2015年(平成27年)3月26日(木) 10年前のリベンジ登山) E荒島岳 1524m

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 平成17年1月3日に雪の荒島岳に挑戦したことがあるが、雪の多さにシャクナゲ平で撤退した。あれから10年が経ち、我輩も高齢者の仲間入り。体力の残る今のうちにリベンジ登山しておかなくては・・。
2日間、冬型気圧配置になり北陸地方の山沿いでは雪が降ったようだが、今日は穏やかに晴れる予報。どれほどの積雪なのかは分からないが決行することにした。

 0時45分に枚方を出発、京都南ICから京都東IC区間だけ利用して湖西道路から8号線へ。道の駅・河野でトイレ休憩、福井市から国道158号線を走り大野市の勝原スキー場跡には4時35分に着く。 枚方から208km  (帰路福井ICから久御山ICを利用。229km18:05着)

6:07駐車場〓7:00登山口〓9:02〜9:25もちが壁に苦闘〓11:13〜11:57荒島岳〓14:22駐車場


トイレは冬季閉鎖。 登山届けを提出 氷点下3℃。
1時間ほど仮眠。
石川県からのカップルが準備をしていた。
私達も朝食を済ませて準備にかかる。

6時前に到着した奈良・生駒市の男性が2番手で出発後に私達も出発。

ツボ足で登る。
先発3人のツボ足を辿ってスキー場跡最上部の登山口に到着。

登山口からは背後に経ヶ岳が望まれた。



トトロの樹。

白山が望まれるようになる。

白山。


小荒島岳

先頭の男性のツボ足も深くなってきた。「もちが壁 登れるかな・・・」


積雪2m以上はありそうだ?

先に登る男性のツボ足。深いツボ足は避けて登る。
乱れない歩幅、タフですね。姿は見えません。追い着きません。

シャクナゲ平へは登らずに巻きます。
画像で感じるよりも急斜面のパウダースノーでズルズル滑る。緊張するのと同時にもちが壁にも不安が。

急斜面のもちが壁へのトライ。先に登った男性はここで12本爪アイゼンを着け、ストックからピッケルに変えて登ったようだ。
わたしたちは 撤退した十年前と装備は進歩していない。
一応、アイゼンを着けて登ることにする。
しかし簡易アイゼンでは・・。
ピッケルがあれば登れそうなのだが。


撤退が頭をよぎる。
最後の望みであるスノーシューでのトライ。しかし傾斜が増すと登った以上に滑る。
樹林のある尾根に取り付くことが出来ず。この地点で20分以上も。

シャクナゲ平を巻いた地点で休憩していたカップルが登って来た。
カップルも12本爪アイゼンを着け、ピッケルに変えて登っていく。

私達も再び簡易アイゼンに変え、重心を低くするために
ストックの長さを半分にして、二人が残してくれた踏み跡を登ると
意外と楽に尾根に取り付くことができた。

振り返ればシャクナゲ平。

小荒島岳&シャクナゲ平  
細君の地点から撮影地点までが滑り怖かった。
上部はパウダースノー、下部はアイスバーンで簡易アイゼンの爪では滑った。

3人の踏み跡のお陰で楽に登ることができます。

先の二人、深いツボ足に苦労されているようです。

小荒島岳  大野盆地・



パウダースノー・凍結雪と変化する雪原

ありがとう。荒島愛山会の皆さん

白山。

トレースに感謝して先に登らせてもらいました。
そして、今日の一番登頂の男性にも山頂直下で出会い「ありがとう」と。

大パノラマの荒島岳山頂

山名プレート、方位版も埋もれています。白山をバックに(山名プレートは合成)
強風の山頂、手持ちの温度計では気温は2℃だった。
寒くてゆっくりと山座同定する余裕はなかった。

北東  白山連峰

願教寺山・野伏ヶ岳 大日ヶ岳の左奥;北アルプス 右奥;乗鞍岳

笠ヶ岳 奥穂高等の北アルプスの山が望まれた。

乗鞍岳

中央奥;御嶽山 右奥に薄っすらと中央アルプス

東南東 奥美濃の山々

東南  美濃  屏風山方向

能郷白山 姥ヶ岳方面

南西  冠山 三周ヶ岳など揖斐川源頭部の山々 伊吹山は見えているのだろうか。

西南西から西  残雪期に縦走できる銀杏峰&部子山 右奥;日野山

大野盆地

加越国境に山々

北  加賀大日山 越前甲 方面

経ヶ岳 赤兎山

祠の裏手でお湯を沸かしカップヌードルを食す。

下山します。

山頂には8人のパーティーを含め12人ほどいたが寒さのため食事をせずに下山していた。


登りでは苦労した地点だったが、しっかりとトレースが出来ていた。

「こんな凄い空洞があったのだ」 画像を見て初めて知る。

細君と山頂が見えるか、見えないかで論争する。

経ヶ岳 赤兎山(右奥)

緩んだ雪に何度も転倒しながら下る。雪道を歩く感触には飽き飽きしましたが、今回ほどの純白の雪を見たのは初めてでは。

無事に戻って来られました。泥汚れなし。
リベンジ失敗かと思った一瞬はありましたが、健脚な生駒市の男性
石川県のカップルに助けられて達成できることができました。
感謝です。

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