清水頭・雨乞岳

平成14年6月23日 武平峠より雨乞岳にリンク

平成16年11月14日 清水頭1095mよりB雨乞岳1238m 曇り

名神八日市ICより国道421号を走り山上小学校交差点を右折、
甲津畑集落手前より左折して林道に入る。

写真は岩ヶ谷林道出合です。道幅が狭いので近くに駐車して出発しました。

8:15岩ヶ谷林道出合(駐車)〓9:00桜地蔵尊〓18大峠・杉峠分岐〓23ツルベ谷出合〓10:00ツルベ谷別れ〓10:12大峠〓11:17〜12:00清水頭(食事)〓12:42雨乞岳〓13:25杉峠〓14:25蓮如上人遺跡〓38分岐〓15:30岩ヶ谷林道入口(駐車場所)着

岩ヶ谷林道よりフジキリ谷 杉谷善住坊のかくし岩にて 岩ヶ谷林道より(帰り撮影)
林道より雨乞岳望む 細い道になる

大峠・杉峠分岐へ】1時間+休憩

 岩ヶ谷林道から眺める対岸の山は紅葉しており十数メートル下にはエメラルドグリーンの清流が白い岩間を流れる。
『杉谷善住坊のかくれ岩』の標示があったので谷に下りてみると説明板があった。超簡単に説明すると浅井長政の裏切りにより織田信長が濃州岐阜に戻るとき、ここで待ち伏せに会い杉谷善住坊の鉄砲でかすり傷を負ったらしい。
 杉林内の桜地蔵尊を過ぎて鉄製の橋を渡り右岸へ。やがて林道から補助ロープが付けられた細い道になり支谷を数本横切ると歩きやすい道になって杉林内で大峠・杉峠分岐に着く。

ツルベ谷にて ツルベ谷別れ付近 大峠直下にて

【大峠へ】50分+休憩

植林内を下りフジキリ谷(ツルベ谷出合)へ。流れがきついので慎重に渡り、遡ると自然にツルベ谷に入る。
台風23号の影響で流木・倒木があって荒れていると聞いていたので一番不安を感じた地点だったが、薄い踏み跡とテープを追って何度も流れを渡り返して遡る(水量は普通だと思う)。
  左からの支流を過ぎた地点でツルベ谷と別れて支流の谷に入ると踏み跡は薄いが歩き易い登りになる。5分ほど登ると流れはなくなり、くぼ地を登っていくと大峠に着く。

今回一番の急登 奥ノ畑谷と雨乞岳
清水頭より雨乞岳望む 鎌ヶ岳望む 野坂山地方面
清水頭より  綿向山と琵琶湖に浮かぶ比良山地                      野坂山地→
南方面の山々 高見山地・台高、大峰山脈・室生火山群・金剛葛城山方面が望めた。
←雨乞岳           鎌ヶ岳から高畑山方面へと続く南鈴鹿山地の山々
           鈴鹿山地の奥には伊勢湾が望まれ遠くは志摩半島・知多半島も望まれた。

清水頭へ】65分+休憩

 大峠で東へ。今回一番の急登だったが幸い潅木が密集しているので木を握れば滑らずにピークに辿り着く。
(急登途中で年配のハイカーに追いつく。話を聞くと白倉谷林道終点から一時間で大峠に登ってきたといっていた。)
  ピークからはシャクナゲ・アセビが群生する南への痩せ尾根になる。小さな岩峰に立つと紅葉した奥ノ畑谷からそそり立つ雨乞岳が望まれ、背後には綿向山と切り立つイハイガ岳、比良山系が霞む琵琶湖に浮かんでいる船のように見える。
  東に向きを変えると広い尾根道になりブナ・ミズナラ等の落ち葉を踏みながら緩やかなアップダウンになる。
やがて右が植林帯になり、前方が明るく開けてくるとカヤトの原になり360度の展望が広がる。ササ原になると清水頭頂上に着く。
誰もいない広い山頂で展望を観ながらゆっくりと食事する。

雨乞岳への稜線
中央の双峰・仙ヶ岳 南雨乞岳にて  御在所岳と鎌ヶ岳 釈迦岳望む
1霊仙山  2伊吹山  3御池岳 4天狗岩 5藤原岳
1東雨乞岳 2国見岳 3御在所岳 4雲母峰 5鎌ヶ岳 6水沢岳 7野登山 8仙ヶ岳 9志摩半島遠望 10伊勢湾

【雨乞岳へ】40分+休憩

 前方に見える雨乞岳を目指しササ原の道を歩く。背丈の低いササになったので大いに助かる。(ヤブ漕ぎだったら今回の計画はなかっただろう。)
 初めて御在所岳が見えた南雨乞岳で少し休み、きつめの坂と短時間のヤブ漕ぎをすると賑やかな雨乞岳頂上に着く。
狭い山頂なので写真を撮って直ぐに下山する。

杉峠へ 霊仙山・伊吹山・御池岳望む ↑釈迦岳望む ↓杉峠と国見岳 東雨乞岳と恵那山(左上)

【杉峠へ】20分+休憩

北に下山すると直ぐに大峠ノ沢(小さな沼地)がある。周りは背丈以上のササで、何処に頭を突っ込めば道があるのか分からないほどだ。直ぐにササを抜けると北方面の展望が広がる。ここでゆっくりと展望を楽しみながら下山する。
そして、今回一番の急坂と荒れた登山道を下ると杉峠に着く。

【岩ヶ谷林道入口へ】120分
 杉峠から西へ下ると左から水の流れが聞こえてくる。山斜面を張られたロープ沿いに下ると沢に出合い沢沿いに峠道を下る。
  蓮如上人遺跡など歴史を感じる峠道と巨木(古木)が続き、白い岩と紅葉にエメナルドグリーン色の流れは私の想像していたよりはるかに素晴らしい渓谷だった。
満足な山行ができ、朝の大峠分岐に出合い林道にでる。

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