小金ヶ岳・三岳(下記・平成11年11月)

丹波篠山
赤く染まる多紀アルプスの主峰・三岳と北壁がある岩峰
北壁にて
北壁より小金ヶ岳望む


平成16年115日 B小金ヶ岳 725m

 前夜、いつものように一時間ほど散歩に。夜空は雲一つなく星が良く見えている。「篠山では明日の朝は雲海が観られるだろうな〜」と。「登ってくれば」と言われてその気になってしまった。早速準備して仮眠する。そして初めての単独登山(やっと我輩も独り立ちできるようになる)。

2:15自宅〓3:50登山口着・4:55スタート〓5:30福泉寺跡分岐〓5:55〜6:40小金が岳〓7:14大タワ〓7:27登山口  9:10自宅

 平成11年11月(下記参照)と同じコースで多紀アルプスの小金ヶ岳に登る。熊除けにクラクッション数回鳴らしてから恐怖を感じながら入山する。始めはよかったが台風の影響で杉の倒木が多く途中で登山道が分からなくなってしまう。稜線に出れば尾根道がある。獣道らしき道を懐中電灯の光を頼りにピィー(笛)、チリン・チリン(鈴)、ハァ・ハァ(息遣い)と賑やかな音を出して登る。
 稜線に出合い一安心して左折。5分ほど歩いて小金ヶ岳直下の福泉寺跡分岐に着く。空は薄明るくなって星は見えなくなってきたがライトがないとまだ暗闇だ。
前方で黒い物体が走り立ち止まるがライトの影だったとわかり安堵する。道を失い戻ること3回、道を捜しながら何とか小金ヶ岳にたどり着く。
 幸い無風、気温は10度近くある。雲海から上ってくるご来光を待つ。聞こえくるのは鹿の鳴き声だけ。雲海が下界の騒音を消してくれている感がある。
 下山、アルプス的な岩場を下り大タワ(漢字は山偏に定と書く)に出て車道を下り登山口の駐車場所に戻る。

平成11年11月21日

小金ヶ岳南斜面より三岳望む 小金ヶ岳より北東方向
多紀アルプスの岩峰 三岳方面からの小金ヶ岳 西ヶ岳方面からの三岳
三尾山方面 西ヶ岳望む

平成11年11月21日 A小金ヶ岳725m・A三岳(御嶽)793m13℃・西ヶ岳727m 

R9号、老の坂トンネルを抜けると霧だった。今回は雲海を見るのが目的だったので喜んだ。篠山川右岸を走り青山台CC手前でUターンする感じで右折。バス停『和田』のT字路で左折。佐々婆神社前を通りバス停『火打岩ひうちわん』へ。
火打岩(前回はここより山行)まで上がってくると霧が無くなり紅葉した三岳が見えている。バイクで更に上がり大タワ手前の谷から最短コースで小金ヶ岳へ登る。

5:35自宅〓バイク80km6℃〓7:45小金ヶ岳登山口〓8:03福泉寺跡分岐〓28〜40小金ヶ岳頂上〓9:28大タワおおたわ〓55〜10:15三岳〓42栗柄くりがら分岐〓11:05〜45西ヶ岳〓12:34〜42三岳〓13:06大@〓20小金ヶ岳登山口  草山温泉 観音湯950円15:50発〓17:40枚方 

 道路が左に大きくカーブしている所に『小金ヶ岳』登山口の谷、道路には5台ほどの駐車スペースがある。杉林の谷に入り、右岸の山腹を登る。再び谷に下りてくると涸谷になり左岸に。谷沿いの広い道を歩いても行けそうだがテープは木の階段に付いているので従う。自然林になると、谷沿いの道と合流し福泉寺跡分岐に着く。小金ヶ岳は左の稜線を登る。やがて大岩を巻いて岩上に立つと雲海が広がり能勢の山々から篠山の山々が見渡すことができた。アルペン的な岩場を登ると左には三岳へのゴツゴツした岩の稜線が見える。
  小金ヶ岳頂上に着く。頂上には先客の夫婦がいて、一時間前から写真を撮っていた。この夫婦が登山途中で10人ほどのグループと擦れ違ったらしい。僕らが見たときでも360度の雲海だが、早朝はもっと良かったらしい。。少し残念な気持ちになる(御嶽山の雲海を思い出す。次回はご来光を見るつもりで登らなくては)。
 三岳へ、アルペンムードが漂う尾根歩き。誰が名付けたのか見晴らしの良い『北壁』。永く続けば良いのだが杉林に入ってしまう。
杉林を抜けると広い駐車場のある大タワに着く。休まずに三岳の稜線に取り付く。段差の大きい階段を上がるが結構キツイ登り。黄葉した樹木が茂り、落ち葉を踏みながら歩くのは気持ちが良い。頂上手前で小金ヶ岳方面の展望が良い岩上に立つが、雲海は殆ど無くなっている。
  石室に着く。岩上からは好展望だが残念ながら少し霞む。東へ数十mで、一等三角点の三岳頂上だが展望は良くない。
  西ヶ岳へ。はじめだけ急な下りだが、小さなアップ・ダウンを繰り返して歩く。少しはアルペン的かと思っていたが・・裏切られる。
突き出た岩に立つと背後に三角形の三岳、前方にはコブ2ツの奥に西ヶ岳が見え、眼下には篠山盆地が広がる。
栗柄分岐を過ぎると急坂のコブを2ツ越す。
 西ヶ岳頂上に着く。展望は良いほうだ。覗き込むように見ると西に三尾山、東に三岳が望まれる。南北の展望は良いが石室・小金ヶ岳でも見えた展望と変わらない(篠山盆地奥に白髪岳が目立つ)。岩上の狭い頂上で背中を乾かしながら食事にする。
 大タワまで往路を戻り、車道を歩いて戻る。

トップ

管理