テクテク綿向山・竜王山

7合目のブナ林 山頂 自然林が美しい下山道
クロモジ イワウチワ イワカガミ

展望は平成14年2月24日 平成18年1月22日

平成13年4月29日 A綿向山わたむきやま1110m・竜王山826m 11℃ 曇りのち雨 83km

山と高原地図【御在所・鎌ヶ岳】

平成86月綿向山から水無山を登った。その時から花の時期に今回のコースを登りたいと思っていた。
今日は近畿地方南部昼から雨、中・北は夕方より雨の予報。予報当てにならないので早朝出発する。R477を走り音羽交差点で左折、西明寺方面へ。綿向山頂上は見えている。地図に載っている『西明寺(口)』の三叉路を右へ、次の三叉路を右に下ると西明寺川にかかる御幸橋があり、近辺に駐車スペースがある。

5:10自宅〓6:45登〓7:05ヒミズ谷出合小屋・登山口〓8:00五合目。奥の平、西明寺分岐〓20〜30七合目。行者コル〓35水無山分岐〓9:00〜30綿向山頂上〓37イハイガ岳・大峠分岐〓10:25西明寺分岐〓45 917峰〓11:03〜13鉄塔〓25-〜33竜王山〓12:00林道出合い〓20〜27西明寺〓40着

林道を歩いていると行き止まりになり、そのまま西明寺川の左岸を歩く。やがて駐車場のある林道終点に着く。すこし先にヒミズ谷出合小屋があり、水無山への登山口でもある。金属製の橋を渡り綿向山表登山道に取りつく。ジグザグ道で単調な登りが続くが、いつまでも橋が見えて進んでいる感じがしない。15回折り返すと林道に出てくる。林道を右へ約100m歩くと再び登山道に入る。5合目手前で初めて、ほんの一角だが新芽が美しいナラなどの自然林になる。

5合目に着くと開放された小屋がある。周りは幼木が植えられ見晴らしが良い。2本の鉄塔の左に竜王山が見え薄っすらと琵琶湖が見えている。直進『奥の平』だが21回目を折り返し登る。
7合目にある行者コルまで来ると美しいブナの林が広がる。しかし、わずかの範囲しか残されていない。新芽が吹き出したばかりのガスがかかったブナ林も良いものだ。

水無山分岐を過ぎると水場『金明水』があるが今日の天気では必要ないが、でも水場の上部では可愛らしい花が咲いていたので足が止まる。

25回(27?)折り返したあと階段を上がり鳥居を潜ると綿向山頂上に着く。強風とガスがかかり展望はだめ。広場になっている頂上には祠とコンクリートで固められた立派なケルンがある。
背丈以上のササに囲まれたところで風を避けて食事する。登山口で家族ずれに会った限り、誰も会わない(下りも)。風音だけが聞こえる頂上だった。

竜王山へ北に下山する。始めは背丈以上のササが茂っているが直ぐに展望の良さそうな潅木の尾根道になる。猛烈な風が御在所方面から吹き上げてくる尾根道にクロモジの黄色い花が咲いている。

 イハイガ岳分岐を左折すると潅木の急坂を下る。緩やかな下りになるとブナ混じりの落葉樹林になる。登り返すとアセビ・シャクナゲが群生する
952峰に立つ。この高さだとガスがなく東に三角形のイハイガ岳が林越しに見える。峰より急坂を下るとイワウチワが咲いていた(鉄塔手前まで咲く)。
二つ目の峰に立つと、左『西明寺』に下る道があったが直進して下山。道端にはイワカガミが咲き始めていた。左側は植林が迫っているが右側は木越しに展望が望める登山道だ。

岩場で展望の良い所を過ぎ、潅木に囲まれた917に立つと西に向きを変え鉄塔下にくる。見晴らしは最高だが風が強く地図を広げたが、しまうことができないほどだった。前方に見えている竜王山を目指す。

 アカ松とアセビに囲まれているが竜王山頂上だが展望は結構良い。プラスチックの階段を降りるとナラなどの新緑に覆われた歩き易い登山道を下り林道に出てくる。林道に出ると雨が降り出し傘を差して西明寺へ。寺からは来た道を100m程戻り三差路で右に下り10分程で朝の三差路を左折すると車の止めてある橋に着く。

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