平成11年10月17日 A薊岳あざみだけ1405m 曇り時々晴れ 車

平成18年1月15日薊岳にリンク

H18年1月16日作成

地図【台高】


明神平

西風を避けて食事

前山付近のブナ林

大台ヶ原


高見山望む

白鬚岳

中央;大普賢岳。左奥;八経ヶ岳

西側からの薊岳

前日夜10時になっても行き先決まらずイライラする。天気予報では、この秋初めて平均以下の気温になるらしい。北部は天気悪そうだし、雲海は見られそうな天気でもない。例年なら山は黄葉しているが今年は異常高温で黄葉はまだ早そうだ。迷った末に細君提案のまだ歩いたことがない明神平から薊岳に決まる。
 今までは桜井市からR166を走ったが頭の配線がおかしくなり気が付いた時には大淀まで来ていた。幸い吉野川の支流高見川沿いを走って予定時間内に到着

5:45自宅〓7:40七滝八壷前駐車〓8:25〜28林道終点〓50あしび山荘〓9:15〜20明神滝〓10:03明神平〓10:15〜43三ツ塚・前山分岐(食事)〓12:03〜31薊岳10℃〓47雌岳〓13:32大鏡山〓14:32笹野神社〓15:03七滝八壷前

 林道の途中、七滝八壷前に駐車。渓谷と林道端の秋花を見ながら歩く。一汗かいた頃に案内板がある林道終点に着く。左岸沿いの登山道に入る。数個の小さな滝を見ながら登りヨコグラ谷を通過し、金属の橋を渡ると右岸に転じ、あしび山荘に着く。
以前は薄暗い谷にあった山荘だが、明るい谷に変身していた(昨年の台風で杉林が見事に倒れている)。『天高ルート』に登るキワダサコ谷は稜線まで被害を受けているようだが赤いテープが付いている。でも登るのは大変だろう。
倒木地帯を過ぎると自然林に戻り、左岸へ渡り渓谷を楽しみながら登ると、また右岸に渡る。
 やがて明神滝が見えてくる。以前より眺めが良くなったように思える。旧ルートは廃道になり、大きく巻いて滝の上部に出るとベンチがある。ここで休み羊羹を食べる。
更に登ると樹木越しに薊岳が見え、稜線が明神谷に落ちている。遠方には金剛・葛城山が望まれるようになる。ヒメシャラのある樹林帯を抜けると水場に着き、10分程で明神平に着く。
 一昨年は10月中頃が黄葉のピークだったが今年はやっと色付き始めた所だった。高原の明神平は今回で5回目だが色々な表情を見せてくれて飽きない場所だ。(明神平はターミナルだ。国見山・伊勢辻山・高見峠・明神岳・桧塚・池小屋山・大台・明神谷・奥山谷、そして薊岳等から来る人、行く人で賑やかなところだ。)ガスがかかり西風が冷たい。早々スキー場跡の草原を南に登り前岳へ、三ツ塚分岐まで行かずに途中に前岳分岐がある。分岐付近の窪地で風を避けて昼食にする。
 前岳からは『深山の尾根歩き』の雰囲気だ。南方向には薄く黄葉した樹木越しに大台ケ原まで続く台高山脈が見え、前方には木の実ヤ塚・薊岳、北にはガスかかった国見山から北の台高山脈が望まれた。よそ見していても、迷う道ではないが足元には注意。やがてカエデが群生している場所より痩せ尾根を登ると木の実ヤ塚分岐があり数mで薊岳頂上につく。
 ガスが切れた薊岳頂上からは前回以上(麦谷林道から)に見えた。北には台高山脈が高見山へと続く。西には白屋岳・遠方に大峰山脈が。南には大台ケ原に続く山並み、手前に白鬚岳が。東は残念ながら樹木が邪魔して見えない。
 シャクナゲが自生する狭い頂上より下山すると、同じ山かと思うほどの変わりようで、ヤセ尾根の急な下りを慎重に下りる。雌岳の手前鞍部で北に下りる道が(テープが付いたしっかりした道だが)、何処へ・・? 登り返すと雌岳に着く。
 雌岳を下りるとしっかりした道になる。植林内に入ると登山道は右折と直進に分かれ窪地に水溜り(大鏡池だった)が、直進すると2分ほどで三等三角点の大鏡山につくが展望は望めない。分岐まで戻り杉林の中を一途に下るだけ。笹野神社に着いたときは膝が痛くなる寸前だった。もう下り坂はない。七滝八壷までの緩やかな上りの林道が何故か気持ちがよかった。『やわた温泉』に入浴後帰宅する。


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