平成25年6月8日(土) 奥美濃・蕎麦粒山(そむぎやま) 1297m

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 とがった蕎麦の実から名づけられた蕎麦粒山は美濃や奥越の山からも一際目立つ名峰。登りたい山であるが、荒れた大谷林道は西俣出合までしか入れず、1時間の林道歩きと藪漕ぎとで戦意喪失して諦めていた。
そんな中、SIVAさんみれさんが6月5日に西俣出合からの新コースを登られた。記録を拝見すると私達でも登れそうだ。

 4時前に枚方を出発、今日は高速料金半額だが、収入のない我が家なので始末して一区間(250円)だけ利用して湖西道路(国道161号線)から303号線を走り坂内へ。『遊ランド坂内スキー場』の看板を見て大谷川沿いに北へ、スキー場を過ぎると林道にゲートがあるが、ゲートを開けて更に1.5kmほど走るとゲートのある西俣出合に着き、左に駐車スペースがある。現在はここまで進入できる。 6時30分着 枚方から140km

南(貝月山)からの蕎麦粒山 H22・4.17撮影

北(部子山)からの蕎麦粒山(左)と伊吹山(中央)  H25・3.12撮影
 
6:43西俣出合駐車場〓8:31稜線北へ(1000m付近)〓9:06 P1075〓10:20〜11:40蕎麦粒山〓14:27駐車場

国道303号線、坂内からの蕎麦粒山

先着は渓流釣りの車。
ゲートから左へ下り、川原の広場へ。
広場からは渡渉地点が見える。

滑る飛び石。 赤い紐が付けられているが藪の箇所がある。

右は西俣。藪を抜けると道があった。
地図では西俣沿いに林道の記載があるが、見当たらず。

暫くは西俣からの沢音を聞きながらの緩やかな登り。 コアジサイ

ギンリョウソウ

尾根に乗るまでジグザグの急坂。尾根に乗っても・・。

急坂の連続で汗が噴き出す。

ミヤマナルコユリ

アマドコロ

ツクバネソウ

ユキザサ

右に望めた山頂。

アオダモ

標高850m辺りからブナ林になる。空気はひんやりするが急坂は続く。

900mの辺りから道が緩やかになり、汗を拭く回数が少なくなる。

西尾根からの道になる。時間確認のための画像。1000m付近

前方に望めた山頂。時々登山道をササが隠す。
P1075まで緩やかな登山道が続く。

P1075地点 約55m下る。

コル。風が通り気持ちが良い。
少し立ち止まり涼をとるが、細君は一気に登り返す。
当然ながら下山時はP1075への登りがキツイ。
 総じて西尾根の北斜面に登山道があり、木の根、ササ、枝が邪魔をして快適に登ることはできない。
山頂が近づいてくるとヤセ尾根にシャクナゲが自生しさらに登り辛い。
時々尾根上の登りになり、前方に蕎麦粒山が望まれるが、なかなか近づいてくれない。尾根から外れるときは下りがある。小さな下りだが、疲労が重なるとイライラする下りだった。。


何度か尾根上に立つ登りがある。

「あ〜ぁ。山頂はまだか」  


やっと蕎麦粒山頂上に辿り着きました。

狭い山頂には私達だけ。

北西〜北方向 未踏の山ばっかりで山座同定が難しい。 

北〜北東方向  冠山  大きい山容は能郷白山 〜屏風山 白山は望めず。

北東から東方面  左端;能郷白山  中央手前;五蛇池山

東〜南東方面 小津三山

西方面  横山岳


アカモノ

サラサドウダン

ナナカマド
山頂で「ヤッホ〜」と大声を発すれば響き渡り回りの山々から
こだまが戻ってくる。

西俣出合と坂内の集落

ズームアップ

コルまで戻ってきました。

西俣出合への急坂のブナ林。

ジグザグに下るようになると西俣出合は近い。

ウツギ

西俣出合が見えました。

誰もいない。この後、川に入り身体を冷やす。
 西尾根コース(新コース)ができ、健脚者は周回コースで奥美濃を楽しめることだろう。
私達には西尾根コースのお陰で、登ることはないだろうと思っていた蕎麦粒山にトライできた。
紅葉シーズンか晩秋に白山が雪化粧する頃に再び登って見たい。

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