平成26年7月2日(水) 金草岳 1227m 冠山 1257m 

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 久しぶりの山歩き。身体は鈍ってしまい暑さにも順応していないと思われるので、楽チンな山はと調べて決めたのが未踏の金草岳だ。
金草岳は標高1040m程の冠山峠から標高差は200mにも満たない。「楽チン過ぎるか」と思い冠山にも登ることにしたが、過酷な山歩きになるとは----。


 暑くなる前に登ろうと2時過ぎに枚方を出発する。湖西道路から木之本町を通り国道303号線を走り岐阜県に入る。坂内の道の駅でトイレ休憩後、国道417号線を走り徳山ダムへ。
走りやすい徳山ダム湖畔の国道417号線だったが、ダム湖を過ぎると国道は途切れ、舗装された林道を走り冠山峠に着く。 
尚、福井県からは年内通行止めです。   枚方から176km。 帰路は木之元ICより高速道路利用。

5:55冠山峠〓7:01檜尾峠〓7:24白倉岳〓8:40〜9:47金草岳〓12:07冠山峠    冠山峠〜金草岳 往復約8km 

12:30冠山峠〓13:53冠平分岐〓14:07〜20冠山〓14:40冠平〓15:45冠山峠     冠山峠〜冠山 往復約4.6km


冠山峠
道路管理の車とすれ違いましたが登山口は私達だけ。

冠山登山口の反対側が金草岳登山口。
下草は濡れていますがスパッツを持ってきませんでした。

朝夕曇りの予報。予報通り晴れてきました。

ヨツバヒヨドリ
P1118は巻いて通過、 気付かずに布滝ノ頭を通り過ぎるとアップダウンはあるが標高900mまで下る。
帰路、気温が上昇した時には辛い登りになりそうだ。。

雲海の福井・池田町方面

ガスが切れると大きな山容が。山頂かと思いましたが白倉岳でした。
まだまだ下りが続きます。

スパッツを着けていないので濡れたパンツの裾から靴下に水が浸透し、細君の靴内はピチャビチャになる。GTXの靴でも役立たず。
桧尾峠からは先頭を交代し、ストックで草の露を払いながら登る。
私の靴は6000円ほどの安物の靴だったが、
新調のパンツだったので防水が効いておりスパッツ代わりになり少し滲みる程度だった。

標高約900mの今回の最低標高の鞍部から一部ロープのある斜面を登り桧尾峠へ登り返します。
福井・池田町からの登山道と合流。 
 逆光とレンズの湿気で上手く撮影できません。

ヤマボウシ

シライトソウ(レンズの曇りで乱反射)

冠山のガスが切れた。

岩壁にはシモツケ・ヤマツツジが咲いていた。

白倉岳への斜面はお花畑です。イブキトラノオ 

シモツケ

シモツケが多く咲いています。

風が強く花を撮るのも一苦労する。カラマツソウ

シモツケ

アザミ

数は多くはないがササユリも咲く。

オトギリソウ

ニッコウキスゲ

気付かずに通り過ぎてしまいそうな白倉岳頂上。前方に金草岳が望まれ、振り返ると『白倉岳』のプレートがありました。


白倉岳と冠山

白倉岳 と 銀杏峰・部子山を遠望。

衣服は乾いたが、早く靴を脱ぎたいのだろうか?山頂へ足早に登る細君。

山頂からはササが邪魔して望めなかった日野山

金草岳

速乾性の靴と靴下があるのかな。
直線で4.5kmだが、霞んでいると冠山が遠くに感じる。 薄っすらと能郷白山が望まれた。

先ずは冷たい菜園のキュウリを食す。 うまい!

西方面(左)はササが伸びて展望が悪かった。

南方面  三周ヶ岳 三国岳方面だが山座同定が難しい。 

金草岳とお別れ。

中央;姥ヶ岳? 中央左;荒島岳?

冠山ズームアップ

見上げるところに布滝ノ頭。
気温が上がってきたが風があったので桧尾峠まで順調に戻って来る。
峠から今回の最低標高地点約900mまで下り登り返す。
無風の30度越えの登山道。
暑さに弱い我輩、吐き気を感じながら
ヨレヨレになり、足を運ぶのがやっとだ。


布滝ノ頭まで戻って来る。林道が見えたが、ダウン寸前。

冠山峠に戻ってきました。暫く祠の前に座ったまま動けず。

冠山峠から冠山へ

冠山峠で冷たいスポーツドリンクを飲み20分程休憩する。

やっと登る元気が出てきた。
自信はないが出発する。


冠山に似た冠岩

ブナ林が点在するアップダウンの登山道、細君に着いて行けず。
10分ほど休憩しアンパンをむりやりに水で流し込み、ビショ濡れのシャツを予備のTシャツに着替え、気分転換。
撤退を真剣に思うが時間は充分にある。せめて冠平まで行こうと。

なにが良かったのか少しは楽になった。
峠からのスタートが同じだった男性が下山してくる。峠には3台駐車していたので、これで上部には誰もいないことになる。
5分後にようやく冠平に着く。
勢いで休まずに山頂を目指し、慎重に岩場を登る。

コアジサイ


疲れから集中力が失われている。自覚しながら足元を確認しながら慎重に。

キンコウカ

冠山にはオオバギボシが多く咲く。

コメツツジ

冠山頂上



北方面 銀杏峰・部子山 薄っすらと荒島岳

東方面 姥ヶ岳 能郷白山

西方面  左;三周ヶ岳  中央;金草岳 

冠平へ
 
ネバリノギラン

冠平のニッコウキスゲ。

冠平からの冠山

帰路は雲が増え少し涼しくなったのと、身体が順応したのだろうか
アップダウンの登山道をストレスをかんじることなく歩くことができた。

無事に戻ってきました。

金草岳登山口。
亀足による9時間50分の山歩きを終える。完歩できて良かったです。
金草岳のニッコウキスゲ・シモツケ群生は記憶に残る山旅になった。
熱中症と思われる苦しい歩きも記憶から消えないだろう。

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