平成24年11月25日(日) (はて)(なし)山脈最高峰 冷水山(ひやみずやま) 1262m

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 三連休の最終の日曜日だけが晴天に恵まれ、行楽地は紅葉狩りで賑わいそうだ。休日登山はできることなら避けたいのだが、翌日から天候が悪くなるらしいので登ることに。

 前週に二座登り、関西の百名山も残り二座になったので、一気に片付けることにして計画を練る。
冷水山に龍神本宮林道を利用して最低鞍部から2時間弱で往復する。その後、車で移動して五大尊岳に登り(土砂崩れによる通行止めのため、移動に時間がかかり、登れず)、帰りの渋滞を少しでも避けるために龍神温泉で汗を流してから、遅くに帰宅する予定である。


 深夜一時過ぎに枚方を出発する。奈良市から南下して、京和道路の一部開通している無料の大和御所道路・五條道路・橋本道路から国道370号線を走り高野山へ。
高野山からは龍神スカイラインを走り、龍神村・西交差点で国道371号線から県道735号線へ。加財から龍神本宮林道に入ったが、直ぐに山崩れで通行止め。仕方なくガイド本に記載のある小森から登ることにする。
 県道735号線を東へ。東平で山蝉の里キャンプ場への脇道を入り、通り過ぎると小森の集落がある。
集落の外れで道は行き止まりだが、その手前に果無越(冷水山)登山口があった。集落には駐車できそうなスペースが少ないので、キャンプ場を利用するのが良いかも。 枚方から190km(阪和道利用より距離は短い。時間は同じかな) 6:00着

地図(中心は登山口)   山行地図


6:37果無越登山口〓7:14主稜線出合〓7:42和田ノ森〓8:34安堵山〓8:37最低鞍部(林道交差)〓9:16黒尾山〓9:35〜10:12冷水山〓10:55鞍部(林道交差)〓林道歩く〓11:38林道別れ〓11:42和田ノ森〓12:22果無越登山口

 果無越登山口の絵地図では冷水山までは8kmほど。墓地を右に見て、左の貯水槽を過ぎると、植林内の急坂の尾根道を登る。
気温は4℃だが汗が噴出し、夏と変らない薄着になる。やがてブナが混じる雑木林になり主稜線に出合い左折。再び植林の稜線に変わり、2ツのコブを越して和田ノ森に着く。
和田ノ森から下ると左に林道が通る。帰りに林道を歩くのなら林道に出て、場所を記憶しておくと良いと思われる。
場所によっては林道と合して歩く場所があり、「林道を歩く方が早いだろうな。楽だろうな」と、囁く自分がいるが、誘惑に負けずに尾根道を歩く。

 植林にブナ・リョウブ・ヒメシャラが交じるようになり、数度「安堵山かな?」と思わせるピークを越して三角点のある安堵山を通り過ぎる。


 林道が交差する鞍部から階段を上がると展望台。南方面が開け、大塔山地の法師山・半作嶺が望まれる。
快適なブナ林の尾根に取り付く。「サクサク」と落ち葉の絨毯を踏む足音を心地よく感じながら、騙されピークを越して黒尾山に辿り着く。

 少し下山すると初めて樹間から冷水山が見える、手前に騙されピークがあったがブナに癒されながら登り冷水山頂上に辿り着く。
東西の一部はブナ林が邪魔をするが、山頂からの展望は素晴らしい。南には大塔山地が望まれ、北には護摩壇山・伯母子岳が望まれ、北西から西には大峰山脈も望まれる。山頂での展望を独占する。


突然現れた林道の山崩れ現場。

小森の集落から登ることに。駐車させてもらう。

果無越登山口

和田ノ森までキツイ登りだった。

主稜線に。緩やかになったが直ぐにキツクなる。

和田ノ森。

アセビの群生地、登山道を隠す。

林道の方が歩きやすいが。

植林伐採地。尾根にだけ残されたブナ林。

護摩壇山・伯母子岳など奥高野の山  中央;登った山なし。  苑蝠;弥山・八経ヶ岳・釈迦ヶ岳方面

大峰の釈迦ヶ岳・大日岳か。

安堵山

林道交差の鞍部

林道登山口。計画ではここからだったのだが。

黒尾山だと思ったら違った。レンズ汚れ?カメラが安物?

黒尾山

黒尾山から少し下ると初めて冷水山が望まれた。

騙し山頂にはなれました。

最後の登りです

【冷水山頂上】


一等三角点の冷水山。北方向の山座同定難しいです。


左は奥高野の山  右は大峰山脈

奥高野方面で電波塔を捜す。

電波塔があった! 和歌山県最高峰の龍神岳だ。

大塔山地  中央;大塔山  右に法師山

南東方向 熊野灘になるのか太平洋か。子ノ泊山 烏帽子山 熊野那智大社 方面。

大塔山地  中央;法師山  百間山 三ツ森山 半作嶺(右端)

太平洋と田辺湾  白浜温泉街

 下山後は五大尊岳に登る予定なので、山頂での滞在を短くして下山する。
冷水山から林道交差の鞍部までの尾根道は雰囲気が良かったので、南側の林道に下らずに登山道を歩くが、食後の黒尾山への登りはキツク感じる。そして鞍部からは林道を歩き、果無越登山口に戻る。


ここからは林道を歩き戻ります。

 植林伐採地の林道より

大峰山脈  八経ヶ岳 釈迦ヶ岳

大峰山脈 仏生岳 孔雀岳  釈迦ヶ岳 大日山

大峰山脈  地蔵岳 笠捨山か。

尾根道のブナ。

林道別れ。 ここから登山道へ入り和田ノ森へ。

登山口に戻ってきました。

 下山後、直ぐに五台尊岳へ車を走らせる。
和歌山県道735号線を西へ。しかし奈良県境に来ると『山崩れの為、通行止め』になっていた。ここに来るまで標示はなかったが、文句を言う相手もいない。県(圏)外なので仕方ないのだろうか。
今から帰宅しても大渋滞に巻き込まれてイライラ運転をするだけだ。
迂回道を探す。北にある国道425号線は事前にネットで調べて通行不可。遠回りだが南に迂回して国道311号線から168号線を走ることにする。時間的には間に合わないだろうが、展望のない山なので、明るい間に山頂に着けば夜間登山が可能かを判断することにする。
それと十津川で湧水を汲むことと、日帰り温泉に入浴することが今回の目的にもなっていた。

 登山口探しに手間取って16時前に着く。ガイド本によると山頂まで2時間半。山頂に着く前に暗くなってしまうので断念する。
湧水も予定を変更して玉置山山麓で汲み、リニューアルオープンした十津川の湯泉地温泉『滝の湯』へ。
洗い場は6席しかないが(空いていたが)、かけ流しが良い。また長風呂が苦手な私だが、全裸で冷たい外気の中を10mほど下り、滝を見ながら露天風呂に入ると、逆上せるぐらい入浴しないと寒くて出られない。お陰でいつまでも身体が暖かかった。(受付の女性が「JAFカードありますか?」。提示すると300円にラッキー)

 18時に十津川を出発する。国道168号線はトンネルが増え、走り易くなっている。五条付近の渋滞もなく、途中で食事を済ませて22時まえに帰宅する。 総走行距離 464km

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