづま屋でアンパンを食べ、ウィンドブレーカーを着込み明神岳へ向う。
 昨年とは違い、雪は締まり、トレースもあるので歩きやすい。三ツ塚手前で近回りして、美しいブナ林を見ながら歩く。


駐車場

林道から登山道へ


アイゼンを装着

明神滝

滝上部の沢

水場

やっと霧氷が観られるようになる。

明神平;下山時の楽しみにしよう。

三ツ塚付近のブナ林

山名標示が無ければ通り過ぎてしまいそうな明神岳頂上に着く。ここまで来ても天気は一向に良くならず、諦め気分になる。
明神岳を10mほど通り過ぎて、台高主稜線と分かれ左折して支稜線を下ると直ぐにガスが無くなり、樹間から主稜線の池小屋山方面が見えている。青空が期待できそうだが、「桧塚に着くまでは、霧氷が落ちては困るので曇り空で良い。」と贅沢なことを思う。
美しいブナ林から、広い潅木の稜線になる。昨年、ルートが分からなくなった地点を過ぎる。
 正面に樹間越しに霧氷で覆われた桧塚奥峰が見えてくる。左の稜線を下り、登りとなる。振り返れば明神岳・国見山が見えるまで天候は回復していた。そろそろ青空になってもいいのだが。
 


明神岳頂上

桧塚奥峰が見えた。

鉛n駈け場(1316m)が見えるまでに天気は回復。

桧塚奥峰

桧塚奥峰からの桧塚。

桧塚奥峰から桧塚への稜線。

中央;高見山

三等三角点の桧塚。

食事をしながら南方面の山座同定を楽しむ。

桧塚にお別れ。
 三重県内で一番高い桧塚奥峰に立つ。先着のグループがいる展望の良い南に移動して、展望を楽しむ。グループはここで食事して引き返したが、私たちは桧塚まで行くことにする。ここでも稜線は左から下って行くと雪原(ササ原)が広がる。北にはガスが切れ始めた高見山が見え出した。
 三等三角点がある桧塚を踏むが、展望は余り良くないので、雪原まで戻るが風がきつい。風を避けて南斜面のササ原まで下り、南台高山脈の山々を見ながら、食事をして青空を待つ。
 食後、青空が広がる雪原を歩きながら、展望を楽しむ。北には高見山・三峰山から局ヶ峰、そして室生火山群の山々が望まれるまで回復する。

 往路を戻る。撮影のために立ち止まることが多くて、休憩時間はなしで戻る。



広い稜線。  明神岳に戻る。

狭い稜線。

明神岳の分岐。

明神岳山頂

明神岳付近より薊岳。

明神岳付近の主稜線。西側は急斜面だ。

台高山脈の最高峰、大台ケ原(日出ヶ岳)を遠望。
あしび山荘
明神平に戻ってくる。。左端;国見山・中央;水無山

明神平から明神谷へ下る。

来シーズンはあの山(薊岳)に。

折り返しながら下る。

明神滝

大満足して駐車場に戻る。

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