平成10年5月10日 百里ヶ岳 931m 曇りのち時々晴れ 作成平成14年4月

最新レポは平成19年9月9日

百里新道登山口 800CCのバイク 山頂直下のブナ林 展望の効かない頂上にて
   蛇谷ヶ峰           武奈ヶ岳   蓬莱山の前、白倉連邦 根来坂
小入橋と案内犬 通行止めにしたヒガラ ウズラ

昨夜の10時に行き先を決める。時々小雨が降るが天気は回復へ向かうそうだ。しかし3週続けて同じような天気だ。
 R367を走り梅ノ木で左折して安曇川を渡る。バス停『生杉口』 にある大宮神社奥を左折すると三国峠。少し先を右折するのだが直進して小入橋方向に行ってしまう。途中の道路端にカキツバタ園があったが、まだ早過ぎ数輪しか咲いていない。生杉口まで引き返し小入谷越へ。車道のピークが小入谷越で駐車場があった。

5:55自宅〓バイク86km〓7:45〜8:05小入谷越・駐車〓9:05〜10ピーク805m〓9:30シチクレ峠〓37県境尾根出合(根来坂分岐)〓10:02〜55百里ヶ岳頂上〓11:45〜50根来坂〓12:35林道出合(焼尾地蔵)〓林道で約40分休憩〓14:15小入谷越着

 百里新道登山口から自然林の尾根道に入るとイワウチワの葉が群生していたが花は終わっていた。登り始めて15分過ぎた辺りで植林帯になるが蛇谷ヶ峰そして遠方には伊吹山の見えるところがあった。
 805mピークを越すと、新緑が美しい自然林を緩やかに下る。道は少しヤセ尾根になり前方に百里ヶ岳山頂、東には琵琶湖・伊吹山が先ほどよりも良く見えていた。
やがてシチクレ峠に着く。ここから登りになるが、どんな峠だったのか記憶にない。急な尾根道を上ると植林になると県境尾根出合で、右折して百里ヶ岳山頂を往復する。小さなピークを越すと急登になるが、結構大きなブナの木がある原生林で、緑に覆われた登山道は登りの辛さも忘れさせてくれるほど素晴らしかった。
  百里ヶ岳頂上は広く一等三角点は奥にあるが、樹木に囲まれて展望は効かない。でも、東よりの木に登れば日本海が望めた。新緑に囲まれて食事する。
  下山、県境尾根出合まで戻り直進する。植林帯を抜けると開けたところがあり、白倉連邦の奥に蓬莱山・武奈ヶ岳から蛇谷ヶ峰の比良山系の望まれた。
県境尾根のピークの登りにかかると、『ヒガラ』が目の前に飛んでくる。カメラのストロボが光っても逃げない。登山道に下りて、暫らく道を通行止めにする。
 ピークを越し少し下ると根来坂に着く。古い峠らしい雰囲気が漂い、地蔵を祀る祠がある。峠からは道標に従い左の道を引き返すようにして山腹道を下ると、伐採された小高い所があったので登ってみる。ここからは芦生の三国峠・ブナに木峠から比良山系そして百里新道の稜線から百里岳が望まれた。
  登山道脇で「何かが動いた」と細君。動いた箇所を覗き込むが一瞬分からなかったが、『うずら』が卵を暖めているのか動かずにいた。見事な保護色で動かなければ分からない。邪魔をしては可愛そうなので早々立ち退く。
林道に出てくると焼尾地蔵が祀られている。まだまだ延びる林道に複雑な気持ちになる。林道から再び登山道に入るのだが注意していたつもりだが通り過ぎてしまう。
林道を歩いて遠回りして小入谷へ。本来なら左の自然林の登山道を下るのだが・・。左の自然林が無性に素晴らしく感じる。
小入谷の集落に見えてくると、犬が付いて来る。どうも道案内をしてくれているようだ。車道と分かれ小入谷橋を渡ると、犬は何処かに行ってしまう。民家(清水家)の右を通り山道に入り小入谷越へ。

朝、バイクで走っている時も犬が横を走ったり、猿が道路を横切ったりと、今日は動物に好かれた不思議な一日だった。  

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