平成19年12月9日 B三岳 793m・C小金ヶ岳 725m

前回の記録


周辺地図

 紅葉は終わり、日本海側の午前中は雨か雪の予報では展望狙いも期待できそうにない。南部の和歌山を考えるが、高いガソリン代(1リットル150円)を出費してまで登りたい山は見当たらない。就寝時間になっても決らずイライラしていると、細君の提案で即決。
 丹波篠山は微妙な位置だ。青空の枚方を7時過ぎに出発するが篠山市が近づくと時々小雨が降る。三岳・小金ヶ岳の山頂部分はガスがかかる。
篠山市国道372号線の般若寺交差点を北へ。篠山川に架かる橋を渡って、2つ目の道を左折して県道301線を走り火打岩へ。 約70km

9:15火打岩バス停〓17三岳登山口〓40分岐〓鳥居堂跡〓10:00大岳寺跡〓11:05〜12:10三岳(あづま屋で食事)〓12:38大タワ〓約45分撮影時間(ガスが切れるのを待つ)〓14:15〜35小金ヶ岳〓14:50コル〓15:04県道出合〓15:34火打岩バス停

【火打岩〜三岳】


バス停『火打岩」と登山口のある民家。

三岳登山口の道標

見えるときに撮っておく。左に白髪岳

大岳寺跡

石室

展望の良い石室横の岩場

三岳頂上。方向だけが分かる方位盤

あづま屋で食事

火打岩バス停手前100mの路肩に駐車して、時々小雨がぱらつく中を出発する。バス停から100m程歩くと『御嶽道(登山口)』の標示を見て、民家の間から杉林を登る。
杉林内は急な坂だが、稜線の分岐まで登ると緩やかになり、説明板のある鳥居堂跡を過ぎ、山腹道になった地点で雨具を着けることにする。水飲み場で左折すると直ぐに大岳寺跡に着くが、ここも説明板のみ。
大岳寺跡を過ぎると、再び急な登りになり岩が露出するようになる。天気が良ければ白髪岳・篠山盆地が見渡せるのだが残念だ。
杉林になるとガスの中に入ってしまう。あづま屋を過ぎると、直ぐに山頂の稜線に出て、役行者を祀った石室がある。石室横の岩場に立つと北方面が切り開かれており展望が良さそうだが今日は何にも見えない。西へ数十メートル行くと三岳頂上に着く。
 南北が切り開かれていて、展望が良さそうな三岳頂上に着くが、今日は残念だ。
天気の回復を信じて、あづま屋で食事することにする。先客の宝塚からの男性と食事しながらの山談義で時間を潰すが、好転せず。暖かい食事を終えると2℃の気温では冷えてくる。下山することにする。

【三岳〜小金ヶ岳】


雨の日は階段がいい。

大タワにて。あづま屋では納会?


「あれ北壁かな」

唯一の展望になるかも?ガスが切れた瞬間。


約半時間も粘って撮った三岳

小金ヶ岳頂上。方位盤を参考に山座同定。

長老ヶ岳方面

東方面

石室から東へ、クサリのある岩場、段差のある階段を一気に下ると駐車場がある峠の大タワに下りてくる。
大タワの近くまでガスがかかるようになっていたので、山行を中止しようか迷うが、「もしかしたら・・・。」
 始めは杉林内の谷間の登り。稜線に出るとガスと風で寒く、脱いでいた雨具を着込むが雨は止んだようだ。
岩峰を巻いたり、クサリ場があるアルペン的な岩稜を登るが小金ヶ岳は姿を見せない。
小金ヶ岳への最後の登りになるが山頂は相変わらずガスがかかっている。岩棚から振り返れば、ガスの流れによって岩稜が見え隠れするようになってきた。
ガスの切れ目を狙ってシャッターを押す。更にもう一枚と延々約30分。やっと北方面に青空が見えはじめて、三岳山頂だけがガスがかかるだけに。小金ヶ岳に登ることにする。
 360度の展望が広がる小金ヶ岳に着く。三岳山頂のアンテナも見えている。白髪岳の左には瀬戸内海がキラキラ輝いている。長老ヶ岳・愛宕山・北摂の山々に六甲山も。粘り勝ちの展望に満足!

【小金ヶ岳から下山】


三岳を望む

車道出合

三岳が望まれた火打岩

左;三岳             小金ヶ岳
 南に下山すると、急な下りが待っている。登山道から外れると危険なので注意が必要だ。緊張が和らぐとコルに着く。ここで福泉寺跡への道と分かれて、右折してスギ林の谷へと下りて行くと車道に出合う。あとは車道を下ると火打岩に戻ってくる。振り返れば三岳がすっきりと見えていた。

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