テクテク銚子ヶ峰から二ノ峰

石徹白道で観察した花へリンク

 石徹白登山口(水、トイレあり) いとしろ大杉 銚子ヶ峰に着いたがガスが・・。
銚子ヶ峰より   下山時の撮影 予想外の残雪
コバイケイソウ 銚子ヶ峰 別山 予想外の展望に喜ぶ
まだ登っていない赤兎山と大長山 ミヤマタンポポと三ノ峰の雪渓
雪渓より下山する  国境尾根の山々  伊吹山も見えていたが・・。 二ノ峰と三ノ峰(奥)
銚子ヶ峰より   食事した三ノ峰の雪渓

平成16年6月13日前夜発 石徹(いと)(しろ)道より銚子ヶ峰1810mから二ノ峰1962m 晴れ時々曇り

平成19年6月17日 三ノ峰・銚子ヶ峰にリンク

 前回、上小池からの三ノ峰はガスがかかり展望こそ見られなかったが花では楽しませてくれた。再度、梅雨の中休みである今ごろの花と展望に期待してコースを変えて石徹白登山口より登ることにした。

 石徹白までの道がしっかりしている岐阜県の白鳥から行こうか迷ったが、福井ICからR158を走り越美北線『くずりゅうこ』駅を過ぎて左折、石徹白川沿いに走る。一部工事区間があったが石徹白の集落に入り白山中居神社の左より約7Kmで石徹白登山口前駐車場(20台)に着く。駐車場には車を入れずに雑音が聞こえないところで沢音を聞きながら3時間ほど仮眠する。 12日21:30自宅〓280Km〓13日1:20石徹白登山口前駐車場(福井ICより80Km) 

花の観察に時間を費やした山行になりました。

5:20石徹白登山口前駐車場(960m)〓27いとしろ大杉〓6:55〜7:00神鳩ノ宮避難小屋〓7:54銚子ヶ峰〓8:54一ノ峰〓9:30二ノ峰〓9:55〜10:55三ノ峰山腹雪渓前で昼食(2050m)〓11:25一ノ峰〓12:12〜22銚子ヶ峰〓13:05神鳩ノ宮避難小屋〓14:10石徹白登山口前駐車場  18:40自宅

 駐車場には山中泊まりなのか誰もいなかったが五台あった。準備していると金沢からの男性が着く。三ノ峰まで往復するらしい。私たちも二ノ峰までだったが体調がよければ三ノ峰までに変更して先に出発する。
登山口より原生林内の石段をあがると7分ほどでいとしろ大杉に着く。意外と楽に登れたので本日は体調がよさそうだ。
ブナ林内にはマイヅルソウ・スミレ・ユキザサ・ギンリョウソウ・アカモノ・イワナシが咲く観察しながらなので金沢の男性に直ぐに抜かれてしまう。やがて初物の咲きかけのハクサンチドリ見つけてシャッターを数回押すが、ここで撮らなくても二ノ峰まで咲き続けていた(ハクサンチドリ・ウズラバハクサンチドリだけでも合計20枚ほど写してしまう)。その後もアカバナヒメイワカガミ・ゴゼンタチバナ・ツマトリソウなど初めてみる花が続いて撮影で時間をロスしながら、やっとミヤマキンポウゲ群生する神鳩ノ宮避難小屋に着く。それでも予定時間内だった?

 非難小屋からは西に県境尾根が見え、南に野伏ヶ岳(300名山)が望まれた。小屋には二人の男性が泊まっていて三ノ峰の情報を聞くと雪渓があり固い雪でアイゼンがなかったので諦めたようだ。
丸山からの稜線と合流(ヒメイチゲを発見するがピンボケ画像シクシク)してコバイケイソウが咲くササ原になる。時々ガスが通り抜けて一部の山を隠すが天候は回復に向かっているので心配することはなさそうだ。木陰がなくなった花道を登るが低温・低湿度で最高の登山日よりだ。
母御石を過ぎ、『登山口より5km』の標示を過ぎると銚子ヶ峰に着くがガスが流れてきて三ノ峰・別山を隠してしまう。しかし伊吹山・御嶽山・乗鞍岳・経ヶ岳方面は望まれた。

 一ノ峰へ。途切れることなく花が咲き御嶽山・乗鞍岳がよく見える稜線で、花より歩きの方が主流になり別山が近くに感じられるようになる。
雪渓が現れるが傾斜が緩かったので無事通過するが細君のお尻は濡れていた?展望のよい一ノ峰に着くが歩いていても充分に展望が見られるので休まず二ノ峰へ。

 二ノ峰は東方面が開けているが狭くて休憩できるような頂きではなかった。
10時30分までに到達できなかったら引き返すことにして間近に迫った三ノ峰へ向かう。普通だったら40〜50分で登れるだろう。二ノ峰直下にミヤマタンポポが咲いていた。こんな高所に咲くタンポポは初めて観る。
『登山口より8Km』の標示と水呑釈迦堂跡を過ぎ三ノ峰への登りになると前方に雪渓が現れる。踏み跡もなく氷状の雪はよく滑る。迂回してササ藪歩きも考えたが倒れたササは滑りそう。高度計をみると2050mになっている。あと80m前後なのだが、ここで断念して昼食にする。

 下山。ミヤマキンポウゲが陽を浴び輝いて美しく咲いている。登りに撮った写真は没になりそうだ。銚子ヶ峰まで戻ってくる。多くのハイカーとすれ違い登山口に戻ってくる。

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