平成26年8月5日(火)〜6日(水) 火打山(ひうちさん)2462m 妙高山2454m 山小屋泊まりで2座登る。
平成24年10月20日、雨飾山から高妻山へ移動するとき、紅葉の素晴らしかった笹ヶ峰(火打山登山口)から、登りたいと思っていた。今回、紅葉ではないが天狗の庭周辺の花観察目的で登ることにする。 前日21時半に枚方を出発する。中央道から長野道・上信越道妙高高原ICから県道を走り笹ヶ峰(ICから17km)に4時20分に着く。 尚、妙高高原ICを降りるとコンビニはないので、早めに高速道路内のSAで調達しておく。 枚方から460km |
5日5:15笹ヶ峰(火打山登山口)駐車場〓6:10黒沢橋〓6:27十二曲り(下)6:50分(上)〓8:04富士見平(黒沢池分岐)〓9:20〜25高谷池ヒュッテ〓花を観察しながら〓10:00天狗の庭〓11:30〜12:12火打山〓14:00高谷池ヒュッテ |
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2番手で入山する。 |
週末には台風が接近しそうだ。 その後はお盆になり混み合うので、その前に登りかった。 決行2日前の天気予報は晴れ時々曇り、 雨の心配はなさそうだ。 テント泊か山小屋泊まりか迷ったが、 還暦を過ぎてからの体力の落込みが気にかかる。 全行程が約24kmになるので荷物を軽くしたい。 夕食・朝食に不満はあるが、 完全予約で布団一枚が確保できる高谷池ヒュッテに泊まることにする。 初めての山小屋泊まりで眠れるのか心配で、耳栓を準備する。 前日には曇り時々晴れに雨マーク。 さらに予報が悪くなったが、運を天に任せて・・。 |
木道の緩やかなブナ林が続く。 気温は18度ほどだが、無風で湿度が高いので汗が噴出する私です。 、 火打山まで9kmの1/9を通過。 「ここで1/9か、長丁場になりそうだ 覚悟して登らないと・・。」 登山者に次々と追い抜かれ、直ぐに見えなくなってしまう。 体力の衰えを感じる。 |
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黒沢橋 |
黒沢 |
黒沢の右岸へ、傾斜が増し、十二曲り坂の下に着く。 |
整備された十二曲りなので登りやすい。 13分ほどで十二曲り上部の尾根に上がる。 |
未だ3/9kmです。 |
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十二曲りより険しく感じました。 |
オオシラビソの針葉樹林に。 |
道が緩やかになると富士見平は近かった。 |
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富士見平(黒沢池分岐)。 樹林に囲まれているが富士山は見えるのかな。 |
富士見平からは緩やかな道になり黒沢岳を西面から巻く。 泥濘で滑りやすい石。 |
シナノオトギリ |
クガイソウ |
キソチドリ |
ノウゴウイチゴ 実 |
ゴゼンタチバナ |
オオバミゾホオズキ |
クルマユリ |
モミジカラマツ |
タイミングよくガスが切れて、火打山が望める場所に出てきた。 |
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高谷池ヒュッテの屋根が見え、この辺りが山頂までの中間点になる。 |
あと4km。 凄く長く感じる距離でした。 |
黒沢岳の西斜面のトラバースも終わりか。 |
妙高山分岐過ぎると直ぐに高谷池ヒュッテ。 |
キヌガサソウ |
ハリブキ |
ズダヤクシュ |
マイヅルソウ |
ミヤマツボスミレ |
ミヤマカラマツ |
必要のないものをヒュッテにおいて直ぐに山頂を目指します。 笹ヶ峰から抜かれてばかりなので気分的に焦っています。 |
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高谷池とヒュッテ |
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やっぱし、お花畑では大ブレーキ。 |
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チングルマ |
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明日に登る妙高山が一瞬望めましたが、この後は・・。 |
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焼山と火打山 |
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以後、隠れてしまった火打山 |
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ツマトリソウ |
ヨツバシオガマ |
イワイチョウ |
イワイチョウ |
ミヤマキンバイ |
アオノツガザクラ |
ツガザクラ |
ツガザクラ |
コツガザクラ |
コイワカガミ |
ハクサンコザクラ |
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ハクサンコザクラ |
ネバリノギラン |
ミズトンボ |
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ワタスゲ |
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ワタスゲ |
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モウセンゴケ |
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雷菱 & 鬼ヶ城 天狗の庭を過ぎると辛い登りになり、再び汗が噴出してきます。 今朝、追い抜かれた登山者が下山してきます。日帰り登山のようです。健脚が羨ましいよ。 |
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新潟の海が見えています。こんな展望しか見られません。 |
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カイタカラコウ |
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エゾシオガマ&ミヤマコウゾリナ |
マルバタケブキ |
タテヤマアザミ |
ヤマハハコ |
ヤマブキショウマ |
ミヤマホツツジ |
オニシモツケ |
ヒメシャジン (萼片に棘がある) |
ミヤマアキノキリンソウ |
ミヤマシャジン |
ハクサンオミナエシ |
ミヤマオトコヨモギ |
ヤマオダマキ |
ミヤマゼンコ |
ウサギギク |
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火打山頂上 360度ガスガス。 山頂にだけ陽が差すことも。気温18℃。 山頂写真だけとは・・ホンマ クヤシイ。 花を探しながら下山 |
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オンタデ |
イブキトラノオ |
ミヤマキンポウゲ |
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クロトウヒレン |
ミヤマヤナギ |
ウメバチソウ |
ベニバナイチゴ |
ウラジロナナカマド |
シラネニンジン |
タカネニガナ |
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夕食はハヤシ&カレー。 |
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自由に使用できるガス・食器・鍋(フライパンも)があるので、自炊すればリッチな夕食ができそうだ。 明日は午前中は晴の予報、期待して眠りに就く。 |
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2日目 妙高山2454m | |
宿泊者は中高年ばっかりだった。山ガールもいないので寝るしかないね。 2段ベッドの18人部屋に16人。耳栓をして消灯の8時前には寝てしまっていた。 目が覚めると部屋は真っ暗。耳栓を外すと凄いいびきの騒音。 耳栓様様で自宅よりも眠れることができ、朝を迎える(決して細君のいびきが煩いからではありません)。 |
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6日6:00高谷池ヒュッテ〓6:29茶臼山〓7:00黒沢池ヒュッテ〓7:30大倉乗越〓8:24燕新道分岐〓9:55〜11:25妙高山〓13:35黒沢池ヒュッテ〓14:25富士見平〓15:09十二曲の上部〓15:33黒沢橋〓16:15登山口 |
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よく眠れたので食欲はあります。中華丼と味噌汁。 梅干が美味かったな、 |
青空を期待していた・・。 雨よりはいいか。気温17℃ |
分岐。妙高山方面へ。 |
茶臼山を通過。 |
ガスっているので方向がおかしくなります。 GPSの軌跡を見てなっとく。 |
黒沢池ヒュッテ。 帰りの笹ヶ峰・妙高山の分岐点。 休まずに通過すると直ぐに燕温泉の分岐があり直進する。 |
妙高山の外輪山への登りに。 始めは岩がゴロゴロ。 |
ダケカンバの大木 |
コバノイチヤクソウ |
クルマユリ |
コウメバチソウ |
サンカヨウ (実) |
キソチドリ |
シナノオトギリ |
オオバミゾホオズキ |
オオキンレイカ |
クロクモソウ |
ギンリョウソウ |
大倉乗越 意外と楽に辿り着くことができた。 |
大倉乗越からロープ場が続き急降下 ・ |
ロープ場を過ぎると外輪山の内側をトラバース。 道が斜めなので、濡れていると滑りやすい。 |
燕新道のある長助池 |
大岩が現れる。 |
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大岩の先でガスが切れて青空が見え、妙高山が姿を現した。 |
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外輪山のトラバースも終盤に。雪渓が見えてきた。 |
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冷たい水で一服。 昨日、最初に入山した男性二人が下山して来た。昨日は火打山に登り黒沢池ヒュッテで泊まったようだ。 |
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沢を過ぎると燕新道分岐がある。ここからくぼ地を登り山頂を目指す。 |
まだ130mほど登らなくては・・。辛さが堪える歳になってしもたわ。「山!やめよか。」 地図の道と軌跡が微妙に違う。 英語版のため操作は必要最小限のことしかでけへんのです。 |
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山頂は見えているが、外輪山にはガスがかかっています。元気がでませんわ。 |
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山頂直下の祠 |
妙高山山頂 |
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山頂南方面。 シシウド |
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テガタチドリ |
オニアザミ |
眼下に赤倉・妙高高原 |
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眼下に野尻湖。 |
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火打山だけでも望めないかと時間の許す限り粘ったが・・。 山頂は私達だけになっていた。諦めて下山ですわ。 |
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外輪山をトラバース。 |
大倉乗越。 ガスが無ければ火打山が望めそうだ。 |
黒沢池ヒュッテ |
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黒沢池 秋の気配が |
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木道の刈られたササで滑り転倒。 |
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モウセンゴケ |
ミズトンボ |
チングルマ (果穂) |
ハクサンフウロ |
黒沢池南端にだけ自生していたハクサンフウロ。少し登り返し富士見平へ。 |
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富士見平まで戻ってくる。 |
歩き難い道 |
十二曲り(上部) |
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ヤグルマソウ |
タテヤマウツボグサ |
黒沢橋。ここからは緩やかな下りだが。 |
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ブナ林の木道が延々コレデモカと続く。 |
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やっと着きました。バンザーイ |
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16時15分、私達が最後の下山者のようだ。 総歩行距離約24kmの山旅を無事に終える。 休暇村妙高で入浴後、18時に家路につく。 0時30分帰宅 走行距離934km |
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