テクテク大山

2回目;平成19年1月21日

溝口ICより西斜面 高速道より南斜面 夏山登山口 山頂への木馬道
何にも見えず。 ダイセンキャラボクと山頂 弥山 剣ガ峰
四国方面 周遊木道 黄葉 一瞬見えた三鈷峰
ブナ林 ブナ林 大山寺 甘かったダイセンキャラボクの実

平成12年10月15日 大山 1714m 13℃ 曇り 行き298q 帰り278q

昭文社【関西の山歩き100選】参考

 平成12年10月6日に鳥取西部地震が起き日野町・米子に大きな被害があった。今秋は大山に登りたいと思っていたが、どうなっているのか。インタ−ネットで調べると行者コースから翌日に登っている人がいた。『元谷から見る限り北壁は多少崩落跡があり崩落音は途切れることはないが大丈夫のようだ。登山道は多少キレツがあるが殆ど問題がない』と。写真を見ると紅葉しかけている。 行くことにする。
 当日15日、4時前インターネットで調べる。近畿地方の降水確率が高い。鳥取西部晴れ時々曇り、降水確率10%。大山に行くことにして出発する。
亀岡からR372を走る。雨が降りそうだったら白髪岳へ。天候が持ちそうなので三室山を目標に竜野ICから中国道を走る。曇っているが、遠方の山は良く見えている。そのまま米子道を走り長いトンネルを抜けると南からの大山が見え出す。溝口ICでおりると、車の前方にピラミッド形した西からの大山が望まれた。雲が懸からないように祈りながら走る。

4:20枚方⇒7:50〜8:05下山駐車場⇒夏山登山道⇒9:11大山寺(行者コース)分岐⇒20〜35六合目⇒10:25〜11:45大山頂上⇒13:45〜50六合目・非難小屋⇒14:15下山駐車場⇔徒歩⇔大山寺 15:05出発⇒19:00枚方

 大山山麓、ブナの木が林立する自然に囲まれた道路を走り、下山駐車場に着く。駐車料金(410円)は帰り支払うことにして出発。道路に出て左折すると直ぐに夏山登山道の標示。ブナの木が美しい段々になった広い道を行く。登山届を出して、本格的な登りになる。道幅と段差が結構あり段差の少ない所を選びながら登る。ブナ林が続き高度を増すとブナが黄葉し、真っ赤ナナカマドの果実が美しい。
自然の恵みのキノコ狩をしながら歩いている登山者を追い越す。豊かな林なので、豊富にあるのだろう。
五合目で少し休憩。3分ほど登ると下山道に予定している大山寺(行者コース)分岐と合流する。だがロープが張られて通行止めになっている。地震後、キレツが大きくなったのか、雨で地盤がもろくなったのか、覗いてみるとブナ林を降りるコースのようだが残念だ。
 分岐を過ぎると潅木帯に入り、頭上に灰色の雲が見え出すと、展望の良い六合目に着く。ここには小さな非難小屋とベンチがあるので休憩するのに良いところだ。前方に元谷・三鈷峰の稜線が見えるが、三鈷峰の頂きはガスがかかり見ることはできなかった(途中で見えていた日本海も見えず)。下山時に期待して段差の小さい場所を選んで石段を上る。
大山キャラボクが見え出すと、木道になり段差から開放される。崖近くでは所々に小さなキレツが見られ長雨が降れば崩れるかも。大山キャラボク群生帯に入る。雌のキャラボクには丸くて可愛らしい赤い実がなっている。手にとって観ると底が窪んでおり真中に種が見えている。熊が好物らしいので食べてみると、甘くて美味しかった。

 弥山付近に着く? あと数十メートルなのだが通行止めになっていた。大変残念だ。(ホームページによると三角点が2mほど下っているらしい)今日の天気だと危険ではないので行っている人もいるが、人目が多いので諦める。北から雲を運んで来て、なかなか展望が開けない。食事しながら展望を待つ。時々剣が峰・槍が峰が望まれても下界が見えない。
諦めて下山する。周遊木道を歩き石室へ、地蔵ガ池・梵字ガ池(2池とも涸池)を通りキャラボク帯を歩く。六合目まで降りると、三鈷峰が見えていたので慌てて写真を撮ると数分で山全体にガスが懸かってしまう。でも黄葉したブナ原生林はガスのお陰で神秘的な美しさになる。
段差の小さいところを選びながら下る。心配していたが膝が笑うことも無く降りる。

 車の音が聞こえ始めた付近で同年代の夫婦に会う。キノコを採取しながら下山していた(リュックの中はキノコで一杯らしい)。僕らもある場所を教えてもらいブナハリタケを採取する。(小さなボール鍋に山盛りぐらいを夕食の鍋に入れて試食する。初め不安だったが全部食べてしまう)。

リュックを車にしまい大山寺まで歩いて参詣する。

     三鈷峰が入山禁止なっており弥山に変更したハイカーが多い。後山で聞いた話では三鈷峰の方がブナ・花が多くあり通の人は三鈷峰に登るらしい。

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