平成19年2月4日 B野坂岳 914m
周辺地図 |
4時半、アメダスによると敦賀は雨が降っている。朝5時前に出発するとフロントガラスにポツポツと雨粒が付くようになる。湖西道路(国道161号線)では小雨になり気圧の谷が通過中のようだ。 |
7:25野坂山登山口〓8:02トチノ木地蔵〓47一ノ岳〓9:13二ノ岳〓28三ノ岳〓9:40〜10:50野坂岳〓12:10登山口 15:10枚方。 |
野坂山登山口 |
トチノキ地蔵 |
トチノキ地蔵より西方ヶ岳・敦賀湾 |
アイゼンを付けて、『野坂山登山口』から登る。今回、私はストックを持たずに登る。と云うのも、この山でストックとポットのキャップを落としたのを思い出したからで『2度あることは3度ある』。今度は用心して、命を落とさないようにしなくでは。それよりも大事なお金をしっかり仕舞い込む。(予断になるが、三ノ峰の急斜面に、越前甲の増水した川の中に、そして、野坂岳の水場と、全てが福井県でストックを無くしているのが不思議だ。)
準備しているときは寒かったので、厚着で登ったが汗がでてくる。トチノキ地蔵で薄着になろうと思っていたが、我慢できずに、途中で夏スタイルになるが谷間から上がってくる風が強くなってくる。
行者岩と西方ヶ岳 |
展望の良い一ノ岳 |
二ノ岳 |
山頂手前の避難小屋 |
トチノキ地蔵に着く。休憩には丁度よい時間なのだが寒い。名水で喉を潤ませて、直ぐに出発する。
稜線への登りになるが、風があり、やっぱり寒いのでウィンドブレカーを着こむと丁度良い温度調節になる。
踏み跡がない行者岩を右に見て、更に登ると西方ヶ岳・敦賀湾が一望できる一ノ岳、平坦な稜線の二ノ岳、ブナ林の三ノ岳と続くが、三地点とも峰(岳)とは思われない。どのような経緯で名付けられたのだろうかと思う。
しっかりしたトレースだが、体重のある私には二ノ岳から三ノ岳のブナ林の登りはズルズルと滑りキツク感じた。下山時は楽しみな急坂だ。
三ノ岳付近からブナ越しに避難小屋が見える。何時の間にか時折日が差すようになり、ブナの木に付いた氷がキラキラと輝いている。もう少し高度があれば樹氷が観られそうなのだが。
途中、単独者とすれ違っただけで、誰もいない避難小屋に着く。荷物を下ろしてから山頂へ。
【野坂岳山頂】
避難小屋前より西方ヶ岳 |
若狭の海 |
敦賀湾・越前海岸・日野山方面 |
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残念ながら見えないですね。 |
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冠岳・三周ヶ岳方面 |
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霞む金糞岳・伊吹山ではなくピンボケ画像です |
乗鞍岳 琵琶湖 猿O国山 |
乗鞍岳 |
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三国山 赤坂山 大谷山方面 |
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大御影山 三重嶽 三十三間山方面 |
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雲谷山 若狭湾方面 |
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若狭湾を眼下に見てストックを置忘れに気付かず下山。 |
広い野坂岳頂上、遮るものは霞だけだが、なんとか白山が見え、両白山地・伊吹山地・野坂山地などの山々と琵琶湖・若狭の海・敦賀湾が望まれる。 |
【下山】
奥越のおーだんな・おーちゃん夫妻と再会する。 |
中央に白山が見えていたが? |
トチノキ地蔵まで尻セード |
往路を尻セードで下山。細君のストックを小屋に忘れてくるハプニングがあったが、大した距離でなくて助かった。
ブナ林の急な坂を勢いよく下ると、サングラスの夫婦が登ってくる。ここは道を譲るために横に転倒して止まる。挨拶を交わすが、キツイ登りのためか反応は薄い。半信半疑で「おーちゃん?」と声をかけると、やっぱり元気一杯の仲の良い、奥越のおーだんな・おーちゃん夫婦だった。経ヶ岳に同伴させてもらい、昨年は霊仙岳ですれ違って以来の再会だった。
トチノキ地蔵までの三分の二程度は尻セードで。そして一部分では冬道を利用して滑る。ゆるい坂では手で雪を掻き、更に腹筋を使って足を上げ気味にするので、結構疲れる。翌日は久しぶりに腹筋が少し痛くなる。
そして、高価なリュックをお持ちの方にはお奨めできない。
滋賀県内では小雨が降っていて、どうなることかと心配だったが、天候に恵まれて野坂岳の良さを感じることができる山行だった。