平成25年8月27日(火) 針ノ木岳 2821m 日本200名山

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 記録的な猛暑日と熱帯夜が続いた。息も絶え絶えだったのが、やっと途切れて脳みそも働きだし、山旅の計画を立てる気分になる。
北アルプスで日帰り登山が出来るとあったので、日本三大雪渓がある針ノ木岳に決める。

 長野県は晴れマークだったが、予報では気圧の谷が通過するので夜半は小雨が降るらしい。日中は上々の天気をだと思われるので、19時30分に枚方を出発する。
小牧IC付近から小雨が降り出す。長野道・安曇野(旧豊科)ICで降り、高瀬川沿い(国道147号線の東)の県道を北上し大町市へ。
大町アルペンライン(県45号)を走る頃やっと雨が止み、扇沢に1時に着く。
180台収容の無料駐車場は既に9割近く駐車されていた。 安曇野ICから40km。 枚方から390km

立山からの針ノ木岳(中央右・中央奥;蓮華岳)
4:28扇沢登山口〓6:05大沢小屋〓7:00雪渓取り付き地点〓9:30〜35針ノ木峠〓10:43〜11:55針ノ木岳〓13:58針ノ木峠〓15:58大沢小屋〓16:42扇沢登山口  

扇沢〜大沢小屋


仮眠後、4時20分に出発する。  14℃。

車道ゲートの左に登山口がある。ゲートにはセンサーがあり、進入禁止の音声が流れる。

扇沢登山口の登山届け箱。
扇沢登山口から林内へ
登るとガレ場に出る。ここで単独男性に追い抜かれる。
ガレ場を数十メートル登り林内に入り、やがて車道に出る。
数十メートル車道を歩き、左にある登山道に再び入る。
2回車道を横断して車道に出ると追い越されていた男性が
車道から歩いてきた。暗闇で登山道を分からなかったのか?

数十メートル車道を歩くと左に大きな広場があり、
50mほど前方にはトンネルがある。
ここで登山道を捜しているとタイミングよく関電関係の車が来て教えてくれる。
登山道は広場の入った所にあった。

 黄色いプレートが登山道。 雪渓が見えている。

小雨でレンズが濡れているのに気付かず。 小さく見えた雪渓。

テンニンソウ

ソバナ

オオバセンニュウ

キオン


ガレ石の鳴沢を横切り、ブナ林に入ると水場が近い。

湧水を補給する。

朝日が差し込むブナ林

赤沢と思われる谷を渡る。

大沢小屋〜針ノ木峠


大沢小屋。レンタル軽アイゼンあり。


青空に針ノ木岳が望まれた。♪♪・・。

オオバギボシ

ノリクラアザミ


早朝の登山者だ。随分と離された。

川原に下りて来ました。雪渓までもう少しですが、花の観察で進みません。


ニッコウキスゲ

ヤマブキショウマ  ・シモツケソウ

トリカブト

イワショウブ

オヤマリンドウ

タカネウツボグサ

サラシナショウマ

キンコウカ

シナノオトギリ

モウセンゴケ

ミソガワソウ

クロトウヒレン

ミヤマアキノキリンソウ

ゴマナ

ミヤマゼンコ

シロバナニガナ

シナノナデシコ


増水した丸太橋をわたる。渡ってから分かったのですが、もう少し左岸を歩けば安全に雪渓に取り付くことができました。。

アイゼンを付けて登ります。 日影で11℃、日なたで18℃。

背後には爺ヶ岳。 


一旦途切れた雪渓ですが、さらに小さな雪渓がありました。


蓮華沢を登る。

雪渓があるときは迷いに注意とあったマヤクボ沢出合。 左が針ノ木岳だと思う。右;スバリ岳?

モミジカラマツ

ウサギギク

ミヤマタネツケバナ

クロクモソウ

ミヤマキンポウゲ

ヨツバシオガマ

イワツメグサ

ミヤマダイモンジソウ

ミヤマダイコンソウ

オオレイジンソウ

ミヤマバイケイソウ

トモエシオガマ

ミヤマウイキョウ

オンタデ


『最終水場』。美味しかった。

一方、谷の水は臭うような・・。

雪渓取り付きから続いた急坂です。更に左岸の急なジグザグ道に。

爺ヶ岳(右端)が見えれば鹿島槍ヶ岳は雲の中。


何とか見えた鹿島槍ヶ岳(中央右) 右端;爺ヶ岳
一曲がり登る間に下山者は2〜3曲がりで下っていく。
足元を見て荒い息で黙々と登るだけ。


針ノ木峠〜針ノ木岳


やっと針ノ木峠辿り着きました。しかし山頂(矢印)はまだまだ。

やっと鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳が同時に望まれた。

予想以上に雲が多いな〜。何とか槍ヶ岳が。  


針ノ木峠から一登りすると県境尾根が連なります。 どれが山頂?中央左が針ノ木岳でした。


手前の峰には巻き道があります。 

マヤクボノコル越しに剱岳が望まれました。 手前;針ノ木岳。

ミヤマホツツジ

イワギキョウ

タカネシオガマ

ウメバチソウ

ミヤマリンドウ

オノエリンドウ

イブキジャコウソウ

オヤマノエンドウ

タカネニガナ

ミネウスユキソウ

アオノツガザクラ

チングルマ

空気の薄さを感じながら最後の登りです。 
針ノ木小屋泊まりの登山者はリュックを小屋に置いて登っています。

ヤッター! 針ノ木岳頂上に立つ。


立山・剱岳にはガスがかかっています。
大パノラマの展望だが、名峰には雲がかかる。針ノ木岳は名峰でないから雲がかからないのでしょうか。

蓮華岳をバックに。

食事をしながら雲の切れ間を待つ。
山頂は数人だけで静かです。 最近はインスタントラーメンに焼き豚たっぷり。高所のためか、麺が伸びません。

北西  ガスの切れ間は立山の雄山かな? 眼下は黒部ダム。

北西  剱岳も何とか。

北  中央;鹿島槍ヶ岳  右;爺ヶ岳

南  燕岳 大天井岳 高瀬ダム湖 穂高岳 槍ヶ岳

高瀬ダム湖  穂高岳  槍ヶ岳

南西〜西 裏銀座の山々  

 爺ヶ岳  東;蓮華岳  登って来た篭川

タカネマツムシソウ

イワオウギ

トウヤクリンドウ

下山


苦手なガレ石の道です。 蓮華岳(余裕があれば登るつもりだったが、全く余裕なしです)

針ノ木岳(右)にはガスがかかりませんでした。感謝・感謝。


針ノ木峠の針ノ木小屋 凄い斜面だったんだ。。

最終の日帰り登山者かな?。 途中で追い越されて本当に最終の登山者になりました。
登りでは意識しなかった細かいスプーンカットだが、下山では歩幅が合わず。

キンコウカと山頂
登山口に戻ってきました。

扇沢駅のバスターミナル。

無事下山です。早朝と変わらない混みようです。
大町市の無料駐車場に駐車出来たし、大町温泉の『薬師の湯』に入浴、夕食を済ませてから家路につく。 0時35分帰宅。 


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