平成17年10月16日 台高山脈 馬ノ鞍峰1178m 山ノ神ノ頭1099m
久しく台高の山に登っていない。山と渓谷社の『奈良の山』で紹介されていた山ノ神に登ることにしたが、成り行きで馬ノ鞍峰にも登ることになってしまう。 |
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V字ターン |
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4:35枚方〓108km〓7:04登山口〓7:22馬ノ鞍峰・山ノ神分岐〓7:46〜53明神滝〓8:52カクシ平〓9:35尾根に出る〓10:14〜20馬ノ鞍峰〓12:05地池越〓13:00〜32山ノ神ノ頭〓14:03キノコ股谷分岐〓15:47馬ノ鞍峰・山ノ神分岐〓16:04登山口 |
【馬ノ鞍峰へ】
登山口。 右は尾根道から山ノ神へ |
明神滝 |
スズメバチの巣 |
イワタバコの葉。ヒルに注意! |
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かくし平までは歩き易い登山道だった。 |
西尾根を歩く |
西尾根を歩く |
馬ノ鞍峰頂上 |
紅葉しはじめた樹木 |
登山口には『遭難捜索費100万・200万 あなた持ち』と書かれた立て札が。大峰の大所山(百合ヶ岳)の経験を思い出し、少し不安を感じたが、ここまで来て中止できない。
鳥居横には尾根道コースの登山口があったが下山道に利用する予定だ。今日はキノコ股谷から山ノ神へ登るので左の階段を上がり植林内へ。危険な箇所には木道が設けられ歩き易い道で安堵する。
標示がない馬ノ鞍峰・山ノ神分岐に着くがキノコ股谷へ下る道には横木で通行止め、この時は作業道かと思い左の明神滝方向へ行ってしまう(いつも直前にならないと山行計画を立てない私、事前に地図をしっかり見ていないのが原因だろう)。
登山道直ぐ下の明神滝まで来てルートを間違ったことに気付くが、何処に分岐があったか分からず。しかたなく馬ノ鞍峰を往復することに変更し明神谷を歩く。
明神滝を巻いて右下に渓谷を見ながら快適に登るとカクシ平に着く。三之公行宮跡石碑を右に見て、左から涸れたカクシ谷を渡りイリハシ谷右岸を登る。沢水の流れが途絶える頃、踏み跡も薄れる。目印のテープを頼りに馬ノ鞍峰から派生している西尾根への急坂を喘ぎながら登るとヒメシャラ・ブナ・トウヒ等の美しい原生林になる。尾根へ出て、幾つかのピークを越すと樹間から台高主稜線が見えてくる。
10時15分に馬ノ鞍峰に着く。樹木に覆われて展望は効かないが静かな山頂で奥深い山にたっていることを実感する。
ここで下山するのも勿体ない気持ちになる。持参の地図には所要時間の記載がないが、主稜線道だから歩き易いと思い2時間もあれば山ノ神まで行けるだろう。トマトジュース・チーズとアンパンを軽く食べて出発する。だが!
【山ノ神ノ頭へ】
台高縦走道を歩く |
台高縦走道を歩く |
池小屋山 迷岳 |
大峰。大普賢岳 |
台高縦走道のブナ |
中央に山ノ神が |
山ノ神ノ頭 |
山ノ神にて食事。コンビニ弁当とポットの湯でカップヌードル |
予想に反して踏み跡が薄かった。痩せ尾根では迷うことはないが圧迫感を感じる。広くなると素晴らしい原生林になるが道を失うことがある。目印のテープを捜しながら歩くが、見つからないと最後に確認したテ−プまで戻りコンパスで方向を確認して捜す。何とも情けないことだが、地図を見て歩くことができない。 |
【キノコ股谷から登山口】
山ノ神から下山。素晴らしい原生林の尾根道だった。 |
ヒメシャラ・トウヒの大木 |
西尾根はブナ・ミズナラ・トウヒ・ヒメシャラの大木が多く自生していて素晴らしい。細君の歩きも順調に思える。 植林のやせ尾根で尾根は二股になる。直進は通行止め。右に折れて隣の尾根に入ると、直ぐにキノコ股谷分岐に着くが道標はない。 直進すれば尾根道だが、尾根道にもうんざりしていたので、途中から散策道歩きになるようなので、キノコ股谷へ下ることにする。これが間違いの元だった。 |
茸股谷源頭部 |
木道 |
? |
踏み跡とテープをたよりに下ると谷の源頭部(細君によると通行止の看板があったと云っている)。荒れていて踏み跡がないが、テープがあるので下る。右から水量のある谷と合流する。これがヒクタワ谷出合かと思ったが、更に下山すると新たな谷と出合うので分からなくなってしまう。 荒れた谷、渡渉を繰り返して下る。時々ルートが分からなくなる。再びヒザが痛くなった細君は上部で待機。朝の明神谷のような快適な登山道を想像していたのだが。日没までに下山できるか不安になる。 倒木を利用した1本の木階段を歩き、やっと整備された散策道になったかと喜んだが、糠喜びで終る。歩き易いルートを探しながら、明神谷出合まで下り、やっと安堵する。 朝の馬ノ鞍峰・山ノ神分岐まで戻り、読むことが出来なかった文字にマジックインキで新たに『山の神の頭・通行止め』と書いてから登山口に戻る。今回も登山口の『遭難捜索費100万・200万 あなた持ち』の意味が理解できた。 |
登山口近くの休憩小屋 |
花
キッコウハグマ |
ジンジソウ |
帰宅途中にある奈良の○日山荘へ。細君が欲しがっていたワコールのタイツを購入する。これでヒザ痛が再発しなければ良いのだが。