平成17年10月30日 A三津(さんづ)河落(こおち)からC日出ヶ岳1695m 東大台散策

H10.11・三津河落山
H7.10・日出ヶ岳


コースは正確ではありません。

 先週の予定だったが天候が悪くて延期した大台ケ原に行くことにする。3時前にネットで天気を調べると台高の一部に雨雲が残っている。ご来光は無理だと思い1時間遅らせて出発する。
 国道169号から新伯母峰トンネル手前で右折して大台ケ原ドライブウェイ(県道40号全長約21km)を走ると黄葉がピークだった。2回ほど車を停めて大峰山脈を眺めながら黄葉を楽しむ。
 経ヶ峰と大和岳の鞍部に細君とリュックを降ろし大台ケ原駐車場へ。100台以上駐車できそうだが、早朝なのに空きスペースは数台分だけだった。積んできた自転車で約6km下り、細君が待つスタート地点へ。

4:25枚方〓121km〓6:55大台ケ原駐車場〓7:15経ヶ峰と大和岳の鞍部登山口(道標なし。数台駐車可)〓7:43〜55大和岳〓8:07日本鼻〓20三津河落山〓28如来月〓8:50名古屋岳〓9:10川上辻〓34巴岳〓9:53〜10:06日出ヶ岳〓40正木ヶ原〓50尾鷲辻〓10:57牛石ヶ原〓11:09大蛇ー(ぐら)分岐〓11:13〜30大蛇ー〓12:00シオカラ谷出合(吊橋)〓12:07〜50東ノ滝〓13:47大台ケ原駐車場

【登山口〜川上辻へ】


ドライブウェイから大普賢岳望む

紅葉のドライブウェイ

駐車場より自転車でスタート地点へ。

スタート地点。
間違って仕事道を歩いてしまう。

大和岳へ。イトザサのササ原と大峰山脈

大和岳より大峰を望む。

大和岳より台高山脈の山々

大和岳より台高山脈の山々

大和岳より大峰山脈

日出ヶ岳への稜線

日本鼻・三津河落山へ

日本鼻にて

日本鼻より大和岳(左)と台高の山々

三津河落山の石標

如来月にて

予想に反して静かな山歩きだ。

  大峰山脈遠望。     中央・如来月   塩シ古屋岳   




名古屋岳

 経ヶ峰と大和岳鞍部より出発する。直ぐ、樹林に踏み跡がある稜線道(道標無)を登るのだが、左にある作業道を歩いてしまい引き返す。黄葉した樹木を見ながら稜線を登るとイトザサの草原になり展望が広がる。
 大和岳に着く。ここからは南北に連なる大峰奥駈道の厳しい稜線を見ることができる。そして吉野川を挟み最高峰の日出ヶ岳へと連なる台高の山々を見ていると飽きることがない。
 雨量計施設がある日本鼻と石標杭がある三津河落山(紀ノ川・宮川・熊野川の分水嶺)を通り過ぎるが、注意していないと気付かずに通過してしまいそう。
 展望も終わり、ヌタ場からシャクナゲ・ブナとトウヒの原生林をわずかに登り、日出ヶ岳に次いで高い如来月に着く。
 南に下山すると鞍部の樹間からは巴岳の左に賑やかさそうな日出ヶ岳の展望台が見える。石標杭のある名古屋岳を過ぎて踏み跡を頼りに南東方向に下るとドライブウェイの通る川上辻に出る。

【川上辻〜日出ヶ岳へ】


山上辻から踏み跡を東へ。

巴岳の大岩

日出ヶ岳が見えてくる。

日出ヶ岳直下

日出ヶ岳展望台と雨量計測施設

 川上辻から再び登り返して国境尾根を東へ。右手には鹿除けネットが張られている。
しめ縄が張られた大岩を右から巻く。ここが巴岳のようだが頂には登らずに直進する。
 日出ヶ岳の賑やかさが聞こえてくると再び展望が広がり日出ヶ岳山頂に着く。ここまで誰にも会わなかった静かな山行が終る。

【日出ヶ岳山頂にて】


賑やかな日出ヶ岳展望台

 展望台に登り山座同定をするが北に伸びる台高山脈は重なりあって同定が難しい。只、主稜線から派生する白屋岳・白鬚岳が分かるくらいだ。
横から見る大峰山脈は分かりやすい。そして南東には霞みながらも熊野灘が望まれた。

   日出ヶ岳からの展望

霞む熊野灘

【日出ヶ岳〜大蛇ー】


日出ヶ岳より下山

正木嶺のトウヒの立ち枯れ

正木ヶ原

正木ヶ原のトウヒ

尾鷲辻にて


牛石ヶ原

牛石ヶ原の神武天皇の銅像

燕篭ーと西大台

大蛇ーにて。  正面に竜口尾根と西大台(右)   
大峰の主峰、八経ヶ岳・弥山を遠望


 燕篭ー

中の滝

賑わう岩稜の大蛇ー展望台

展望台からの大パノラマに満足して木道を下る。木道を登り返すと正木嶺でイトザサの絨毯にトウヒの立ち枯れ風景が広がる。
正木ヶ原に出る。以前、訪れたときは人馴れした鹿が多くいたのだが回りをネットが張られているためか、一頭も見つけることができなかった。
トウヒの濃い緑、ブナの黄、ヤシオツツジの赤のコントラストが美しい樹林内で尾鷲辻を過ぎると牛石ヶ原に着く。正木嶺から庭園を散策するような気分で歩いてきたが、大蛇ー分岐で左折、今回の見所である大蛇ーへ。
 岩稜の大蛇ー展望台に立つと、東の川渓谷を隔てて西大台の樹海、更に大峰山脈の主峰八経ヶ岳を中央に大パノラマが広がる。

【駐車場へ】

汚れたレンズでの撮影になってしまいました。


シオカラ谷出合

東ノ滝の源頭部にて食事。

分岐まで戻りシャクナゲが茂る道を下りシオカラ谷へ。シオカラ谷出合で左岸を歩き(通行止だが)東ノ滝へ下る。ヤブが茂る道を下ると東ノ滝の上部に7分ほどで着く。滝下まで降りられないかと更に進むが途中で諦めて戻り、滝源頭部の岩床で千石ーとシオカラ渓谷の紅葉、そして遠方に大普賢岳を望みながら食事する。
 シオカラ谷出合の吊橋まで戻り、食後の登り坂を辛く感じながら歩くと鬱蒼と茂る森になり空きが目立つ駐車場に戻ってくる。
 直ぐに帰路につく。両サイドの路肩に停められた車で、一方通行状態が1キロ以上続き、更に1キロほど片側に停まっていた。

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